病院で治らなかった症状に、東洋医学という選択を。
後頭神経痛について
ビリッと走る電気痛/ズキズキとした後頭部の痛み。
首肩まわりの緊張と体質をほどき、再発を遠ざける。
やさしい経絡治療で、内側から整えるアプローチ。
後頭神経痛の概要と症状
- 後頭部・側頭部・首周りにズキズキ/電撃様の痛み
- 数秒〜数分の短い痛み発作を反復
- 頭皮の違和感・しびれ、耳の後ろの痛み、ひどいと吐き気
- 多くは自然に軽快するが、長引く場合は早めの対処が肝要
原因とメカニズム(関与神経と圧迫因子)
関与する神経
- 大後頭神経:頭頂〜後頭部の痛み
- 小後頭神経:後頭部側面〜耳後部
- 大耳介神経:両耳の付け根周辺
圧迫因子の例
- 猫背/ストレートネック、同姿勢の継続、慢性の首肩こり
- 枕の高さ・素材不適合、筋の炎症、加齢変化
- ストレス、雨の前日など気象変化
- ウイルス感染の既往や外傷後
西洋医学的アプローチと限界
- 鎮痛薬・神経調整薬・神経ブロック等で痛みを一時緩和
- 根治薬はなく、効果が切れると再燃しやすい
- 長期内服では胃の不調などの負担が懸念されやすい
東洋医学(鍼灸)による改善法
考え方と進め方
- 四診法で体質と首肩の緊張・姿勢バランスを見立て
- 経絡治療で筋のこわばりと循環(気・血・水)を整える
- 再発を遠ざける姿勢/睡眠/枕のアドバイスも併用
代表ツボの一例(状態により選穴)
目的 | 例 | ねらい |
---|---|---|
後頭部の緊張緩和 | 天柱・風池 | 後頸部〜頭基部の血流改善 |
首肩のこわばり | 肩井・肩髃 | 僧帽筋・三角筋の緊張低下 |
自律の整え | 孔最・内関 | 呼吸と交感/副交感のバランス |
※痛みの部位・誘因・体質で都度調整します。
自宅でできるセルフケア
- 冷やしすぎない:足湯・首元の保温で循環UP
- ストレッチ:うつむき姿勢を減らし、首をやさしく可動
- 枕調整:高すぎ/低すぎを避け、後頭部が沈み込みすぎない高さに
- ポイントケア:痛点は強押ししすぎず、呼吸に合わせて圧を入れる
- 食養:ビタミンB12を含む食材(レバー、貝類、青魚、卵)を意識
料金について
初回:5,500円(税込)
2回目以降:5,000円(税込)
院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など病院で原因不明、治療法がない慢性疾患を中心にはり治療を行っています。