高血圧|東洋中村はり灸院

【札幌】高血圧の鍼灸治療|東洋中村はり灸院 札幌院

高血圧の鍼灸治療
東洋中村はり灸院 札幌院

薬に頼らず高血圧の根本改善を目指しませんか?
東洋中村はり灸院 札幌院では、東洋医学の観点から
体質改善をサポートします。


高血圧の概要と現状

**高血圧**は、血管に常に強い圧力がかかっている状態を指します。日本では非常にありふれた症状であり、「**国民病**」とも呼ばれています。現在、日本では**3000万人もの方が高血圧の薬を飲んでおり**、これは日本人の約4人に1人に相当します。全国では4000万人以上が高血圧に悩んでいると言われています。

高血圧の診断基準

高血圧の診断基準は、実は曖昧さがあります。

  • **日本高血圧学会の基準**: 病院で測定した場合は140/90mmHg以上、家庭で測定した場合は135/85mmHg以上とされています。
  • **過去の基準や別の見解**: 30年前は上が180mmHg以上とされていました。人間ドック学会は147/94mmHg以上が適切ではないかと主張しています。
  • **危険性**: ただし、人間ドック学会でも血圧が130mmHgを超えると心筋梗塞や脳卒中などの高血圧性疾患のリスクが一気に高まると指摘しており、上が135mmHg以上の場合は危険と考えられています。

高血圧の種類

高血圧には主に以下の2種類があります。

  • **本態性高血圧**: 日本人の約90%がこれに該当します。生活習慣(塩分の摂りすぎ、運動不足、肥満、ストレス、過労など)と遺伝的体質が主な原因とされ、明確な異常がないにもかかわらず血圧が高くなる症状です。
  • **二次性高血圧**: 心臓、腎臓、ホルモン、血管の異常など、血圧を上げる原因がはっきりしている高血圧です。高血圧の方の10〜15%がこれに当てはまると言われています。

高血圧の原因

高血圧の直接的な原因としては、主に以下の要素が挙げられます。

  • 塩分の取り過ぎ
  • 加齢
  • ストレス
  • 運動不足
  • 過労
  • 肥満
  • 遺伝

遺伝については、両親ともに高血圧の場合、子供が高血圧になる可能性は2分の1、どちらかが高血圧の場合は3分の1、どちらも正常な場合は20分の1とされています。

高血圧の症状と危険性

高血圧の多くは**自覚症状がないこと**が特徴です。このため「**サイレントキラー**」とも呼ばれており、気づかないうちに徐々に進行して血管にダメージを与え、重大な合併症を引き起こす可能性があります。

症状が進行すると、頭痛、めまい、肩こり、動悸、息切れ、手足のむくみなどが現れることがあります。これらの症状が見られた場合は、すでに症状がかなり進行している可能性が高いとされています。

高血圧が引き起こす命に関わる病気には、以下のようなものがあります。

  • 動脈硬化
  • 心臓の肥大による心不全
  • 腎臓の機能低下
  • 脳卒中(脳血管疾患)
  • 心臓病

西洋医学による高血圧へのアプローチとその課題

西洋医学では、高血圧の原因を明確に特定できない場合が多いため、生活習慣の改善を指示し、それでも症状が改善しない場合は降圧剤を処方する**対症療法が主**となります。

降圧剤の懸念点

  • **成分**: 医薬品は基本的に石油の副産物からできており、自然界には存在しない合成物の塊であると述べられています。人間は自然界に存在しないものを消化吸収するようには作られていないため、副作用が起こりやすいと指摘されています。
  • **耐性と悪循環**: 薬で血圧が下がるのは最初だけで、ある程度の期間を過ぎると耐性ができ、また少しずつ血圧が上がってしまう人が多いとされています。そのため、「さらに強い薬に変える」「無理矢理血圧を下げる」「また耐性ができ血圧も上がる」といった悪循環に陥ることもあります。
  • **副作用のリスク**: 降圧剤には多くの種類があり、それぞれにリスクが伴います。心疾患、肝臓障害、腎臓障害、さらに認知症の危険性もあることが分かっています。これは、薬で血圧を下げることで血流が悪くなり、脳に十分な栄養が供給されなくなるために起こるとされています。また、長く降圧剤を服用している人には白内障や緑内障など目の病気を患う人が非常に多いことも明らかになっています。目、脳、腎臓は血流不足によって非常にダメージを受けやすい部位です。
  • **作用機序の不明瞭さ**: 日本で最も多く高血圧施術に使用されているカルシウム拮抗薬やβ遮断薬は、本来狭心症や心筋梗塞の予防・施術のために開発されたもので、どういった仕組みで血圧を下げるのか分かっていないと国立循環器病センターの名誉総長である尾前照雄医学博士が述べています。
  • **「木を見て森を見ない」**: 西洋医学は患者の体全体を見ず、血圧のみに注目するため、他の不調(腰痛、冷え、眠りの浅さなど)を高血圧と関連付けて考えることがない、と述べられています。

降圧剤の中断の危険性

薬の効果や副作用について懸念がある一方で、既に降圧剤を飲んでいる場合、自己判断でいきなり止めることは非常に危険です。薬を突然中断することによって、血圧上昇や合併症を引き起こす危険性があるため、必ず医師に相談しながら行うように注意喚起されています。


東洋医学による高血圧へのアプローチ

東洋医学は、高血圧の根本原因を突き止め、**自力で症状を安定させること**を最終目的としています。鍼灸や漢方を用いて原因を改善し、自身の生命力を強化することで、薬を飲まなくても血圧を安定させられる体作りを目指します。

東洋医学が考える高血圧の原因

東洋医学では、高血圧の原因を以下の2つに大別しています。

  • **体の機能低下に対抗する防衛本能**: 年齢とともに体の機能が低下すると、全身に血液を行き渡らせて栄養と酸素を補給し、体を元気にしようとする防衛本能が働きます。この防衛本能が高血圧として現れると考えられています。
  • **血・気・水の滞り**: 全身に血液が十分に届いていないことも原因と考えられます。例えば、手足が冷えて「気」や「水」がその部分で滞ると、それが障害となり血液が指先まで流れなくなります。これを感知した脳が心臓に信号を送り、より多くの血液を送るよう指令を出す結果、心臓のポンプ力が上がり血圧が上昇するのです。また、血液がドロドロになることも、血管内を通るのを難しくし、高血圧の原因となることがあります。

東洋医学と西洋医学の比較

西洋医学も高血圧の原因として塩分の取り過ぎや加齢などを挙げていますが、東洋医学は「なぜそうなるのか」という点まで深く掘り下げて捉えています。そのため、高血圧にならない体質の人や、高齢でも血圧が低い人がいるのはなぜか、という体質まで考慮した施術を行うことで根本改善を目指します。

東洋医学は「**森を見て木を治す**」という考え方で、個人の身体全体を包括的に診て、高血圧以外の不調も踏まえて鍼灸施術にあたります。体の機能を高めることで、そもそも障害物自体を取り除く施術を行う点が西洋医学との大きな違いです。

東洋医学の施術方法

東洋医学は、4000年以上の歴史を持つ医学であり、鍼灸、漢方、食事療法(薬膳)、運動療法などを組み合わせて行われます。

診断(四診法)

伝統的な東洋医学のカウンセリングでは「四診」と呼ばれる方法で、患者の体全体の状態を詳細に把握します。

  • **望診(ぼうしん)**: 目で見てチェック。
  • **聞診(ぶんしん)**: 聴覚・嗅覚を通じてチェック。
  • **問診(もんしん)**: 問いかけと応答によるカウンセリング。
  • **切診(せっしん)**: 脈や腹の様子をチェック。

これらの診断を通じて、冷え、不眠、顔色の悪さ、筋肉の硬さといった一人ひとりの特徴に加え、生活習慣や家族の病歴なども確認し、高血圧の真の原因を特定します。例えば「顔色が悪い」という症状一つにしても、血液成分が薄い、冷えで滞っている、心臓、肝臓、腎臓に原因があるなど、様々なケースがあるため、正確な判断が重要です。

施術

原因が特定された後、鍼灸施術で不調を緩和するツボを刺激したり、体の状態を整えたりするケアを行います。体の機能を高めることで、薬を飲むことなく適切な血圧をキープできる体づくりを目指します。鍼灸は薬のように症状を抑えるのではなく、体の機能や循環を正常に戻すことを目標としているため、体にはほとんど負担がかかりません。

自宅でできるセルフケア

東洋医学の施術と合わせて、高血圧には以下のセルフケアが推奨されています。

  • 塩分を控える
  • 野菜や果物を積極的に摂る
  • 魚を積極的に摂取する
  • お酒・タバコを控える
  • 有酸素運動をする
  • ストレスをためない

東洋中村はり灸院 札幌院について

「東洋中村はり灸院 札幌院」は、東洋医学専門の鍼灸院として、高血圧でお悩みの方に対応しています。

  • **専門性**: 全国で2%ほどしか存在しない東洋医学を専門とする「鍼灸専門院」です。
  • **所在地**: 〒005-0004 北海道札幌市南区澄川4条3丁目2−7 Betula澄川
  • **アクセス**: 地下鉄南北線 澄川駅より徒歩3分(※アクセスは一般的な例を記載。正確な情報に置き換えてください。)
  • **定休日**: 水曜日、お盆・年末年始
  • **施術者**: 院長が施術を担当いたします。国家資格者ですので安心して施術を受けられます。当日予約も可能です。
  • 使用する鍼は衛生面に配慮した**使い捨ての極細鍼**で、ほとんど痛みを感じないように工夫されています。
  • お灸には不純物が混じっていない国産の最高級品のもぐさを使用し、熱すぎて火傷する心配がないよう、スタッフが一つひとつ丁寧に手びねりして用いています。

当院では、「痛くない」「熱くない」鍼灸施術で高血圧の症状を改善へと導くことを目指しています。

高血圧の症状でお悩みでしたら、札幌にある東洋医学の専門家にご相談してみてはいかがでしょうか。