椎間板ヘルニアでお悩みの方へ -札幌で鍼灸をお探しなら東洋医学専門の東洋中村はり灸院へ!

手術を検討される前に、お身体の現状を見つめ直す選択肢があります。

椎間板ヘルニアの痛みへの東洋医学的アプローチ:
炎症の鎮静と巡りの調整

画像検査でヘルニアが見つかったとしても、それが必ずしも現在の痛みのすべてを決定づけているわけではないことがございます。痛みの一因として、神経周囲で起きている「局所的な炎症」が考えられます。
東洋医学では、背骨周りの気血の滞りを丁寧に取り除き、お身体が本来持っている鎮静を助ける環境を整えます。
例えるなら、激しく燃え上がる火を、周囲の水を巡らせることで少しずつ静めていくようなイメージです。
無理に抑え込むのではなく、お身体自身の力で痛みの負担が軽くなるよう、段階を追ってお手伝いさせていただきます。

腰椎椎間板ヘルニアの状態と現れやすい症状:
神経周辺で起きていること

ヘルニアとは、組織の一部が本来あるべき場所から「飛び出した」状態を指します。腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板に亀裂が入り、その中心にある組織(髄核)が外へ漏れ出てしまう現象です。

例えるなら、重みを受けた「饅頭」の外皮が破れ、中身の「あん」が飛び出して、すぐ側を通る神経を圧迫しているような状態です。

現れることのある主な症状

  • 下半身への痛みとしびれ:
    腰や臀部だけでなく、太ももの裏から足先にかけて、電気が走るような痛みやしびれ(坐骨神経痛など)が放散するように感じられることがあります。
  • 感覚や筋力の変化:
    圧迫の度合いによっては、足の感覚が鈍くなったり、つま先立ちや踵立ちがしにくいといった筋力の低下が見られる場合もございます。
  • 動作による影響:
    椅子に座り続けることや、前かがみの姿勢をとること、あるいは重い荷物を持ち上げる動作などで、神経への負担が増し、症状が強まる傾向があります。

これらの症状は、飛び出した組織そのものによる圧迫だけでなく、その周囲で起きている炎症や血流の滞りが関わっていることも少なくありません。

西洋医学の治療の視点:
画像所見と現状の丁寧な照らし合わせ

一般的な治療法
(現状を和らげる取り組み)

西洋医学では、突出した組織による炎症を抑え、痛みの緩和を優先する治療が行われます。これらは、お身体が本来持つ回復力を発揮しやすくするための大切な補助となります。

  • 保存的な選択:
    消炎鎮痛薬や湿布による炎症の抑制、リハビリテーション、装具による局所の安静保持などが行われます。
  • 専門的な処置:
    強い痛みに対しては、神経の興奮を抑えるブロック注射などが検討されます。
  • 経過の観察:
    MRI等の画像により、神経への物理的な影響を確認しながら、状態の変化を慎重に見守ります。

画像と自覚症状の差異
(現状を深く知るために)

  • 所見と感覚のずれ:
    画像上では強い突出があっても日常生活への影響が少ない方もいれば、逆に軽微な突出でも激しい痛みを感じる方もいらっしゃいます。
  • 手術の検討:
    保存的な方法で負担が軽くならない場合には手術が選択肢に挙がりますが、術後もお身体の動かしにくさや違和感が残る場合もあり、慎重な判断が求められます。
  • 回復への道筋:
    お薬や注射は一時的に痛みを遠ざけてくれますが、その間に「なぜ負担がかかりやすいお身体になっていたのか」という背景にも目を向けることが、落ち着いた状態を保つことにつながります。
東洋医学では、画像には映りにくい「筋肉の緊張」や「血流の滞り」による感覚の変化を重視します。西洋医学的な管理を継続しながら、お身体の巡りを整える視点を加えることで、負担がより軽減される場合がございます。

東洋医学(鍼灸)の役割:
神経の回復を助け、お身体を整える

身体の見立て
(滞りと蓄えの視点)

東洋医学では、突出した組織による直接的な影響だけでなく、お身体の「巡り」と「蓄え」のバランスが崩れている状態に着目します。

  • 巡りの滞り:
    気や血(エネルギーや栄養)の通り道が滞ることで、痛みを感じやすくなることがございます。 例えるなら、川の流れがせき止められ、その場所に不純物が溜まって熱を持っているような状態です。
  • 土台の弱り:
    過労や生活習慣の積み重ねにより、腰を支える根本的な力(腎気)が低下している場合、お身体が本来持っている修復機能が十分に発揮されないことがございます。

鍼灸が目指すことと意義

  • 巡りの調整:
    鍼灸施術により全身の巡りを整え、神経の周囲に新鮮な血流を促します。これにより、炎症の鎮静を助け、重だるい痛みやしびれの負担が軽くなることがございます。
  • 回復力の維持:
    自律神経の働きを整え、お身体が本来備えている「自ら落ち着こうとする力」を支えます。副作用が少ないため、長期的な体質の見直しとしても適しています。
【手術を検討されている方へ】 もし将来的に手術が必要となった場合でも、事前にお身体の巡りを整えておくことは、術後のスムーズな経過を支える準備となります。体力の底上げをしておくことで、リハビリテーションへの移行が円滑になる場合もございます。

施術の考え方と目安:
痛みの悪循環を和らげるための取り組み

鍼灸施術のねらい
(環境を整える視点)

鍼灸では、過敏になった神経を落ち着かせると同時に、お身体が本来持つ修復機能を妨げている要因へ働きかけます。

  • 緊張の緩和:
    腰やお尻の深い部分にある筋肉の緊張を解くことで、神経への物理的な刺激が和らぐ場合がございます。
  • 巡りの改善:
    局所および全身の血流を促し、神経の周囲に新鮮な酸素や栄養が届きやすい環境を整えます。
  • 感覚の安定:
    自律神経のバランスを整えることで、過剰に感じてしまう痛みやしびれの不快感を落ち着かせていきます。

荒れた土壌(お身体)を耕し、神経という「根」が健やかに伸びるための環境を作り直すような過程を辿ります。

変化を感じていただくための目安

神経の影響を伴う場合、組織が安定するまでには一定の時間が必要となります。

  • 初期の段階:
    お身体の状態にもよりますが、まずは5〜6回ほどの施術を重ねる中で、痛みが出る頻度やしびれの強さに少しずつ変化が現れる方が多い傾向にあります。
  • その方に合わせた調整:
    お一人おひとりのお身体の反応をみながら、ツボの選び方や刺激の強さを慎重に調整いたします。画一的な回数ではなく、変化の兆しに合わせて無理のないペースをご提案いたします。
急激な変化を求めるよりも、お身体の「巡り」が定着するのを待つ姿勢が大切です。強い痛みが落ち着いた後も、再発しにくい体質を維持していくことが、長期的な負担の軽減につながります。

日常生活での養生:
腰椎への負担を和らげ、健やかさを保つための工夫

しびれや痛みの負担を軽くしていくためには、腰椎への物理的な刺激を減らすことと、お身体の内側からの回復を助ける環境づくりが大切になります。

負担を抑えるための日々の心がけ

  • 姿勢のゆるやかな調整:
    極端に背中を丸めたり、逆に腰を強く反らせたりする姿勢は、椎間板への圧力を高めることがございます。骨盤を立て、お身体の軸を意識することで、腰まわりの緊張が和らぐ場合があります。
  • 静止姿勢を避ける:
    デスクワークなど同じ姿勢を続けると血流が滞りやすくなります。 長時間止まった水が濁るように、お身体の巡りも動きがないと滞り、違和感を生むことがございます。こまめに姿勢を変えることが大切です。
  • 動作の工夫:
    重いものを持つときや顔を洗うときなどは、膝を軽く曲げてお身体全体で動くように意識します。腰一点に力が集中しないように分散させることが、不意の痛みを防ぐことにつながります。
  • 温熱と休息:
    入浴などで腰や足元を温めることは、筋肉の緊張を緩め、巡りを助けます。また、十分な睡眠は、日中の活動で受けた負荷をお身体が自ら整えるための大切な時間となります。
【痛みが強いとき】 痛みが激しい時期は、無理にストレッチなどを行わず、お身体が求めている楽な姿勢で休むことを優先してください。小さな安静の積み重ねが、神経の落ち着きを後押しする場合もございます。

施術料金と通院の考え方:
お身体の安定を目指すための計画

当院の施術は自由診療(保険外)となります。痛みのある場所だけでなく、全身のバランスや巡りを整えることで、お身体が本来持つ修復機能を支え、長期的な負担の軽減を目指します。

初回カウンセリングと施術
5,500円
(税込)

今のお困りごとやこれまでの経緯を詳しく伺い、お身体全体の巡りを確認します。その上で、どのように整えていくかの方針をご説明し、最初の施術を行います。

2回目以降の施術
5,000円
(税込)

前回の施術後のお身体の変化を確認しながら、その日の状態に合わせて調整を重ねます。継続的な刺激により、安定した状態を保てるよう働きかけます。

通院頻度についての考え方

  • お身体を整え始める時期:
    痛みやしびれが気になるときは、まずは週に1〜2回程度を目安に、集中的にお身体の巡りを促すことが望ましい場合がございます。
  • 落ち着きが見え始めた時期:
    生活の中での負担が軽くなってきたら、10日から2週間に1回と、徐々に間隔を空けながら様子を見守ります。
  • 健やかさを維持する時期:
    良い状態が定着した後は、再発を防ぎ、体力を維持するためのメンテナンスとして、月に1回程度の通院をお勧めすることがございます。

お身体を整える過程は、ゆっくりと時間をかけて土地を耕し、豊かな実りを待つことに似ています。焦らずに、ご自身のお身体の変化を丁寧に積み重ねていきましょう。

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院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人の写真

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。