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皮膚の赤みが引いたあとも続く、お身体のサインについて

帯状疱疹後の長引くお痛みと、
東洋医学による巡りの調整について

衣服が触れるだけで生じるような鋭いお痛みは、お身体の中に滞った熱(炎症の余熱)や巡りの乱れが、繊細な部位に負担をかけている状態と捉えることができます。
薬による処置と併せて、お身体全体の巡りを促し、組織が本来持っている穏やかさを取り戻すためのお手伝いをいたします。
「巡りを整えること」で、今抱えていらっしゃるご負担が、少しずつ和らいでいく場合があります。

お痛みの特徴と背景:
炎症のあとに残る巡りの停滞

帯状疱疹の皮膚症状が癒えた後も続くお痛みは、東洋医学では炎症による「熱」が引いたあとに、その場所に「巡りの滞り」が取り残されている状態と捉えます。本来、スムーズに流れるべき「気・血」が遮断されているために、不快なお痛みが続いてしまう場合があります。

よくあるお身体のサイン

  • 神経の通り道に沿ったお痛み: 背中から脇、胸元にかけてのラインなど、特定の経絡(通り道)に沿ってお痛みが出ることがあります。
  • わずかな刺激への過敏反応: 衣服が触れる、あるいは風が当たるといった日常の些細な刺激が苦痛に感じられることがあります。これは、お身体を守る表面の巡りが不安定になっているサインかもしれません。
  • 多様なお痛みの感覚: ピリピリとした鋭い感覚や、重だるく鈍い感覚など、異なる性質のお痛みが混在することがあります。

西洋医学的な経過と東洋医学の視点

  • 対症療法との併用: 病院ではお痛みの信号を穏やかにするお薬などが処方されます。東洋医学はこれらを否定するものではなく、併用しながらお身体の土台を整えることを目指します。
  • 検査で捉えきれない変化: 画像や血液の検査で異常が見られなくても、お痛みが続くことがあります。これは数値に現れにくい「巡りの悪さ」や「機能的な停滞」が関係している場合が少なくありません。
  • 滞りを和らげる試み: お薬でお痛みを和らげつつ、東洋医学的なアプローチによって滞った巡りを解きほぐすことで、お身体の負担が軽くなる場合があります。

例えるなら、激しい嵐が去ったあとの川に、折れた枝や泥が詰まってしまい、水の流れが滞っているような状態です。

東洋医学の視点:
停滞を解き、お身体の回復力を養う

長引くお痛みへの調整は、お身体の通り道を塞いでいる「停滞(瘀血や湿熱)」を解きほぐすと同時に、組織を労わるための「内側の力」を補っていくことが基本となります。

土台からお身体を見つめる

お痛みへの過敏さが続いているのは、全身の余力が消耗している一つの現れかもしれません。

  • 心身の消耗を確認する: 脈や舌の状態、お腹の力加減などを確認し、ウイルスとの戦いや日々の辛さで、お身体のどこに負担がかかっているかを把握します。
  • 内側の力を補う: お身体が本来持っている「巡らせる力」を底上げすることで、外からの刺激に対する過敏さが和らぎ、お痛みの負担が軽くなる場合があります。

通り道を整える(経絡の調整)

「通じざれば則ち痛む」という考えに基づき、お痛みが出ている部位の巡りを再開させることを目指します。

  • 滞りを散らす: 通り道を塞いでいる古い停滞を、鍼灸の刺激によって優しく解きほぐし、お身体が本来持っているスムーズな流れを促します。
  • お痛みのラインに合わせる: お痛みが出ている場所(脇、胸、背中など)は、東洋医学でいう特定の通り道と重なります。それぞれの場所に適したツボを選び、局所と全身の両面から調整を行います。

例えるなら、冬の寒さで凍てついた地面を、春の陽だまりのような温かさで少しずつ緩め、生命の息吹(巡り)が再び通い始めるのを待つような過程です。

鍼灸施術の進め方:
巡りを妨げる要因を和らげ、回復を支える

お痛みの出ている場所だけでなく、その背景にある「巡りの滞り」を解きほぐし、お身体が本来持っている回復力を静かに引き出す二段階のアプローチで進めてまいります。

施術の流れと視点

  • お身体の「今」を確認する: 脈や舌の状態を拝見し、体力がどの程度消耗しているか、お痛みのラインがどの通り道(経絡)に重なっているかを細かく確認します。
  • 全身のバランスを整える: お痛みが続くと、自律神経や気血の巡りが乱れやすくなります。全体の調和を整えることで、お痛みの感じ方に変化が出ることがあります。
  • 穏やかな温熱刺激: 皮膚が非常に敏感になっている場合は、直接的な刺激を控えます。心地よい温かさのお灸などを用い、強張った部分を優しく緩めていきます。

お身体に合わせた調整の例

お痛みの場所や、日々の疲労・冷えの状態に合わせて、用いるツボを選択します。

主な目的 ツボの例 期待される変化
背中の強張りを和らげる 天宗(てんそう)など 肩甲骨まわりの緊張を解き、お身体の強張りを和らげます。
胸や脇のお痛みに 期門(きもん)など 呼吸に合わせた胸郭の動きをスムーズにし、負担を和らげます。
過敏な感覚を鎮める 内関(ないかん)など 心の落ち着きを促し、お身体の過敏さを穏やかに整えます。
お身体の土台を養う 足三里(あしさんり)など 消化を助け、お身体の巡りを維持するための力を養います。

例えるなら、岩に塞がれて細くなってしまった水の流れを、岩を少しずつ動かして元のゆったりとした流れに戻していくような、丁寧な調整を重ねていきます。

西洋医学と東洋医学の協力:
多角的な視点でお痛みに向き合う

帯状疱疹のあとに続くお痛みは、急性期の迅速な処置と、その後に残る心身の強張りを和らげる調整という、異なる段階でのケアが求められます。西洋医学と東洋医学は、それぞれの強みを持ち寄り、協力し合うことで、より穏やかな回復を目指せる場合があります。

  • 西洋医学の役割: お身体に起きている強い炎症を鎮め、神経への直接的なダメージを最小限に抑えることに長けています。急性期においてお薬などで「お痛みの閾値を管理する」ことは、回復を支える大切な基盤となります。
  • 東洋医学の役割: お痛みが慢性化し、神経が過敏になっているお身体に対して、巡りの滞りを解きほぐし、土台から整えることを得意とします。お痛みの背景にある「巡りの停滞」を和らげることで、お身体の負担が軽くなる場合があります。
  • 調和を目指す二本柱: どちらの医学が優れているというわけではなく、状況に合わせて補完し合う関係にあります。病院での処置を継続しながら鍼灸を併用することで、お身体全体の調和が整い、生活の質に変化が出ることがあります。

例えるなら、激しい火を消し止める消防の役割と、火災のあとに残った瓦礫を片付け、再び安心して住めるように家を修繕する役割のような、異なる協力の形とお考えください。

併発しやすい不調:
お身体全体の調和を見つめる

帯状疱疹のあとにお痛みが長引いている時期は、ウイルスとの戦いによる消耗や、絶え間ないお痛みによる緊張から、お身体のあちこちに別のサインが現れやすくなることがあります。東洋医学では、これらをお身体全体の巡りの乱れとして捉え、調整の指針とします。

  • 首や背中の強張り: お痛みのある部位を守ろうとして、周囲の筋肉が緊張し、血の巡りが滞りやすくなります。この強張りを和らげることで、お痛みの感覚に変化が出ることがあります。
  • お休みが浅くなる: お痛みが続くと、お身体を休ませるための神経(自律神経)の切り替えが難しくなり、眠りが浅くなる場合があります。お身体の熱を穏やかに鎮めることで、休息の質が整う場合があります。
  • お身体を守る力の変化: お痛みのために体力を消耗すると、季節の変わり目や環境の変化に対して過敏になり、鼻炎などの不調を感じやすくなることがあります。
  • 冷えや消化の不調: 巡らせる力が弱まると、お身体が冷えやすくなったり、食欲にムラが出たりすることがあります。お腹の調子を整えることは、お身体の回復を支える大切な一歩となります。
  • 緊張感の継続: 「また痛むのではないか」という不安や緊張が続くと、それがさらにお身体を硬くさせてしまう場合があります。土台から安定を促すことで、こうした反応が穏やかになることが期待できます。

鍼灸施術では、これらのお痛みに付随する不調も一つのお身体のサインとして受け止め、全体の調和を整えることで、多角的にご負担を和らげるお手伝いをいたします。

例えるなら、一本の木が弱っているとき、枝葉だけを見るのではなく、その根が張っている土壌の状態を整えていくことで、木全体が本来の健やかさを取り戻していくような過程です。

料金について

初回:5,500円(税込)

2回目以降:5,000円(税込)

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院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人の写真

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など病院で原因不明、治療法がない慢性疾患を中心にはり治療を行っています。