病院で治らなかった症状に、東洋医学という選択を。
顔面痙攣(がんめんけいれん)について
まぶた・頬・口まわりのピクつきに。
からだ全体のバランスを整え、再発しにくいリズムへ。やさしい経絡治療で体質からアプローチ。
顔面痙攣の概要と主な症状
表情筋が意図せずピクつく・引きつる状態。まぶた・頬・口まわりに出やすく、続くと日常動作や対人場面の負担になります。
よくある自覚
- まぶたが頻繁にピクピクする、片側の顔が痙攣する
- 頬や口まわりまで範囲が広がってきた
- 写真・メイクが難しい、人前で気を遣う
- 目の疲れ・頭痛・顔のこわばり感
西洋医学の見解と一般的な対応
- 神経や筋の過活動に対してボトックス等の注射、内服が提案されることがある
- 経過や重症度により外科的処置が検討される場合もある
- 並行して生活指導・ストレスケア・リハビリが案内されることも
※具体的な医療方針は医療機関でご確認ください。
東洋医学の考え方(体質と全身性)
全身を整える視点
- 「森を見て木を治す」:顔だけでなく全身の巡り・自律神経・体力を整える
- 歴史的知見と四診法で、個々の体質差に合わせて計画
- 再発しにくい土台(睡眠・保温・消化)づくりを重視
関連のめぐり
- 首・肩・側頭部のこわばりは表情筋の動きに影響
- 鼻・喉・目のコンディションとも連動しやすい
- 冷え・ストレス・疲労が積み重なると症状が出やすい
体質タイプ別の見立て
瘀血(おけつ)タイプ
- 巡りが滞りやすく、筋のこわばりが抜けにくい
- 肩こり・月経の乱れ、こむら返り、爪や皮膚のトラブルが出やすい
ストレスタイプ(交感神経優位)
- 緊張が持続し、血管・筋の収縮が強まりやすい
- イライラ・睡眠の浅さ・頭痛・食いしばりなどが背景に
腎虚(じんきょ)タイプ
- 体力・潤いの低下で回復に時間がかかる
- 耳鳴り・夜間頻尿・更年期症状・冷えなどを伴いやすい
鍼灸で用いる代表的なツボ
ツボ | 要点 |
---|---|
合谷(ごうこく) | 顔面の巡りを助け、こわばりをゆるめる。 |
風池(ふうち) | 首肩〜後頭部の緊張をゆるめ、表情筋の土台を整える。 |
曲池(きょくち) | 上肢の緊張・肩こり背景の緩和に。 |
肩髃(けんぐう)・扶突(ふとつ) | 頸肩部〜顔面への循環を促す。 |
足三里(あしさんり) | 体力・消化の底上げ。回復の土台づくり。 |
※体質・経過により選穴は個別に最適化します。
日常でできるセルフケア
- 保温:首・側頭部の冷えを避け、就寝前の入浴で巡りを促す
- 食いしばり対策:昼間の噛み締めに気づく・就寝時はリラックスルーティン
- 視覚負荷を減らす:長時間の画面作業は適宜休憩・遠くを見る
- やさしい食事:温かい和食中心、冷たい飲食・糖分は控えめに
- 呼吸:深くゆっくり、肩が上がらない呼吸を意識
料金について
初回:5,500円(税込)
2回目以降:5,000円(税込)
院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など病院で原因不明、治療法がない慢性疾患を中心にはり治療を行っています。