【札幌 三叉神経痛】顔の激痛、ヒリヒリ感を鍼灸で根本改善
**札幌**で「顔が針で刺されるように痛い」「電気が走るような激痛が走る」「食事や歯磨きが苦痛」そんな**三叉神経痛**の症状にお悩みではありませんか? 命に関わる病気ではないものの、その激しい痛みは日常生活の質を著しく低下させ、精神的な負担も大きいものです。
西洋医学では「原因不明」と診断されることも少なくない三叉神経痛ですが、東洋中村はり灸院では、東洋医学の深い知見と「**不通即痛**」の考えに基づき、痛みの根本原因にアプローチします。薬や手術に頼らず、あなたの痛みのない穏やかな日常を取り戻すお手伝いをいたします。
三叉神経痛とは?札幌で悩む方が多いその症状と日常生活への影響
**三叉神経痛(さんさしんけいつう)**とは、顔の感覚(触覚、痛覚、温度覚など)を脳に伝える役割を持つ「**三叉神経**」が、何らかの原因で刺激されたり圧迫されたりすることで生じる激しい痛みのことです。この神経は、その名の通りまるで木の枝のように**3つ(眼神経、上顎神経、下顎神経)に分かれて**おり、頭のてっぺんから目の周り、頬、鼻、上唇、下唇、そしてアゴの先まで、顔の広範囲にわたるセンサーの働きをしています。
三叉神経痛は、肋間神経痛や坐骨神経痛といった他の神経痛の中でも**特に痛みが強いことで知られています**。その痛みは、患者様によって「**まるで顔を針で刺されたよう**」、「**電気が走るよう**」、「ナイフで切り裂かれるよう」と表現されるほど激しく、想像を絶する苦痛を伴います。
この激痛は、日常生活に深刻な影響を及ぼします。
- **食事を十分にとれなくなる:** 咀嚼や飲み込みの動作が誘発点となり、激痛が走るため、食事が恐怖に変わることがあります。栄養状態の悪化や体重減少につながることも。
- **歯磨きや洗顔が困難になる:** 顔に触れる、水をかけるといったわずかな刺激で痛みが誘発されるため、日常の清潔習慣さえも大きな苦痛となります。
- **会話や笑顔が辛くなる:** 口を動かす、表情筋を使うことで痛みが走るため、人との会話や笑顔を作ることが困難になり、対人関係にも影響が出ることがあります。
- **仕事、家事、育児への支障:** 集中力の低下や痛みのストレスにより、普段の生活が送れなくなり、社会生活からの孤立を感じる方も少なくありません。
- **精神的な負担:** いつ痛みが来るか分からないという不安や、激痛への恐怖が精神的なストレスとなり、不眠や抑うつ状態に陥る方もいます。
命に関わる病気ではないものの、その生活の質の低下は計り知れません。顔に痛みや違和感を感じたら、痛みが慢性化する前に、できるだけ早い段階でのアプローチが望ましいとされています。**札幌**にお住まいで、このような症状にお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。
三叉神経痛の症状:顔の痛みの具体的な特徴
三叉神経痛にかかると、以下のような特徴的な症状が現れます。これらの症状を知ることは、ご自身の痛みが三叉神経痛であるかを判断する上で役立ちます。
- **激痛の発作性:** 痛みは突然始まり、**数秒から数十秒間**という短い時間で激しく顔に走ります。痛みの間隔は人それぞれで、短ければ数秒間隔で連続的に起きることもあれば、一度発作が起きると数時間、あるいは一日中痛みが続く場合もあります。
- **「トリガーポイント」の存在:** 顔の特定の場所(唇、歯茎、頬、鼻の脇など)に軽く触れたり、冷たい風に当たったり、食事、歯磨き、洗顔、ひげ剃り、会話、あくびなどの**日常的な動作が引き金(トリガー)となって、痛みが誘発される**ことが大きな特徴です。
- **痛みの質:** 「針で刺されたよう」、「電気が走るよう」、「焼け付くよう」、「ひりひりするよう」などと表現される鋭く耐えがたい痛みが特徴です。
- **顔の片側性:** 顔全体が痛むことはなく、**左右どちらかだけに痛みが現れる**のが三叉神経痛の非常に大きな特徴です。もし顔全体が痛いと感じる場合は、別の病気の可能性も考えられます。
- **痛む箇所の多様性:** 三叉神経は3段階に分かれて伸びているため、痛む箇所もその神経の支配領域によって異なります。
- **眼神経領域:** 目の周り、額、頭のてっぺん、鼻の付け根など
- **上顎神経領域:** 頬骨、上顎(歯茎や歯を含む)、上唇、鼻の側面など
- **下顎神経領域:** 下顎(歯茎や歯を含む)、下唇、あごの先、耳の前の部分など
痛みの出方はその時々で異なり、日によって痛みの強さや頻度が変化することも特徴です。ご自身で三叉神経痛と判断するのは難しい場合があるため、専門機関に行く際には、**痛む場所や痛みの出方、誘発されるきっかけなどを細かく説明すること**が、正確な診断と適切な治療へとつながる鍵となります。**札幌**の当院では、患者様のお話を丁寧に伺い、痛みのパターンを詳しく把握することから始めます。
三叉神経痛の主な原因:西洋医学と東洋医学の異なる見解
三叉神経痛の原因については、西洋医学と東洋医学で異なる見方がされています。それぞれの観点から、痛みがなぜ生じるのかを探ります。
1. 西洋医学的観点からの原因
西洋医学では、三叉神経痛の原因は主に神経への物理的な圧迫が関係していると考えられています。
- **血管による神経圧迫:** 最も多い原因は、脳の血管(特に脳底動脈やその枝)が三叉神経の根元を圧迫することで生じるケースです。血管の拍動が神経に繰り返し伝わり、神経の表面を覆う髄鞘(ずいしょう)が損傷し、異常な電気信号が発生することで痛みが引き起こされると考えられています。
- **腫瘍による圧迫:** 稀に、脳腫瘍や血管腫などの腫瘍が三叉神経を圧迫することで痛みが生じることもあります。この場合、腫瘍の摘出などの外科的な処置が必要になることがあります。
- **多発性硬化症:** 若年層で三叉神経痛が発症する場合、多発性硬化症という神経疾患が原因となっていることもあります。
しかし、三叉神経痛と診断される患者様の**約2~3割は、MRIなどの検査を行っても神経の圧迫や明確な異常が見つからない「原因不明」**と診断されるケースが多いのが現状です。このような場合、病院に行っても一時的に痛みを和らげる対症療法しか行ってもらえないことが多く、根本的な解決に至らないことが少なくありません。神経の物理的な圧迫が見られない原因不明のケースでは、西洋医学的治療があまり効果が見られないこともあります。
2. 東洋医学的観点からの原因:「不通即痛(ふつうそくつう)」
東洋医学では、三叉神経痛の原因を、西洋医学的な物理的圧迫の有無にかかわらず、体内の**「気(き)・血(けつ)・水(すい)」**という3つの要素のバランスが崩れ、流れが滞ることで生じると考えています。この考え方を「**不通即痛(ふつうそくつう)**」と呼びます。
- **「不通即痛」とは:「通らざれば即ち痛みが出る」**という意味です。これは、体のエネルギーや物質の巡りが悪くなることで、痛みや不調が生じるという東洋医学の基本的な概念です。
- **「気」:** 生命活動の根源となるエネルギーであり、体を温め、動かし、各機能を調整する働きをします。気の巡りが滞ると、全身の機能が低下し、神経伝達にも影響を及ぼす可能性があります。
- **「血」:** 全身に栄養を与え、潤す働きをする物質です。血液の循環が悪くなると、顔の神経や筋肉に必要な栄養が行き届かず、痛みを誘発しやすくなります。
- **「水」:** 血液以外の体液(リンパ液、消化液、唾液、涙など)や血の原料を指します。水分代謝が悪くなると、体内に老廃物が蓄積したり、むくみが生じたりして、神経に悪影響を与えることがあります。
これら「気・血・水」のどれか、または複数のバランスが崩れることで、全身の循環が悪くなり、三叉神経が正常に機能できなくなり、結果として激しい痛みが顔に現れると東洋医学では考えます。つまり、**三叉神経を物理的に圧迫するものがなくても、身体の内部の循環が悪いために痛みが生じることがある**、という非常に重要な視点を提供します。
例えば、疲労やストレス、冷え、不規則な生活習慣などが「気・血・水」の巡りを阻害し、三叉神経痛の引き金となる可能性があります。東洋医学では、この根本的な「巡りの悪さ」を改善することを目指します。
三叉神経痛の治療法:西洋医学の対症療法と東洋医学の根本改善アプローチ
西洋医学による治療とその限界
病院で三叉神経痛と診断された場合、一般的には以下のような対症療法がとられます。
- **抗てんかん薬(カルバマゼピンなど)の処方:** 脳の異常な興奮を抑え、痛みの情報が神経に伝わるのを抑制する作用があります。最も一般的な薬物療法ですが、眠気、めまい、吐き気などの副作用が出ることがあり、長期服用が必要となるため、**薬への依存性や、肝機能障害などのリスク**も伴います。薬が切れるとまた痛みが出ることが多いため、根本改善は難しいとされています。
- **痛み止め(鎮痛剤)やブロック注射:** 一時的に痛みを和らげる効果はありますが、根本原因にアプローチするものではなく、痛みが引けばまた再発することがほとんどです。ブロック注射も痛みを麻痺させるだけであり、持続的な効果は期待しにくいです。
- **外科的処置(微小血管減圧術など):** MRIなどで神経の圧迫が見つかった場合に検討される手術です。物理的な圧迫を取り除くことを目的としますが、開頭手術であるため体への負担が大きく、合併症のリスク(顔面麻痺、聴力低下など)も伴います。また、手術をしても痛みが完全に消えない、または再発するケースも存在します。
これらの西洋医学的な治療は、急激な痛みを抑える上では有効な選択肢となり得ますが、特に「原因不明」と診断されるケースや、薬の副作用に悩む方にとっては、根本的な解決にはつながりにくいという限界があります。
東洋医学による治療(鍼灸):体質改善で痛みのない日常へ
東洋医学、特に鍼灸は、原因不明の三叉神経痛や、西洋医学でなかなか改善しない症状に対して、非常に有効であるとされています。当院では、薬や手術に頼らず、体本来の治癒力を高めることで、三叉神経痛の根本改善を目指します。
鍼灸の最大の魅力は、**副作用がほとんどなく**、小さなお子様からご高齢の方、妊娠中の方まで、幅広い年齢層の方が安心して受けられる点です。
東洋医学では、西洋医学のように痛みが出ている「顔」という局所のみに着目するのではなく、**体全体と向き合い、何が原因で「気・血・水」の巡りが悪くなっているのかを徹底的に追究します。**
- **徹底したカウンセリング「四診法」:** お客様一人ひとりの体の状態を細かく正確に把握するため、東洋医学独自の診断法である「四診法(ししんほう)」を用いて、丁寧なカウンセリングを行います。
- **望診(ぼうしん):** 顔色、舌の状態、皮膚のツヤなど、目で見て体の内部の状態を把握します。
- **聞診(ぶんしん):** 声の質、呼吸音、体から発する匂いなどを通して、体調の変化を探ります。
- **問診(もんしん):** 痛みの具体的な経過、誘発因子、既往歴、生活習慣、睡眠、ストレス、食事内容など、詳細なお話を伺います。
- **切診(せっしん):** 脈やお腹、手足に直接触れ、全身の「気・血・水」の巡りや内臓の状態を診察します。
- **全身へのアプローチ:** 「不通即痛」の考えに基づき、「気・血・水」の巡りが悪くなっている根本原因に対し、全身のツボ(経穴)を刺激します。顔面神経に負担をかけないよう、顔に直接鍼を打つことはせず、手足や背中などの遠隔にあるツボを用いて、内臓機能の向上、自律神経のバランス調整、血行促進などを図ります。これにより、体の内側から痛みの元が解消されることを目指します。
- **総合的な生活指導:** 鍼灸施術と合わせて、症状の改善を早め、再発を防ぐために、漢方薬の併用、個別の食事指導(薬膳の考え方)、適度な運動やストレス管理などの生活指導も行います。これらもすべて体に負担がかからない、自然な方法です。
鍼灸が有効かどうかを判断する方法:痛みの「変化」が鍵
ご自身の三叉神経痛が東洋医学の鍼灸施術で良くなる可能性があるかどうかは、**日によって症状に変化があるかどうか**で考えると良いとされています。
- もし痛みに変化がある場合(例:日によって痛みがあったりなかったりする、気温・湿度・気圧・気候などの環境の変化で痛みが強まったり和らいだりする、季節の変わり目に症状が出やすい、あるいは朝昼晩で痛みの程度や頻度が違うなど)は、鍼灸で**改善する可能性が高い**です。
- これは、腫瘍などで神経が物理的に常に圧迫されているのが原因であれば、時間や条件によって症状が変化するのは考えにくいためです。痛みに変化があるということは、体の内部の「気・血・水」の巡りが外部環境や体調の変化に影響を受けやすい状態にあることを示唆しており、これは東洋医学の得意とする領域だからです。
長引く顔の痛みにお悩みで、ご自身の症状が日によって変わるようでしたら、それはまさに東洋医学の鍼灸が力を発揮する可能性を秘めているサインです。
自宅でできる三叉神経痛の緩和ケアと予防策
三叉神経痛はある日前触れなく発症することが多く、原因も掴みにくいため、発症そのものの予防は困難とされています。しかし、日々の生活の中で疲労やストレスが溜まっていると、三叉神経痛だけでなく、その他の様々な病気にもなりやすいため、**自律神経の乱れを予防し、体全体の調子を整えること**が、発症や再発予防につながります。
鍼灸施術と並行して、以下の点に注意することで、症状の緩和や予防に繋がることが期待できます。
- **バランスのよい食事を摂る:** 偏りのない栄養バランスの取れた食事は、体の基礎体力を高め、「気・血・水」の生成と巡りを助けます。特に、ビタミンB群(神経の働きを助ける)やミネラルを豊富に含む食品を意識的に取り入れましょう。
- **体を温めることを心がける:** 冷えは血行不良を招き、神経痛の痛みが増すことがあります。首元や顔周りを冷やさないようにマフラーやマスクを活用したり、入浴で体を芯から温めたりしましょう。冷たい飲み物や食べ物は控えめにして、体を温める性質のある食材(ショウガ、ネギ、ニラ、シナモンなど)を積極的に取り入れるのもおすすめです。
- **適度な運動とストレッチ:** 全身の血行促進と筋肉の柔軟性を保つために、無理のない範囲でウォーキングや軽いストレッチを取り入れましょう。特に肩や首周りの凝りは顔の血流にも影響するため、意識的にほぐすと良いでしょう。
- **十分な休息と質の良い睡眠:** 疲労や睡眠不足は自律神経の乱れに直結します。規則正しい生活を心がけ、質の良い睡眠を十分に取ることで、体の回復力を高めましょう。
- **ストレスを溜め込まない:** ストレスは気の滞りを引き起こし、痛みを悪化させる要因となります。趣味の時間を持つ、リラックスできる音楽を聴く、瞑想や深呼吸を取り入れるなど、ご自身に合ったストレス解消法を見つけて実践しましょう。
- **痛みの誘発因子を避ける:** 痛みが起こりやすい動作や刺激(冷たい風、特定の表情など)を把握し、できるだけ避けるように工夫しましょう。
これらのセルフケアは、鍼灸施術の効果をさらに高め、三叉神経痛の症状緩和と再発予防に役立ちます。無理なく、ご自身のペースで実践できることから取り組んでみることが推奨されています。
札幌で三叉神経痛にお悩みなら、東洋中村はり灸院へご相談ください
「病院に行っても改善しなかった」「原因不明と診断された」「薬の副作用が心配」といった三叉神経痛のお悩みは、東洋医学の鍼灸で根本から改善に導くことができます。東洋中村はり灸院は、あなたの体質を深く理解し、単に痛みを和らげるだけでなく、病気が再発しない健康な体作りをサポートいたします。
当院は、高い改善率(93.5%以上)を誇り、患者様一人ひとりの症状と真摯に向き合うことをお約束します。もしあなたの三叉神経痛の痛みに変動があるようでしたら、それは鍼灸が有効である大きなサインです。つらい激痛を一人で抱え込まず、薬や手術に頼らない体質改善を目指しませんか?
**札幌**で長引く顔の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度、東洋中村はり灸院にご相談ください。あなたの痛みのない穏やかな日常を取り戻すため、当院が全力でサポートいたします。
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