【札幌】喘息の鍼灸治療
東洋中村はり灸院
**札幌**でしつこい咳や呼吸の苦しさに悩まされていませんか?
東洋中村はり灸院では、東洋医学の観点から「肺の弱さ」にアプローチし、
薬に頼らず喘息の根本改善を目指します。
喘息とは:気道の炎症と狭窄
喘息とは、肺に空気を送る**気道が何らかの原因で狭くなったり、炎症を起こすことにより狭くなる症状**を指します。気道が狭くなると、気道の筋肉が収縮し、細胞が過剰に粘液を分泌するため、様々な症状が現れます。
東洋医学では、喘息は**「肺の弱さ」が原因であると考えられており、この状態を「肺虚(はいきょ)」**と呼んでいます。肺の機能が衰えると、体全体がエネルギー不足となり、喘息以外にも様々な症状を引き起こすことがあります。
喘息の主な症状と見分け方
喘息では、以下のような症状が数週間以上続くことがあります。
- 激しく咳込むことが多い。特に夜中や朝方に激しい乾いた咳が出ることがあります。
- 呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューと音が鳴る「喘鳴(ぜんめい)」がする。
- 息苦しく、特に息を吐くときが辛い。
- 唇や手足が紫色になる「チアノーゼ」が見られることがある(体内の酸素不足が原因)。
- 喉のイガイガ感が続く。
- 痰や発熱はほとんど見られない(特に咳喘息の場合)。
- 市販の風邪薬や咳止めが効かないことがある。
- 胸痛や吐き気、嘔吐の症状があることもあります。
- 少し運動するだけで呼吸が苦しくなるため、日常生活に支障をきたすことがあります。会話や良質な睡眠が困難になることも珍しくありません。
喘息と一口に言っても、「咳喘息」「慢性気管支炎」「気管支喘息」は症状や発作の出方が似ているため、一般の方には判断が難しいことも特徴です。
喘息の種類と特徴
喘息は大きく分けて3種類存在します。
成人喘息
- 小児喘息から移行するケースと、大人になって初めて発症するケースがあります。
- 40代以降に発症すると重症化しやすく、治りにくいため、根本治療が必要とされています。
- ハウスダストやダニに反応するアトピー型と、排ガス、タバコ、薬、ストレスなどアレルゲンが見つからない非アトピー型に分けられます。
小児喘息
- 主に2〜6歳くらいで発症し、大半のケースで12歳前後で症状が治まると言われています。
- 主な原因はダニとされ、アトピー性皮膚炎を発症しているケースも多いです。
- 小児喘息が改善せず成人喘息になる人も多いことから、西洋医学では根本的な改善が難しい病気であるとも言われています。
咳喘息
- 1ヶ月以上しつこい空咳が続くことが主な症状です。
- 喘息特有のゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴がみられないため、病院では「風邪」と診断されてしまうこともあります。
- 放置すると約3割が通常の喘息に移行すると言われています。
- 咳喘息を持つ方には、末端冷え症、鼻炎、花粉症、生理不順、うつ病、多汗症、浅い眠りなどの症状が併発することもあります。東洋医学では、これらの症状も一緒に改善することを目指します。
喘息の主な原因
喘息の原因は、体質、環境、心身の状態など様々です。代表的な原因としては以下のものが挙げられます。
- ハウスダスト(チリ、ホコリ、ダニなど)
- 大気汚染(PM2.5、黄砂、花粉など)
- タバコの煙(受動喫煙も含む)
- 飲酒
- ストレス:慢性的なストレスは自律神経に悪影響を及ぼし、ホルモンバランスを崩して血流障害を引き起こすことがあります。これが心臓や血管に負担をかけ、アレルギー症状や呼吸器の病気につながるケースも考えられます。
- 寒暖差(温度の著しい上昇または低下)
- 何かしらのアレルギー反応
これらの要因がきっかけとなり気管支に炎症が起きることで、気道が通常よりも狭くなり、刺激に敏感になるため、咳を誘発しやすくなります。
東洋医学から見た喘息の原因
東洋医学では、喘息は**「肺が弱っているために起こる典型的な症状の一つ」**と考えられています。はじめは外からの刺激で起こり、長く続くことで肺の機能が衰え、さらに肺と相関関係にある「**脾(ひ)**」(消化吸収と水分のコントロールを司る臓器)が影響を受けることもあります。
西洋医学と東洋医学のアプローチの違い
西洋医学の治療と課題
- 西洋医学は、体をパーツごとに区切って診断・治療を行います(例:鼻の症状は耳鼻咽喉科、生理不順は婦人科)。
- 治療の中心は薬物療法であり、ステロイドや気管支拡張剤、抗アレルギー薬などが処方されます。これらの薬は、発作を止めることや事前に抑制することを目的とした**対症療法であり、喘息の症状を根本的に改善する薬はありません**。
- 薬は主に石油の副産物から生成される合成化学物質であり、人間の体に負担がかかることがあります。
- 長期使用による副作用のリスクも指摘されており、ステロイドでは高血圧、骨粗しょう症、肥満などが、他の薬では動悸、手の震え、頭痛、胃腸障害などが起こりやすいとされています。
- 重度の発作や緊急を要する場合には、西洋医学の薬は命を救うために必要不可欠であるとされています。しかし、薬を飲まなくても喘息の症状が出ない体にするためには、このような治療では難しいとされています。
東洋医学の治療と根本改善
- 東洋医学は、体を**「ひとつなぎ」と捉え、全身を診ながら施術を行います**(「森を見て木を治す」)。
- 体全体の不調を整えることを目標とし、咳や息苦しさ以外の症状にも着目します。
- 体全体の機能を高め、気の巡りを良くすることで、根本的な治癒を目指します。喘息の根本的な改善には「体質改善」が重要な鍵とされており、東洋医学では、肺そのものの機能を高めることで、薬に頼らず根本改善を目指すことが可能です。
- 東洋医学では、人の体は**「気・血・水」の3つで構成されていると考えられており、これらが通る通り道を「経絡(けいらく)」と呼びます。経絡と体表面の接点である経穴(ツボ)に鍼やお灸でアプローチする「経絡治療」**を行います。体内の臓器とつながっている経絡とツボを刺激することで、機能を改善し、症状を緩和していきます。
- **札幌の東洋中村はり灸院**では、国家資格を持つ鍼灸師が熟練された技術と精度で、真の東洋医学施術である経絡治療を行います。痛みのない最も細く短い使い捨ての鍼を使用するため、初めての方や高齢者、お子様でも安心して受けられます。
- 初めての施術では、**「四診法(望診、聞診、問診、切診)」**という東洋医学独特のカウンセリングで、あらゆる角度から病態を把握し、喘息の引き金となっている大元の原因を見つけ出します。
- 東洋医学の五行色体表に当てはめると、呼吸器疾患は肺と密接な関係があり、肺の働きが落ちると、風邪を引きやすくなる、乾燥肌、末端冷え性、朝や秋に症状が出やすい、鬱っぽくなる、便秘、腹痛、アトピー、湿疹、手足に汗をかく、腰痛や首の痛み、頻尿などの症状が現れることがあります。これらの症状も併せて改善を目指します。
根本改善を目指す東洋医学
喘息は一見すると風邪と間違えられやすい症状ですが、適切な治療や施術が必要です。東洋医学の鍼灸施術は、「森を見て木を治す」という考え方に基づき、薬による一時的な対症療法とは異なり、**体の根底から機能を向上させていく「根本改善」**を目指します。
薬に頼らず、体質を改善し肺の機能を高めることが重要とされており、プロのフィギュアスケーターである羽生結弦選手も喘息持ちでありながら、自分で鍼を打って激しい練習に臨んでいることが紹介されています。
喘息の症状でお悩みの方や、薬に頼らず根本的に改善したいとお考えの方は、**札幌の東洋中村はり灸院**へ相談されることが勧められています。東洋中村はり灸院は、93.5%という高い改善率を誇るとされています。
**(※)鍼灸治療による効果には個人差があり、全てのケースで同様の改善が期待できるものではありません。**