病院で治らなかった症状に、東洋医学という選択を。
潰瘍性大腸炎について
からだ全体のバランス(体質)を整え、
炎症がぶり返しにくいリズムへ。
和食中心の食養生と、やさしい経絡治療ではじめる内側からのケア。

潰瘍性大腸炎の概要と西洋医学の認識
潰瘍性大腸炎(UC)は、大腸の粘膜に炎症が起こり、びらん・潰瘍ができる炎症性疾患です。国内でも患者数が多く、難病として認識されています。
主な症状・特徴
- 激しい下痢・血便、頻繁な腹痛、発熱、貧血、体重減少
- 寛解と憎悪(活動期)を繰り返す
- 炎症は直腸から連続的に上方へ広がりやすい
- 長期経過では合併症リスクにも配慮が必要
西洋医学(病院)の認識と治療
- 原因は未解明とされ、対症療法が中心
- 治療:5-ASA、ステロイド、免疫調整薬・生物学的製剤、栄養・食事療法 など
- 重症化時には外科治療が検討されることがある

東洋医学の捉え方:体質と食事
東洋医学では、UCは体質に食生活が重なって現れたものと捉えます。局所ではなく、全身のつながりを整えるのが基本姿勢です。
体質
- 共存しやすい症状:
- 鼻炎・花粉症/喉の不調・咳(呼吸器の弱さ)
- 敏感肌・皮膚トラブル、末端冷え
- 生理痛・生理不順など婦人科の悩み
- 動悸・浅い眠り(中途覚醒)
- 腰痛・肩こり・頭痛
食事
- 避けたい食品:
- 小麦:パン/パスタ/ラーメン/ピザ 等
- 砂糖:お菓子・清涼飲料・アイス・ケーキ 等
- 乳製品:牛乳・チーズ・ヨーグルト 等
- 油:揚げ物・油多めの調理
- 体を冷やす食材:トマト・キュウリ・パイナップル・葉物サラダ 等

東洋医学による改善方法
鍼灸
- 全身の機能を底上げし、肺—大腸の通りを整える
- 体表のツボ刺激が経絡を通じて内臓に作用
- 例:孔最・大腸兪 など
- 呼吸・循環が整うことで、花粉症・冷え・生理痛など周辺症状も軽減が見込める
養生
- 食の比率を和食中心・温かい調理へ
- 玄米/みそ汁/納豆/のり/小魚/海藻/根菜など“ひらがなの食べ物”を推奨
- 小麦・砂糖などは嗜好品として1割程度にとどめる
- 肺を助ける白い食材(大根・蓮根)や、穏やかな辛味(生姜・大根)を上手に摂取する
- 入浴は湯船で保温、冷たい飲食は控えめにする

西洋医学との併用について
- 活動期は医学的コントロールをしながら鍼灸による体質改善を強化
- 鍼灸と養生を両輪に、再燃しにくい土台へ

料金について
初回:5,500円(税込)
2回目以降:5,000円(税込)

院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など病院で原因不明、治療法がない慢性疾患を中心にはり治療を行っています。