【札幌】過敏性腸症候群の鍼灸治療|東洋医学専門 東洋中村はり灸院

東洋医学の視点で過敏性腸症候群を見直す

【過敏性腸症候群(IBS)】原因と改善への道。
薬で治らない腹痛・便秘・下痢への東洋医学的アプローチ

「通勤中にお腹が痛くなる」「会議前になると急に不安になる」「便秘と下痢をくり返してつらい」。 過敏性腸症候群は、生活そのものに大きな影響を与える症状です。

検査では大きな異常が見つからないのに、腹痛や便通異常が続くため、 周囲から理解されにくく、一人で悩みやすいのもこの病気の特徴です。

東洋医学では、腸だけを局所的に見るのではなく、 その人の体質、気質、血流、自律神経の乱れまで含めて全身を整えることで、 根本から改善を目指していきます。

主な悩み:腹痛、便秘、下痢、ガス、不安、外出前の緊張
東洋医学の視点:腸だけでなく、体質と気質の偏りを重視する
改善の柱:鍼灸で血流・熱・感覚過敏を整え、腸が安定しやすい身体を目指す

1. 過敏性腸症候群(IBS)とは?診断基準「ローマⅣ基準」

過敏性腸症候群とは、大腸に潰瘍や炎症などの目に見える異常がないにもかかわらず、 腹痛や便通異常がくり返し起こる状態を指します。

ローマⅣ基準の考え方
最近3か月の間に月4日以上の腹痛がくり返し起こり、 排便によって症状が変化する、排便回数が変わる、 便の硬さや見た目が変わるなどがみられる場合、 過敏性腸症候群が疑われます。

つまり、検査では異常がなくても、つらさ自体は決して気のせいではありません。

2. 西洋医学から見た過敏性腸症候群の原因

西洋医学では、過敏性腸症候群の原因としてさまざまな要素が考えられています。 ただし、決定的にこれだけとは言い切れないことも多く、 複数の要因が重なっていると考えられています。

ストレス

緊張や不安によって腸の動きが乱れ、 腹痛や便意が強く出ることがあります。

食物不耐症

乳製品、グルテン、果糖など、 特定の食品が合わずに症状が出る方もいます。

SIBO

小腸内細菌異常増殖症と呼ばれ、 小腸の動きが悪く細菌が増えすぎることが関わる場合もあります。

腸内環境や感覚過敏

腸内フローラの乱れ、感染後の変化、内臓痛覚過敏なども関係すると考えられています。

病院では薬で症状を抑えることが中心になりやすく、 体質そのものまで変えるアプローチは少ないのが現状です。

3. あなたはどのタイプ?東洋医学で見るIBSの背景

東洋医学では、腸そのものだけではなく、 その人の体質や気質を重視します。 過敏性腸症候群になりやすい方には、次のような特徴が見られることがあります。

力を抜くのが苦手で、人にとても気を使う
ガスが溜まりやすく、もともと胃腸が弱い
爪がもろい、手足や脇に汗をかきやすい
大きな音や怒鳴り声が苦手
気圧の変化で偏頭痛が起きやすい

これらの特徴を手がかりにして、 東洋医学ではタイプごとに施術の方向性を変えていきます。

4. ① 血行不良タイプ

血の巡りが悪く、腸へ必要な栄養や温かさが届きにくくなっているタイプです。 お腹の冷えが強い方に多く見られます。

特徴

末端冷え性、足がつりやすい、首肩こりが強い、生理痛が重いなど。

東洋医学的な考え方

血がめぐらないことで腸の働きが安定せず、腹痛や便通異常につながりやすくなります。

対策

末端のツボを使って血流を改善し、必要に応じてお腹を箱灸などで温めていきます。

5. ② 熱こもりタイプ

慢性的な炎症やストレスによって体内に熱がこもり、 自律神経が乱れているタイプです。 緊張が強い方、イライラしやすい方に多く見られます。

特徴

逆流性食道炎がある、イライラしやすい、寝つきが悪い、口臭があるなど。

対策

お腹まわりの緊張をやわらげ、自律神経を整えながら、熱をさばくように施術していきます。

6. ③ 感覚過敏タイプ

皮膚や粘膜、腸の感覚が敏感で、常に緊張しているタイプです。 東洋医学では「肺虚」と呼ばれ、 呼吸器系が弱い体質の方に多いと考えられています。

特徴

服の繊維が気になる、一人の時間を好む、喘息やアトピーの経験があるなど。

対策:ツボを用いて粘膜を強くし、お灸で身体の緊張をやわらげながら、刺激に過敏に反応しにくい状態を目指します。

7. まとめ。薬で改善しないなら東洋医学という選択肢を

過敏性腸症候群は、単なる腹痛や便通異常ではなく、 心身の繊細さ、血流、熱、感覚過敏などが複雑に絡み合って起こるものです。

病院の薬を飲み続けてもなかなか改善しない方こそ、 体質を根本から見直す東洋医学的なアプローチが突破口になることがあります。 腸だけでなく全身を整えることで、毎日の不安から少しずつ解放されていきましょう。

検査で異常がなくても、つらさは本物:IBSは気のせいではありません
東洋医学はタイプ別に見る:血行不良、熱こもり、感覚過敏に分けて整える
鍼灸で根本改善を目指す:体質を見直し、腸が過敏に反応しにくい身体へ導く

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院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人の写真

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり・腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など病院で原因不明、治療法がない方を中心にはり治療を行っています