胃酸過多症でお悩みの方へ -札幌で鍼灸をお探しなら東洋医学専門の東洋中村はり灸院へ!

お身体の状態に合わせた、穏やかな調整

胃酸過多症と向き合う:
東洋医学による巡りの調整

西洋医学的なお薬を用いても不快感が繰り返される場合、東洋医学ではお身体のバランス、特に「熱の偏り」に着目します。
ストレスや生活習慣によって生じた内側の昂りを穏やかに整えることで、胃の負担が軽くなることがございます。
お腹の巡りを整え、日々の食事が本来の心地よさに近づくよう、お手伝いをさせていただきます。

西洋医学と東洋医学:
それぞれの視点と役割について

胃の不快感に対するアプローチは、西洋医学と東洋医学でその役割が異なります。それぞれの得意とする領域を理解することで、お身体の状態に合わせた選択が可能になります。

西洋医学における
主な関わり方

西洋医学は、過剰な胃酸によって起きている現在の不快感を、速やかに和らげることを得意としています。

  • お薬による調整:
    主に胃酸の分泌を抑えるお薬(PPIやH2ブロッカーなど)を用い、粘膜への刺激を軽減させることで、今ある症状を鎮めていきます。
  • 検査による現状把握:
    胃カメラ等の検査を通じ、粘膜の状態や炎症の有無を客観的に確認することができます。これは現状を知る上で非常に大切な指標となります。
  • 症状への直接的な対応:
    不快感が強い場合、まずはその苦痛を和らげることを優先した対応が行われます。

東洋医学における
お身体の捉え方

東洋医学では、なぜ胃酸が過剰に反応してしまうのか、その背景にある「お身体の巡りの偏り」に着目します。

  • 内側のバランスを整える:
    胃にこもった不要な熱や、ストレスによる気の滞りなど、お身体が本来持っているバランスが崩れている箇所を調整していきます。
  • 全身をひとつのつながりとして見る:
    胃の不調であっても、睡眠の状態や冷えの有無など、全身の反応を統合して評価します。お身体全体の緊張を解くことで、胃の負担が軽くなることがございます。
  • 個々の性質に合わせた調整:
    同じ「胃もたれ」であっても、人によって原因は異なります。一人ひとりのその時の状態に合わせた、細やかな巡りの調整を行います。

お身体の状態を知る:
伝統的な確認方法について

西洋医学において血液検査や画像診断が大切な指標となるように、東洋医学ではお身体の表面に現れる細かな反応から、内側の巡りの状態を推測していきます。

お身体のサインを読み取る四つの視点

東洋医学では、五感を用いてお身体の状態を多角的に把握しようと努めます。これにより、どこに負担がかかっているのかを確認していきます。

  • 目で見る確認:
    顔色や姿勢のほか、特に「舌」の状態を拝見します。舌の色や苔の様子は、胃腸の状態や、お身体の中に余分な熱がこもっていないかを知る一つの目安となります。
  • 音や香りの確認:
    お声の力強さや呼吸の様子などを伺います。これらは、お身体全体のエネルギーの過不足や、巡りの滞りを把握する助けとなります。
  • お話を伺う確認:
    現在の不快感だけでなく、お食事の傾向、睡眠の質、お通じの状態などを伺います。日々の過ごし方の中に、胃に負担をかけている要因が隠れていることがございます。
  • お身体に触れる確認:
    手首の脈や、お腹の弾力、足元のツボの状態などを拝見します。これにより、内側の緊張具合や冷えの程度、巡りの滞っている箇所を検討いたします。

これらの情報を統合することで、胃の不快感が全身のどのような巡りと関連しているのかを考え、その時の状態に合わせた調整の内容を判断いたします。

巡りを整える:
内側の昂りを鎮め、負担を和らげる鍼灸

東洋医学における鍼灸は、胃そのものへのアプローチに加え、お身体全体の巡りを調整することで、胃酸の過剰な反応や不快な感覚が穏やかになるようお手伝いをいたします。

当院の鍼灸:
巡りの偏りを穏やかに整える

お身体には「経絡」と呼ばれる巡りの道筋があると考えられています。この道筋の滞りを整えることで、内側のバランスを調整していきます。

  • 細い鍼と温かなお灸の利用:
    非常に細い鍼や、じんわりとした温かさを伝えるお灸を用います。心地よい刺激を与えることで、お身体の緊張を緩め、自律神経の働きを整えていきます。
  • 各器官の働きの調和:
    • 胃腸の働き:消化に関わる力の過不足を調整し、食べ物がスムーズに運ばれるよう働きかけます。
    • 巡りの調整:ストレス等による内側の昂りを和らげ、胃に負担をかけている熱の発生を抑えるよう促します。
    • 呼吸の質:横隔膜周辺の強張りを緩めることで、呼吸を深くし、物理的な圧迫感の軽減を図ります。
  • 刺激量の細やかな調整:
    その日のお身体の状態に合わせ、負担にならない程度の穏やかな刺激量を選択いたします。

調整の際に用いられる
代表的な箇所(ツボ)

事前の確認に基づき、その時のお身体に最も適した箇所を選びます。以下は、胃腸の調整によく用いられる場所の一部です。

  • お腹や足元の箇所:
    これらはお身体の巡りの要所とされており、胃の動きを整えたり、内側の冷えや強張りを和らげたりするために用いられることが多くあります。
  • 手首や腕の箇所:
    自律神経の緊張を緩める助けとなる箇所です。上腹部の圧迫感や、胸のあたりの不快感を和らげるために併用することがございます。
  • 温熱による補助:
    特にお腹の冷えが目立つ場合には、温灸によって深部を温めます。これにより、巡りが滞っていた箇所の負担が軽くなることがございます。

日々の養生:
胃腸を労わり、健やかさを保つための過ごし方

施術でお身体の巡りを整えることと同様に、日々の生活習慣を見つめ直すことは、胃の不快感が現れにくい状態を維持するために大切です。

食生活における配慮

胃腸の負担を最小限に抑えるためには、何を食べるかだけでなく、どのように食べるかも重要となります。

  • 温度の調節:
    極端に冷たいものや熱いものは、胃の粘膜への刺激となります。できるだけ体温に近い、穏やかな温度のものを摂るよう心がけてみてください。
  • よく噛む習慣:
    咀嚼を丁寧に行うことで、消化を助ける唾液と食べ物が混ざり合い、胃が本来行うべき負担を分担することができます。
  • 味付けと内容:
    刺激の強い香辛料、油分の多い食事、過度な甘いものは、胃の働きを滞らせることがあります。薄味で消化の良いものを中心に据えることで、胃の負担が軽くなることがございます。

生活リズムと心の整え方

自律神経の働きは胃腸の動きと深く関わっています。お身体全体の緊張を緩める工夫を提案いたします。

  • 睡眠の質の確保:
    お身体を休める時間は、胃腸の修復が行われる大切な時間でもあります。就寝前の数時間は食事を控え、胃を空に近い状態に保つことで、眠りの質に変化が出ることがございます。
  • リラックスする時間:
    深呼吸を意識したり、軽いストレッチを行ったりすることで、横隔膜周辺の強張りが和らぎ、胃への圧迫感が軽減されることがございます。
  • お腹の保護:
    お身体の冷えは、巡りを停滞させる要因となります。特にお腹や腰回りを冷やさないよう、服装や入浴などで温めることをお勧めいたします。

西洋医学との併用について:
それぞれの特性を活かした取り組み

胃の不快感が続く場合、病院での適切な処置と並行して、東洋医学によるお身体の巡りの調整を取り入れることは、安定した状態を保つための一つの選択肢となります。

  • 専門医の判断を尊重する:
    現在服用されているお薬の調整や、定期的な精密検査は、主治医の専門的な判断に基づいて行われるべきものです。東洋医学による調整は、西洋医学の治療を補い、お身体の回復力を支える役割を担います。
  • 特性の異なる二つの視点:
    • 病院の役割:お薬などを用いて、今起きている粘膜の炎症や過剰な胃酸を、速やかに抑えることを目指します。
    • 当院の役割:お身体全体のバランスを整えることで、不調が繰り返されにくい「土台」を整えていくことを目指します。

    これらを組み合わせることで、お身体の負担がより穏やかに軽減されることが期待できます。

  • 変化に対応できるお身体へ:
    鍼灸による調整は、睡眠の質や自律神経の働き、消化機能の巡りを整えるお手伝いをいたします。お身体の内側から緊張が解けることで、季節の変わり目やストレスなどの影響を受けにくい状態へと、少しずつ変化が出ることがございます。

院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人の写真

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり・腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など病院で原因不明、治療法がない方を中心にはり治療を行っています。