慢性上咽頭炎の鍼灸治療
東洋中村はり灸院 札幌院
喉の痛み、つかえ感、鼻炎、生理痛など、多岐にわたる不調にお悩みではありませんか?
東洋中村はり灸院 札幌院では、東洋医学の観点から
慢性上咽頭炎と関連症状の根本改善を目指します。
慢性上咽頭炎とは
**慢性上咽頭炎(まんせいじょういんとうえん)**とは、喉の奥にある**上咽頭部(じょういんとうぶ)**に、慢性的に痛み、つかえ感、その他さまざまな不具合が生じている状態を指します。上咽頭は、鼻の奥と喉の境目にあたる部分で、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ免疫機能において重要な役割を担っています。この部位が慢性的に炎症を起こすことで、様々な不快な症状が引き起こされます。
1. 西洋医学における慢性上咽頭炎の捉え方と治療
西洋医学、特に病院のカテゴリーにおいて「慢性」とは、「永続的に続く状態」を意味します。つまり、治療してもなかなか改善しない、「**治らない**」ことが慢性の定義とされています。
慢性上咽頭炎の症状を訴えて耳鼻咽喉科を受診した場合、耳鼻咽喉科では基本的に上咽頭部しか診ません。そのため、もし患者さんが慢性上咽頭炎以外の症状を抱えていても、それらは**放置されてしまう**という大前提があります。
各科での対応
例えば、以下のようなケースでは、それぞれ別の科を受診するように促されます。
- 慢性上咽頭炎に加えて潰瘍性大腸炎がある場合 → **消化器内科**へ
- 生理痛がある場合 → **婦人科**へ
- 眠りが浅い場合 → **心療内科**へ
耳鼻咽喉科で行われる主な治療法
耳鼻咽喉科で行われる主な治療法は以下の通りです。
- 抗生物質の投与
- 消炎剤の投与
- 喉に消炎剤を塗布する**Bスポット治療**
これらの治療は、痛みやつらさを一時的に抑える**「対症療法」であるとされています。資料では、薬は石油から作られており、「毒」である**とも指摘しています。仮にBスポット治療などで上咽頭炎の痛みが和らいだとしても、その他の症状はそのまま放置されることになります。また、その他の症状は、病院に行っても「治らないことが多い」とされています。
2. 東洋医学における慢性上咽頭炎の捉え方と治療
これに対し、東洋医学は**「体全体がすべて繋がっている」**という根本的な考え方をします。体は目玉だけが宙に浮いているような状態ではない、と例えられています。この全体論的なアプローチこそが、東洋医学が慢性病の治療を得意とする理由です。
東洋医学の治療の目標は、一時的に症状を抑えるのではなく、体を強化し、免疫を高めることで**根本から症状を改善する**ことです。慢性上咽頭炎は生まれつきの症状ではないため、症状が出始める前の、健康な体に戻していく治療を目指します。
具体的な治療法としては、**鍼(はり)やお灸(きゅう)を用いた治療で体を強化し、免疫力を高めて治していきます。特に、喉の腫れや痛みに対しては「大腸経(だいちょうけい)」**という経絡を用いた治療が非常に効果的であるとされています。
「炎」と「煙」の考え方
東洋医学では、病気の原因を**「炎(ほのお)」、そして一つ一つの症状をその「炎から出る煙(けむり)」**と捉えます。
- 西洋医学は、この「煙(症状)」を抑える対症療法を行う。例えば、咳には咳止め、生理痛には痛み止め、不眠には睡眠導入剤といった具合です。
- 東洋医学は、根本原因である**「炎(根本原因)」を消す**ことを目指します。
「火のない所に煙は立たない」という言葉があるように、東洋医学は根本原因にアプローチすることで、慢性上咽頭炎だけでなく、それに伴うその他の症状も同時に治療し、改善することが可能であると考えられています。このアプローチは**「森を見て木を治す」**と表現されます。慢性上咽頭炎が「木」だとすると、その他の症状が「森」にあたり、木だけを見るのではなく、森全体をみて治していくことで、他の症状も改善されていきます。これは、自然療法を用いて根本治療を行う東洋医学の大きな特徴であり、優位性であると強調されています。
3. 慢性上咽頭炎に併発しやすい症状
慢性上咽頭炎の患者さんは、上咽頭炎以外の症状も抱えているケースが非常に多いとされており、資料では「慢性上咽頭炎だけの患者さんの方が珍しい」「**慢性上咽頭炎だけの患者様にお会いしたことがありません**」とまで述べられています。これらの症状はすべて関連していると考えられます。
以下は、慢性上咽頭炎に加えてみられることが多い症状の一例です。
- **鼻の症状**:副鼻腔炎、慢性鼻炎、花粉症
- **呼吸器系の症状**:風邪をひきやすい、咳が出やすい
- **喘息気味である**(特に季節の変わり目に体調を崩しやすい、風邪をひくとひどい咳が出る傾向がある)
- 肺(呼吸器系が弱い)
- **手足の症状**:末端冷え性
- 手に汗をかきやすい
- **消化器系の症状**:大腸の不具合(便秘、下痢を繰り返す過敏性腸症候群、便秘気味、潰瘍性大腸炎)
- 痔
- **婦人科系の症状**:PMS(月経前症候群)、生理不順、生理痛、子宮筋腫
- **朝の症状**:腰痛、首の痛み、だるさ、起きられない
- ぎっくり腰を時々する
- **睡眠障害**:眠りが浅い、明け方に目が覚める
- **皮膚症状**:アトピー性皮膚炎、乾燥肌、湿疹、汗をかきやすい、汗が出ない
- **その他**:円形脱毛症、動悸、胸毛
これらの症状すべてが当てはまることは稀ですが、複数の症状を抱えている方が多いとされています。東洋医学では、ある特定の体質だからこそ慢性上咽頭炎の症状が出ていると考え、慢性上咽頭炎以外の症状がある場合は、それらの症状もすべて関連していると捉えます。また、ネギ好きや辛いものが好き・嫌いといった食の好みも、体質と関連する特徴として挙げられています。
4. なぜ東洋医学が推奨されるのか
慢性上咽頭炎でお困りの方には、東洋医学的治療が強く推奨されています。その理由は以下の点に集約されます。
- **根本治療の提供**:東洋医学は対症療法に留まらず、体全体の繋がりを重視し、根本原因を治療します。
- **包括的な改善**:慢性上咽頭炎だけでなく、それに伴うその他の多様な症状も包括的に改善できるとされています。
- **慢性化の回避**:西洋医学では「治らない」と定義される「慢性病」にしないためにも、東洋医学のアプローチが重要であると強調されています。
- **自然療法**: 資料では、西洋医学の対症療法が「石油で作った毒で症状を抑えるだけ」であるのに対し、東洋医学は「自然療法で根本改善を目指す」点において圧倒的に優れていると結論付けています。
慢性上咽頭炎でお困りの場合は、東洋医学を選択肢の一つとして検討することが推奨されています。
東洋中村はり灸院 札幌院について
「東洋中村はり灸院 札幌院」は、北海道札幌市南区に位置する、東洋医学専門の鍼灸院です。慢性上咽頭炎をはじめ、原因不明の症状や慢性的な不調でお悩みの方々が、心身ともに健康な状態を取り戻せるよう、真摯な治療を提供しています。
- **高い専門性**: 当院は、全国で2%ほどしか存在しないとされる、東洋医学を専門とする「鍼灸専門院」です。脈診をはじめとする伝統的な診断法に基づき、症状の根本原因を追求し、患者様一人ひとりに最適なオーダーメイドの治療計画をご提案します。
- **国家資格者による安心の施術**: 院長が全ての施術を担当いたします。厚生労働大臣が認める国家資格「はり師」「きゅう師」を保有しており、豊富な経験と知識に基づいて、安全で効果的な施術を提供します。当日予約も可能ですので、急な痛みでお困りの際もご相談ください。
- **衛生管理と品質**: 使用する鍼は、感染症のリスクを徹底的に排除するため、**衛生面に配慮した使い捨ての極細鍼**のみを使用しています。ほとんど痛みを感じないよう、熟練した技術で施術を行いますので、鍼灸が初めての方もご安心ください。また、お灸には不純物が混じっていない**国産の最高級品のもぐさ**を使用。熱すぎて火傷する心配がないよう、スタッフが一つひとつ丁寧に手びねりして用いています。
- **アクセス**: 〒005-0004 北海道札幌市南区澄川4条3丁目2−7 Betula澄川にございます。地下鉄南北線 澄川駅より**徒歩3分**と、非常にアクセスしやすい立地です。お仕事帰りやお買い物のついでにもお気軽にお立ち寄りいただけます。
- **定休日**: 水曜日、お盆・年末年始は休診とさせていただいております。その他、急な変更がある場合はウェブサイトでお知らせいたします。
当院では、「痛くない」「熱くない」鍼灸施術で、つらい慢性上咽頭炎の症状改善へと導くことを目指し、皆様の健康な生活をサポートいたします。どうぞ安心してご来院ください。
慢性上咽頭炎の症状でお悩みでしたら、札幌にある東洋医学の専門家「東洋中村はり灸院 札幌院」にぜひ一度ご相談ください。
皆様のお問い合わせを心よりお待ちしております。