機能性ディスペプシアでお悩みの方へ -札幌で鍼灸をお探しなら東洋医学専門の東洋中村はり灸院へ!

検査で異常が見当たらない、胃の不快感に向き合う。

機能性ディスペプシアの重苦しさを、
お身体の巡りを整えることで和らげる

病院の検査で構造上の問題がない場合、東洋医学では胃の「動き」や「巡り」が停滞している状態に着目します。
日々の緊張により働きが鈍くなった胃周囲の環境を、鍼灸によって整えていくことで、お身体の負担が軽くなることがございます。
お食事のあとの重苦しさや不安が少しずつ和らぎ、日々の生活をより穏やかに過ごせるようになることを目指します。

お話しする内容:機能性ディスペプシアへの東洋医学的アプローチ

検査では捉えにくい「お身体の動きの乱れ」に対し、東洋医学がどのように滞りを整え、消化を助ける環境づくりを目指すのかを、順を追ってご説明いたします。

機能性ディスペプシアの症状:
検査では捉えにくい胃の機能不全を理解する

機能性ディスペプシアは、内視鏡検査などで胃の粘膜に炎症や潰瘍が見当たらないにも関わらず、みぞおちの痛みやもたれといった不快感が続く状態を指します。
これは胃という組織そのものの損傷ではなく、胃を動かしたり感覚を伝えたりする「働き」のバランスが乱れていることを示唆しています。

代表的な症状の捉え方

  • 食後のもたれ: 食べ物を小腸へ送り出す働きが滞っている状態です。東洋医学では消化を司る機能の低下として捉え、巡りの悪さに着目します。
  • 早期飽満感: 食事の際、胃が柔軟に広がることができず、少量で満腹を覚える状態です。胃の緊張を和らげることで、不快感が軽減される場合がございます。
  • みぞおちの痛み・灼熱感: お身体の熱や気のバランスが偏ることで、痛みや熱さとして感じることがあります。これらは心身の緊張状態とも深い関わりがあると考えられています。

お身体の特徴と視点

  • 機能的疾患としての性質: 目に見える異常がないため、自律神経や体質といった、目に見えない部分の調整が大切になることがございます。
  • 環境や心理の影響: 日々の疲労や精神的な負荷がお身体の巡りを滞らせ、胃の働きに影響を与えている場合がございます。
  • 東洋医学の役割: これら一つひとつの症状を、お身体全体の巡りの乱れという一連の流れの中で捉え直し、根本的な環境を整えることを目指します。

機能性ディスペプシアの原因:
お身体の巡りと消化機能のバランス

機能性ディスペプシアによる不快感は、胃の「動き」の偏りと、それをコントロールする自律神経の緊張が重なることで生じていると考えられます。これらはお身体が全体のバランスを整えようとしているサインでもあります。

内臓の働きの側面

胃そのものの構造に異常がなくても、東洋医学では消化を司る「脾胃(ひい)」の機能が低下している状態に着目します。

  • 受け入れ態勢の緊張:
    食事の際に胃が緩んで広がることができない状態です。これはお身体の緊張が胃に伝わり、柔軟性が損なわれていることを示唆しており、少量で満腹感を覚える一因となります。
  • 送り出す力の低下:
    内容物を小腸へ送り出す働きが十分でない状態です。消化・吸収を支えるエネルギーが不足気味のときに起こりやすく、長引くもたれ感に繋がることがあります。
  • 感覚の過敏:
    通常なら感じないような胃の刺激を敏感に受け止めてしまう状態です。東洋医学では、お身体の中に熱がこもっていたり、巡りが滞ったりすることで感覚が鋭くなっていると考えます。

自律神経と環境の側面

胃の働きを調整する自律神経は、東洋医学でいう「肝(かん)」という機能の働きと深く関わっています。

  • 心身の負荷と巡り:
    日々の疲労や精神的な負荷が重なると、全身の巡りを調整する力が低下し、その影響が胃の緊張として現れやすくなります。
  • 自律神経の揺らぎ:
    季節の変化や生活習慣の乱れによって調整機能が揺らぐと、お身体の防衛反応が過剰になり、胃の不調や知覚の鋭さを強めることがございます。
  • 全身の連動性:
    呼吸が浅くなったり、冷えが強まったりすることも、間接的に胃の働きを妨げる要因となります。一つひとつの小さな乱れが重なり、現在の症状に繋がっていると考えられます。

機能性ディスペプシアにおける
西洋医学と東洋医学の視点のちがい

西洋医学で「構造的な異常がない」と確認されることは、大きな安心に繋がります。その上でなお続く不快感に対し、東洋医学はお身体の「機能」と「巡り」という観点から、異なるアプローチを試みます。

西洋医学的アプローチ

  • 症状を抑えるための調整:
    主に薬物療法を用いて、過剰な胃酸を抑えたり、胃の動きを促したりすることで、現在の不快感を和らげることを目指します。
  • 機能への直接的な働きかけ:
    「一時的に動きが鈍くなった装置を、外側から薬という信号で動かす」ような、特定の部位に対する明快な処置が得意です。

東洋医学的アプローチ

  • お身体全体の環境を整える:
    胃そのものだけではなく、自律神経や巡りを司る「肝(かん)」や、エネルギーを蓄える「脾(ひ)」など、全身のバランスを確認します。
  • 自ら整う力を支える:
    鍼灸などで巡りの滞りを解くことにより、お身体が本来持っている調整機能を支えます。それにより、胃の働きに変化が出ることがございます。
  • 体質に合わせた土台作り:
    冷えや疲労、心の緊張など、胃の不調を招いている背景を丁寧に整えていくことで、お身体の負担が少しずつ軽くなるよう導きます。

機能性ディスペプシアの鍼灸施術:
胃の働きを整える代表的なツボ

お身体の巡りを整えるために用いるツボは、一人ひとりの状態に合わせて慎重に選択されます。これらの部位を適切に刺激することで、滞っていた「気」の流れを促し、お身体の負担が軽くなることがございます。

中脘 (ちゅうかん)

みぞおちとお臍の中間に位置し、胃の働きと深く関わる場所です。胃の動きが滞り、もたれや張りを感じる際に、その緊張を和らげる一助となります。

天枢 (てんすう)

お臍のすぐ横にあり、お腹全体の巡りを助ける場所です。腹部の膨満感や、スムーズに送り出せない停滞感を軽くするために用いられます。

足三里 (あしさんり)

膝の下にある、消化機能を底上げすることで知られる場所です。エネルギーの不足を補い、お身体が本来持っている消化の力を支える際に選ばれます。

裏内庭 (うらないてい)

足の裏に位置し、急な不快感やむかつき、お身体の中にこもった熱を整える際に用いられます。過敏になっている感覚を落ち着ける効果が期待されます。

太衝 (たいしょう)

足の甲にあり、緊張や精神的な負荷による巡りの滞りを解く場所です。ストレスが胃の緊張として現れている場合に、その結びつきを緩める役割を果たします。

東洋医学による機能性ディスペプシアへのアプローチ:
体質に合わせた調整と養生

胃の不調に向き合うためには、今起きている症状だけでなく、その背景にある体質の偏りを確認することが大切です。お身体が本来持っているリズムを取り戻せるよう、多角的な視点から整えてまいります。

お身体の状態を読み解く

同じ「もたれ」や「痛み」であっても、その原因はお一人ずつ異なります。東洋医学特有の確認方法(四診)を用いて、お身体の声を丁寧に拾い上げます。

  • 全身の情報を伺う:
    舌の状態や脈の打つ力、お腹の張り具合などを通じて、胃の機能を妨げている要因を探ります。睡眠や冷え、気分の変化なども大切な情報となります。
  • 根本にある偏りの把握:
    胃そのものだけではなく、エネルギーを蓄える機能や、巡りを調整する機能の連動性を確認し、お身体全体のバランスを把握します。
  • 個別の施術設計:
    確認した情報に基づき、その時々のお身体の状態に合わせたツボの組み合わせを選定し、負担の少ない方法で調整を試みます。

機能の調整と日々の養生

鍼灸による調整とともに、日常生活での過ごし方を見直していくことで、お身体の負担がより軽くなる環境を整えていきます。

  • 穏やかな調整:
    自律神経が過敏になりやすい状態に配慮し、やさしい刺激を心がけています。深いリラックスを促すことで、胃の緊張が和らぐことがございます。
  • 消化を支える巡りの回復:
    胃の内容物をスムーズに送り出す力を支え、お腹周りの滞りを解いていくことで、消化のリズムが整いやすい状態へと導きます。
  • 生活習慣の助言:
    胃を冷やさない食事の摂り方や、気持ちを緩める過ごし方など、ご自宅で取り組める工夫を提案いたします。これにより、安定した状態を保ちやすくなることがございます。

機能性ディスペプシア専門施術の料金と
胃腸の機能を回復させる通院ペース

当院の機能性ディスペプシア(FD)に対する経絡治療は、胃の「運動機能」を回復させ、知覚過敏を鎮めることに焦点を当てています。
自由診療(保険外)となりますが、食事を美味しく食べられる体を取り戻すという長期的な視点での費用対効果を重視しています。

初回カウンセリング+施術
5,500円
(税込)

詳細な問診と四診法に基づき、胃もたれや痛みの背景にある「気滞」「脾虚」「胃熱」などを特定し、治療計画を立案します。

2回目以降(通常施術)
5,000円
(税込)

肝・脾・胃の経絡を中心に調整し、気の逆流を鎮め、胃腸の動きを正常化させます。

効果を最大化する通院ペースの目安
(胃腸機能回復の戦略)

  • 導入期(胃の不快感が強い時期):
    週に1~2回の集中治療が必要です。胃の緊張(気滞)を緩め、痛みやもたれを早期に軽減することに焦点を当てます。
  • 安定化期(食欲が戻ってきた時期):
    週に1回のペースで、脾(消化力)の機能を根本から立て直し、消化のリズムが整った体質を構築します。
  • 維持期(症状が安定した時期):
    症状が安定したら、2〜3週間に1回、あるいは月に1回のペースで、再発予防と全身のメンテナンスを行います。

FDの治療はエンジンの調整に似ています。初期に集中して不具合(気の滞り)を修理し、その後は定期的なメンテナンスでスムーズな回転(消化)を維持することで、快適な食生活が続きます。
まずは集中的に通院し、胃の苦しさからの解放を目指しましょう。

院長プロフィール

院長 中村麻人
院長・鍼灸師

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。