【札幌】椎間板ヘルニアの鍼灸治療|東洋医学専門 東洋中村はり灸院

東洋医学の視点で椎間板ヘルニアを見直す

椎間板ヘルニアの手術前に知っておきたい真実。
鍼灸で根本改善を目指す理由

「腰が痛くて歩けない」「足がしびれて力が入らない」「整形外科で椎間板ヘルニアと診断され、手術を勧められた」。 こうした状態になると、早く何とかしなければという不安が強くなります。

しかし、椎間板ヘルニアと診断されたからといって、 すべての方に手術が必要というわけではありません。 東洋医学では、画像に写った変化だけを問題にするのではなく、 なぜ痛みやしびれが出ているのかを全身から見ていきます。

痛みの背景には、血流の悪さ、冷え、疲労、腎の弱り、生活環境、ストレスなどが重なっていることがあります。 そうした根本原因を整えていくことで、 手術に進まずに改善を目指せる可能性があります。

画像だけでは決まらない:ヘルニアが写っても痛くない人、写らなくても痛い人がいる
東洋医学の視点:痛みは循環不全と体質の乱れの結果と考える
改善の柱:鍼灸で巡りを整え、自然治癒力を引き出す

1. 椎間板ヘルニアとは?そのメカニズムと症状

椎間板ヘルニアとは、背骨の間にあるクッションの役割をする椎間板の中身が飛び出し、 周囲の神経に影響を与える状態です。 これによって、腰だけでなく、お尻や足にまで症状が広がることがあります。

主な症状

腰痛、臀部痛、太ももからふくらはぎにかけてのしびれ、 足の脱力感、立っているとつらい、歩くと悪化するなどがよく見られます。

重い症状に注意

足に力が入らない、排尿障害がある、感覚が極端に鈍いといった場合は、 医療機関での慎重な判断が必要になることがあります。

高齢者の病気と思われがちですが、 実際には20代〜40代の比較的若い世代にも多く見られます。

2. 整形外科の検査では見えない「痛みの正体」

椎間板ヘルニアでは、レントゲンやMRIで評価されることが一般的です。 もちろん画像検査は重要ですが、画像と痛みが完全に一致するわけではありません。

画像にヘルニアがあっても痛くない人がいる:飛び出しがあっても症状がまったくないケースがあります。
痛みが強いのに画像でははっきりしない人がいる:逆に、画像所見が弱くても強い痛みやしびれが出る方もいます。
静止画像の限界:MRIやレントゲンは動いている体の状態、血流、緊張、日常の負荷までは映しきれません。
画像だけで判断しすぎないことが大切:見えている形だけでなく、体全体の状態を考える必要があります。

東洋医学では、この「画像と症状のズレ」が起こる理由を、 構造だけでなく循環や体質まで含めて考えることで説明していきます。

3. 手術のリスクと再発の可能性

強いしびれや痛みが続くと、手術という言葉が現実味を帯びてきます。 ただし、安易に手術を選ぶ前に知っておきたい点があります。

手術前に考えたいこと

  • 飛び出した椎間板を処理しても、痛みの根本原因が残れば再発しうること
  • 体にメスを入れることで、組織への負担や自然治癒力の低下が起こりうること
  • 一度手術をすると、その後の鍼灸施術の反応が鈍くなる傾向があること

もちろん、緊急に手術が必要なケースはあります。 ただし全員がそうではなく、手術以外の選択肢で改善を目指せる方も少なくありません。

4. 東洋医学が考える原因。「不通即痛」

東洋医学では、椎間板ヘルニアの痛みやしびれを、 構造の問題だけではなく、 体内の循環不全としても捉えます。

不通即痛(ふつうそくつう)
「通じざればすなわち痛む」。 気や血の流れが滞った場所に、痛みやしびれが出るという東洋医学の基本原則です。

つまり、神経の周囲で流れが滞っていることが、 痛みやしびれを強くしている可能性があります。 そのため東洋医学では、 飛び出した形そのものだけでなく、 巡りをどう回復させるかを重視します。

5. 東洋医学が見る「根本原因」

東洋医学では、椎間板ヘルニアの背景にある体質や生活条件も重視します。 痛みが強い方ほど、腰だけでは説明しきれない要素が重なっていることがあります。

腎の衰え:生命力の源とされる「腎」が弱ると、腰や下肢の回復力が落ちやすくなります。
環境要因:湿気の多い場所、冷えやすい生活、長時間同じ姿勢などが悪化要因になります。
精神的要因:ストレス、不安、緊張の持続は、筋肉のこわばりや血流低下につながります。

東洋医学では、こうした背景を含めて全身をみることで、 痛みが起こりにくい身体へ整えていきます。

6. なぜ鍼灸が椎間板ヘルニアに効果的なのか

鍼灸は、痛みを無理に押さえ込む治療ではなく、 体が本来持っている回復力を引き出す保存療法です。 椎間板ヘルニアでは、特に以下の点で大きな意味があります。

副作用が少ない

薬のような眠気や胃腸障害などの副作用が少なく、 体への負担を抑えながら継続しやすい方法です。

自然治癒力を高める

鍼やお灸でツボを刺激することで、 血流、自律神経、筋肉の緊張を整え、 自分で回復していく力を高めます。

循環を改善する

痛みの周囲で滞っている流れを整えることで、 しびれや痛みが落ち着きやすい環境をつくります。

体質改善までつながる

その場しのぎではなく、 再発しにくい体づくりまで視野に入れて施術を行います。

7. 結論。手術を検討する前に「鍼灸」という選択肢を

椎間板ヘルニアと診断されても、 すぐに諦める必要はありません。 本当に手術が必要なケースは限られており、 多くの方は体の循環や体質を整えることで改善を目指せる可能性があります。

まずは東洋医学の四診法で、 ご自身の体が今どうなっているのかを丁寧にみることが大切です。 画像だけでは分からない体の状態を把握することで、 手術以外の道が見えてくることがあります。

画像だけで決めない:痛みの正体は形だけでは説明できない
不通即痛で考える:循環不全を整えることで改善を目指す
手術前の選択肢:鍼灸は身体を守りながら根本改善を目指せる保存療法
※排尿障害、進行する麻痺、強い脱力などがある場合は、医療機関での緊急評価を優先してください。

施術料金と通院の考え方:
お身体の安定を目指すための計画

当院の施術は自由診療(保険外)となります。痛みのある場所だけでなく、全身のバランスや巡りを整えることで、お身体が本来持つ修復機能を支え、長期的な負担の軽減を目指します。

初回カウンセリングと施術
5,500円
(税込)

今のお困りごとやこれまでの経緯を詳しく伺い、お身体全体の巡りを確認します。その上で、どのように整えていくかの方針をご説明し、最初の施術を行います。

2回目以降の施術
5,000円
(税込)

前回の施術後のお身体の変化を確認しながら、その日の状態に合わせて調整を重ねます。継続的な刺激により、安定した状態を保てるよう働きかけます。

通院頻度についての考え方

  • お身体を整え始める時期:
    痛みやしびれが気になるときは、まずは週に1〜2回程度を目安に、集中的にお身体の巡りを促すことが望ましい場合がございます。
  • 落ち着きが見え始めた時期:
    生活の中での負担が軽くなってきたら、10日から2週間に1回と、徐々に間隔を空けながら様子を見守ります。
  • 健やかさを維持する時期:
    良い状態が定着した後は、再発を防ぎ、体力を維持するためのメンテナンスとして、月に1回程度の通院をお勧めすることがございます。

お身体を整える過程は、ゆっくりと時間をかけて土地を耕し、豊かな実りを待つことに似ています。焦らずに、ご自身のお身体の変化を丁寧に積み重ねていきましょう。

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院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人の写真

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。