関節リウマチの痛み・こわばりを
「免疫の調律」で鎮める
免疫が自分を攻撃してしまうのは、体内のバランスが乱れ「過剰な熱」がこもっているからです。
薬で抑え込むだけでなく、鍼灸で熱を抜き、血流を巡らせて関節を守る。
変形の恐怖におびえない、しなやかな指先と日常を取り戻しましょう。

目次
「痛み止めに頼らない生活」へ。東洋医学の視点から、慢性的な炎症と痛みの連鎖を断ち切り、体質からリウマチを改善する方法を解説します。

関節リウマチの概要と症状:
「風寒湿の邪気」と「正気の不足」
関節リウマチは、全身の関節に炎症が起こり、痛みと腫れが慢性的に続く自己免疫疾患です。
東洋医学では、これは体表の「正気(体力・抵抗力)」が弱った隙に、「風(ふう)」「寒(かん)」「湿(しつ)」といった外部の邪気が関節(経絡の通過点)に侵入し、気血の巡りを閉ざしているために起こると捉えます。
まるで、ダムの管理人が不在の間に、冷たい風と湿気で水門(関節)が凍り付き、水(気血)が流れなくなった状態です。
リウマチとは
(全身性の「痹証」)
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手足の小関節に炎症:
特に手首、指、足首などの経絡の巡りが細い場所に、腫れ・痛みが左右対称に出現します。 -
進行による変形:
進行すると関節破壊・変形に至り、日常生活が制限されます。 -
発症傾向:
日本人の約0.6%、30〜50代女性に多いのは、血(けつ)の不足や肝(かん)の消耗といった体質が関わるためです。
主な症状
(不通即痛と湿の停滞)
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朝のこわばり(30分以上):
起床時の強いこわばりは、夜間に冷えや湿気が関節に停滞し、気血の巡りが極端に悪くなっているサインです。 -
関節の痛み・腫れ、熱感・むくみ:
痛みは不通即痛(巡りの滞り)を示し、腫れやむくみは「湿(病的な水分)」が関節内に溜まっている状態です。 -
全身症状:
関節痛だけでなく、だるさ(気虚)を伴うなど、全身のエネルギーが消耗している状態です。
重症化で見られる症状
(五臓の消耗)
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貧血、眼症状、リンパ腫:
血(けつ)の不足や肝(かん)の消耗が進行すると、全身の栄養状態や免疫機能にも影響が及びます。 -
呼吸器症状:
咳・息切れなどは、皮膚・関節と連動する肺(はい)の機能低下を示唆しています。

西洋医学(病院)の治療と課題:
「炎症抑制」と「体質改善」の乖離
西洋医学の治療は、関節の炎症を抑え、病気の進行を食い止めることに優れます。
しかし、薬による症状コントロールが中心となるため、リウマチを生み出した体質の根本原因(冷え、湿、気血の滞り)までは改善しにくいという課題が残ります。
原因・現状
(薬で抑えることの限界)
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原因不明:
多くの場合、免疫の誤作動が原因とされますが、なぜ誤作動が起こるのかという根本的な原因は特定されません。 -
症状コントロール:
治療の主目的は、関節の腫れと破壊を防ぐことであり、根治(体質改善)ではなく症状の活動性を抑えることが中心となります。 -
活動性の分類:
病気の活動性に応じて寛解(症状安定)から高活動性まで分類し、投薬量を調整します。
治療と潜在的リスク
(正気の消耗)
リウマチ治療に使用される強力な薬は、東洋医学でいう「正気(体力・免疫)」を消耗させるリスクが伴います。
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薬物療法:
免疫抑制剤、抗リウマチ薬、消炎鎮痛剤、ステロイドなど、免疫の暴走を強力に抑え込む薬が用いられます。 -
副作用の懸念:
免疫抑制による感染症リスク、骨粗鬆症、肝機能への負担(東洋医学の肝の消耗)など、長期服用には慎重な配慮が必要です。 -
時間差:
薬によっては効果発現に時間を要するものもあり、その間に痛みと体力の消耗が続くことも課題です。

東洋医学の捉え方と
鍼灸治療のメリット
リウマチ(関節の痛み)は、東洋医学では「痹証(ひしょう)」と呼ばれ、体質と外部環境の両方が関わる全身の病と捉えます。
体質に着目した原因観
(「病気の土壌」を変える)
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病気の土台:
元来の体質(肝・腎・脾の虚弱)に、生活習慣・食事・加齢などが重なって正気(体力)が不足した隙に発症します。 -
治療方針:
弱い部分(臓腑)を補い、関節の詰まり(不通)を引き起こす風・寒・湿といった邪気を追い出します。これにより、巡り(気・血・水)と免疫の調律を図ります。
薬が炎症を抑える(火を消す)のに対し、鍼灸は体質を整え(水門を修理し、凍り付かない体温を保つ)、関節の破壊を防ぐ土台づくりを担います。
歴史と公的評価
(信頼できる伝統医学)
- 東洋医学は約4000年、日本でも約1400年にわたる知識の蓄積があり、その有効性は現代社会でも広く認められています。
- 鍼灸の有効性はWHO(世界保健機関)も評価しています。
- 国内でもリウマチは、鍼灸の保険適用の対象となる疾患の一つです(医師の同意等の条件下)。
3つのメリット
(再発と副作用の懸念を減らす)
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副作用が少ない:
薬のような免疫抑制や胃腸への負担がなく、身体への負担が小さい保存療法です。 -
再発リスクを下げる:
関節の炎症だけでなく、冷えや湿という体質の原因に働きかけるため、痛みがぶり返すリスクを長期的に下げます。 -
他の不調も同時に改善:
気・血・水の巡りが整うことで、不眠・頭痛・めまい・肩こり・胃腸の不調など、併発しやすい全身の不調も同時に改善に向かいます。

当院の施術(経絡治療・特徴):
関節の破壊を防ぐ体質づくり
当院の鍼灸治療は、リウマチの症状を抑えるだけでなく、関節の炎症を生み出す「風・寒・湿」といった体質の偏りを根本から変えることに特化しています。
経絡治療で内側から
(「痹証」の根本を整える)
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全身のツボをつなぐ経絡を調整:
関節の詰まり(不通)を解消し、関節に停滞した湿気(湿邪)や冷え(寒邪)を追い出します。 -
血流と臓腑の働きを底上げ:
特に肝・腎・脾の働きを強化し、関節の炎症を鎮める力と血流を底上げします。 -
再発しにくいからだづくり:
関節症状の根本の土台を整えることで、不調が再発しにくいからだづくりを目標とします。
痛みの少ない施術と専門性
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細い鍼と温和なお灸:
髪の毛より細い使い捨ての鍼(ステンレス、銀)、そして熱くないお灸を採用。過敏な関節に負担をかけず、心地よく治療を受けていただけます。 -
専門性:
リウマチなどの体質疾患に焦点を当てた鍼灸専門の施術です(慰安行為なし)。 -
病院治療との並行:
西洋医学の薬(炎症抑制)と鍼灸の体質改善を並行することで、相乗効果を生み出します。

料金について

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院長プロフィール
中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり・腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、病院では原因不明とされる慢性疾患や、治療法が確立されていない症状を中心にはり治療を行っています。
