札幌で頭痛を鍼灸で根本から改善する
薬を飲んでもくり返す頭痛に、札幌の鍼灸院が東洋医学でお応えします。
ズキンズキンと脈打つ痛み、頭全体が締めつけられる重さ、天気が崩れるたびに訪れる不快感——頭痛は、それだけで一日の予定を狂わせてしまいます。
薬を飲めばその場は楽になる。でも、また来る。くり返す頭痛には、痛みを抑える以外のアプローチが必要です。東洋医学はその「なぜくり返すのか」を体全体から探ります。
頭痛は「頭の病気」ではなく、頭へ向かう流れが滞っているという体からのサインです。ストレスで気血がのぼるのか、外気の変化に負けているのか、水がさばけていないのか、冷えが土台にあるのか——滞りの理由は人によって違います。このページでは、東洋医学から見た頭痛の4つのタイプ、用いるツボ、そして札幌という土地が頭痛に与える負荷まで、包み隠さずお話しします。

こんな頭痛でお悩みではありませんか
- 生理前や生理中になると決まって頭が痛くなる
- 低気圧や台風が近づくと頭が重くなる
- 目の奥からジワジワ痛み出し、やがて吐き気まで来る
- 頭痛薬を飲んでも効きが悪くなってきた気がする
- 病院でMRIを撮ったが「異常なし」と言われた
- 肩こりや首のこりがひどく、いつも頭が重い
- 足元は冷えているのに、頭だけぼーっとのぼせている
- 冬になると、雪かきの季節になると決まってひどくなる
- 痛みがひどい日は仕事も家事も何も手につかない
一つでも思い当たるなら、ぜひ最後まで読んでみてください。

頭痛の種類——まず自分のタイプを知る
頭痛には大きく分けて、体の病気が原因ではない「一次性頭痛」と、脳や血管の疾患が背景にある「二次性頭痛」があります。日常的に悩まされるほとんどは一次性頭痛で、代表的なものは次の3つです。
片頭痛(偏頭痛)は、脈を打つようなズキンズキンとした痛みが頭の片側、あるいは両側に起こります。光や音に敏感になったり、吐き気を伴うことが多く、動くと悪化するのが特徴です。女性に多く、生理周期と連動して起こる方も少なくありません。
緊張型頭痛は、頭全体が締めつけられるような痛みです。首や肩のこりを伴いやすく、デスクワークやスマートフォンの長時間使用で悪化します。ほぼ毎日続く場合もあり、慢性化しやすいタイプです。
群発頭痛は、目の奥がえぐられるような激烈な痛みが毎日のように一定期間くり返されます。男性に多く、痛みの激しさから「自殺頭痛」と呼ばれることもあるほどです。
ご自身のタイプが決まっている方へ
すでに病院で診断がついている方、痛み方から自分のタイプがはっきりしている方は、それぞれの専用ページに、そのタイプに絞った東洋医学の見立てとアプローチをまとめています。
タイプがはっきりしない方、複数が混ざっている方、「病院では原因不明と言われた」という方は、このまま読み進めてください。東洋医学は病名ではなく、体質から頭痛の背景を見ていきます。
なお、「突然ハンマーで殴られたような頭痛」「発熱や意識障害を伴う頭痛」「今まで経験したことのない激痛」は、くも膜下出血など命に関わる二次性頭痛のサインです。このような頭痛が起きたときは、すぐに医療機関を受診してください。

薬・マッサージで頭痛がくり返す理由
頭痛で病院へ行くと、まずレントゲン・CT・MRIで脳や血管に異常がないかを確認されます。異常がなければ「一次性頭痛」とされ、鎮痛薬か予防薬が処方されて終わる——多くの方が経験している流れではないでしょうか。実は、ここに頭痛がくり返す構造があります。
画像検査は「構造の壊れ」を写すには優れています。しかし、「なぜ血管が拡張・収縮しやすい状態になっているのか」「なぜ筋肉が緊張し続けているのか」という機能レベルの問題は、そもそも画像には写りません。原因が特定できないまま、痛みの信号だけを止めている——それが今の状態です。
鎮痛薬は、痛みを起こす物質(プロスタグランジン)の生成を抑えるか、痛みの信号が脳に届かないようブロックするものです。どちらも、痛みが生まれる背景そのものには触れていません。だから薬が切れれば、また痛む。しかも、くり返し飲むうちに効きが悪くなり、量と回数が増え、やがて鎮痛薬そのものが頭痛を引き起こす「薬物乱用頭痛」へ移行してしまうこともあります。
マッサージや整体で一時的に楽になるのも、同じ理屈です。こっている場所を外から直接ほぐせば、その瞬間は流れが通ります。けれどそれは、外から力ずくで通しているだけで、体が自分の力で通せるようになったわけではありません。だから数日で元に戻ります。
そして——これは正直に申し上げますが——頭が痛いからと頭に鍼を打つ鍼灸も、この落とし穴にはまります。ストレスで頭に血が上って痛んでいる方の頭に鍼をしても、上がった血を下へ引き下ろすことはできないからです。痛む場所だけを狙う鍼灸は、揉みほぐしと同じ構造にとどまってしまいます。
頭痛でお悩みの方が、肩こり・生理痛・冷え・眼精疲労・浅い眠りを同時に抱えているのは偶然ではありません。それらは別々の病気ではなく、同じ体質から枝分かれして出ている症状です。一つずつ別の科で対処しても終わらないのは、火のもとを消さずに煙だけを払っているからです。

東洋医学が捉える頭痛の本当の原因
東洋医学には「不通即痛(ふつうそくつう)」という大原則があります。気・血・水が通らなければ、即ち痛む。逆に言えば、滞りなく巡っている場所は痛みません。
つまり頭痛は「頭の病気」ではなく、頭へ向かう流れが滞っているという、体からのサインです。痛んでいるのは頭ですが、滞りをつくっているのは体の別の場所にあります。
では、なぜ滞るのか。東洋医学は、その理由を「気・血・水」という3つの要素と、それを動かす臓腑(内臓の働き)の乱れから見ていきます。
気の乱れ——ストレス・過労・睡眠不足で気の流れが乱れると、気が上へ上へと突き上げ、頭にのぼったまま下りてこなくなります。ズキズキと脈打つ痛みは、この状態で起こります。
血の滞り(瘀血・おけつ)——血の巡りが悪くなると、頭部へ届く血が不足したり、逆に一か所に滞ったりします。生理周期に連動して出る頭痛の多くは、ここが関わっています。
水の停滞(水毒・すいどく)——体内の水分をさばききれずに余った水が滞る状態です。外の湿度や気圧が変わると、体の中の水と外の環境が押し合い、行き場を失った水が重い頭痛として現れます。天気予報より先に頭が痛くなる方は、これです。
そして重要なのは、これらの滞りが「たまたま起きている」のではなく、肝・肺・脾・腎といった臓腑の働きが落ちているから起きているということです。どの臓腑が弱っているかによって、痛む場所・痛み方・悪化するきっかけが変わります。次の章で、ご自身がどのタイプにあたるかを見ていきましょう。

東洋医学から見た頭痛の4タイプ
同じ「頭痛」でも、東洋医学では体質によってまったく別のものとして捉えます。痛む場所、痛み方、悪化するきっかけ——そこに、弱っている臓腑が現れます。当てはまる項目が多いものが、あなたのタイプです(複数が重なる方も珍しくありません)。
① 肝タイプ|ズキズキと拍動する頭痛
- 脈打つようにドクンドクンとズキズキ痛む
- こめかみや目の奥が痛む・えぐられるように感じる
- 強いストレスがかかった後や、緊張から解放されたタイミングで出る
- 生理前にイライラしやすく、生理周期と頭痛が連動する
- 光や音に敏感になり、吐き気を伴うことがある
東洋医学の「肝」は、全身に血を巡らせる働き(疎泄作用)と、ストレス・ホルモンの調節を担っています。頭には肝に関係する経絡が走っているため、ストレス・怒り・飲酒・生理前の変動で肝が乱れると、気と血が頭に上がったまま下りてこなくなります。これが拍動性の痛みです。足は冷えているのに頭はのぼせる「冷えのぼせ」を併せ持つ方も多いタイプです。
アプローチ:頭に鍼を打っても、頭に上がった血を下ろすことはできません。手足のツボから肝の経絡を整え、上がった気血を下方へ引き下ろします。生理痛・生理不順・PMSを同時に抱えている方は、そちらを整えることで頭痛も一緒に落ち着いていくことがよくあります。
② 肺タイプ|締めつけられる頭痛・気圧や寒暖差で出る
- ハチマキを巻いたようにギューッと締めつけられる痛みが持続する
- 首こり・肩こりがひどく、いつも頭が重い
- 低気圧・台風・季節の変わり目・寒暖差で必ず悪化する
- 鼻炎・花粉症・乾燥肌・アトピー・喘息など、皮膚や鼻の不調がある
- 便秘をしやすい
東洋医学の「肺」は、肺そのものではなく呼吸器系全体を指し、鼻・皮膚・大腸といった「外の空気に触れる場所」すべてと関係します。肺が弱ると、外気の変化(気圧・気温・湿度)に体が対応できず、代謝が乱れて頭部へ届く血が不足し、締めつけるような痛みが出ます。「外の変化に敏感な人」はこのタイプです。慢性的な首肩こりから来る筋緊張性の頭痛も、ここに含まれます。
アプローチ:肺の経絡を鍼とお灸で補い、外気の変化に揺らがない体表をつくります。こっている場所を直接揉んでも、一時的に気を通しているだけで、自力で通せる体にはなりません。肺を強くすることで、気圧が下がっても崩れない体に変えていきます。
③ 脾タイプ|おでこ周辺の重い頭痛・水はけの悪さ
- 前頭部(おでこ)やこめかみあたりが重く痛む
- 雨が降る前・湿度が高い日に決まって調子が悪くなる
- 頭が重だるく、体全体もむくみやすい
- 胃腸が弱く、冷たい飲み物をよく摂る
- 頭皮を押すとぶよぶよしている感じがある
東洋医学の「脾」は水分代謝の要です。脾が弱ると体内の水をさばききれず、余分な水が滞ります。これを「水毒(すいどく)」または「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。外の湿度が上がると、体の中の水と外の水が押し合う形になり、行き場を失った水が頭痛として現れます。天気予報より先に頭痛が来る方は、このタイプの可能性が高いです。
アプローチ:脾・胃の経絡を整え、自分の力で水分量をコントロールできる体を目指します。水はけがよくなると、汗や尿がきちんと出るようになり、低気圧が来ても頭が重くならない状態に近づいていきます。
④ 腎タイプ|後頭部の重い痛み・冷えると悪化する
- 後頭部から首の付け根にかけて重だるく痛む
- 体が冷えると必ず頭痛が出る・冬に悪化する
- 足元は冷えているのに、頭だけぼーっとのぼせている
- 腰の重さ・足のむくみ・耳鳴りを伴うことがある
- 朝から疲れが抜けず、眠りが浅い
東洋医学の「腎」は生命力の土台であり、体を温める力の源です。腎が弱ると下半身が冷え、行き場を失った熱が上に集まって「冷えのぼせ」の状態になります。本来は頭が涼しく足が温かい「頭寒足熱」が理想ですが、これが逆転すると後頭部の重い痛みとして出ます。寒さや冷え(寒邪)が引き金になるのが特徴で、札幌の冬に悪化する方の多くはここに当てはまります。
アプローチ:腰・下腹部・足のツボにお灸で腎を温め、下半身に熱を戻します。後頭部の局所だけを緩めても、冷えのぼせが残っている限り戻ってしまいます。土台の冷えから整えることが先決です。

頭痛に用いる主なツボ
当院が頭痛のはり治療で用いるツボの中から、代表的なものをご紹介します。頭から遠いツボが並ぶことに驚かれるかもしれません。けれどそれこそが、痛む場所ではなく滞りの根に手を入れるという東洋医学の考え方そのものです。
足臨泣(あしりんきゅう)|肝タイプに
足の甲、小指側から数えて4番目と5番目の指の骨の間を足首方向へたどり、骨が合わさる手前のくぼみにあります。足の少陽胆経のツボで、肝・胆の流れを整えます。こめかみや目の奥の拍動性の痛みは、この経絡上に出ます。頭に上がった気血を足元へ引き下ろす目的で用います。
孔最(こうさい)|肺タイプに
前腕の手のひら側。肘のシワから手首方向へ指5本分ほど下がった、親指側の骨のきわ。手の太陰肺経のツボで、急性の症状に反応する「郄穴(げきけつ)」です。孔最にお灸をすると肺が強くなり、鼻・皮膚など空気に触れる部分すべてが強くなります。気圧・寒暖差・季節の変わり目で出る頭痛の中心的なツボです。
足三里(あしさんり)|脾タイプに
膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみから指4本分下がった、すねの骨の外側。足の陽明胃経のツボで、胃腸の働きと生命力・免疫力全般を底上げします。水分代謝が滞って起こる、湿気や雨の前の重い頭痛に用い、体の水はけを自力で整えられる状態へ導きます。
天柱(てんちゅう)|腎タイプ・首こりに
後頭部の髪の生え際。首の中央にある太い筋肉の外側のくぼみ、左右一対にあります。足の太陽膀胱経のツボで、後頭部の重だるい痛みに直接届きます。腎の経絡と表裏の関係にあり、冷えると出る後頭部痛や、首こりから来る頭の重さに用います。
三陰交(さんいんこう)|生理と連動する頭痛に
足の内くるぶしの一番高いところから指4本分上、すねの骨のすぐ後ろのきわ。脾・肝・腎の3つの陰の経絡が交わるツボです。血の巡りと婦人科系全般を整えるため、生理前・生理中に決まって出る頭痛に用います。生理痛・生理不順が整うと同時に頭痛も軽くなっていくのは、両者が同じ根から出ているためです。
ご自宅でのセルフケア
天柱は、指の腹で真上に向かって軽く押さえ、深く呼吸をしながら10秒ほど。それを数回くり返します。強く揉まないことが大切です。痛いほどの刺激は、かえって体を守ろうとする緊張を招きます。足元を靴下やレッグウォーマーで温める、湯船に浸かる——それだけでも「頭寒足熱」に近づきます。ツボ押しは補助にすぎません。根から変えていくのは、あくまで体質へのはり治療です。

札幌の冬と頭痛——この土地特有の負荷
札幌の冬は、頭痛にとって二重の負荷がかかります。
一つは「寒邪(かんじゃ)」——外からの冷えです。東洋医学では、冷えは体の巡りを直接止めるものと考えます。後頭部が重だるく痛む腎タイプの頭痛は、まさにこの冷えが引き金になります。
もう一つが、屋内と屋外の落差です。暖房の効いた室内と氷点下の外気を、一日に何度も行き来する。この生活は、外気の変化に対応する「肺」に休みなく負担をかけ続けます。外の変化に敏感な肺タイプの頭痛が、札幌で長引きやすいのはこのためです。暖房による乾燥(燥邪)も、鼻・のど・皮膚といった肺の担当する場所を弱らせ、外の変化に負けやすい体をつくります。
さらに、冬の室内には特有の逆転が起こります。暖かい空気は上にたまり、床は冷える。頭はのぼせているのに足元は冷たいまま——本来あるべき「頭寒足熱」がちょうど逆になった状態です。この冷えのぼせが続くと、頭が重い、ぼーっとする、後頭部が痛むという形で表に出てきます。
加えて、雪かき。凍結した路面で踏ん張りながら重い雪を持ち上げる動作は、首と肩の筋肉を極端に緊張させます。締めつけ型の頭痛が雪の季節に増えるのは、自然なことです。
なお、札幌に梅雨はありませんが、発達した低気圧が短い間隔で通過するため、気圧の変動幅そのものは決して小さくありません。「雪が降る前に頭が痛くなる」という方は、水毒(脾タイプ)が関わっている可能性があります。
長い冬をやり過ごすのではなく、冬に揺らがない体をつくること。それが、札幌で頭痛と付き合わないための土台だと考えています。

東洋中村はり灸院の鍼灸アプローチ
当院は、マッサージや整体を行わない鍼灸専門院です。東洋医学の理論に基づいた経絡へのはり治療を、一筋に行っています。
四診によるカウンセリング
初回は「四診(ししん)」と呼ばれる東洋医学伝来のカウンセリングから始まります。顔色や舌の様子を目で確認し、声や呼吸の調子に耳を傾け、脈やお腹に触れて体の状態を確かめ、そして症状について丁寧にお話を伺う。この4つを組み合わせて、頭痛の背景にある体質を探ります。頭痛のことだけでなく、冷えや婦人科系の状態、睡眠の質、胃腸の調子など、一見関係なさそうなことまでお聞きするのはそのためです。肝・肺・脾・腎のどこが弱っているのか——それが分からなければ、打つべきツボは決まりません。
経絡を整えるはり治療
確認した体質をもとに、気・血・水の滞りを解く経穴(ツボ)へ、鍼とお灸でアプローチします。頭が痛いからといって頭に鍼を打つのではなく、滞りの根にある臓腑の経絡を整えることが目的です。肝タイプなら足臨泣で上がった気血を引き下ろし、肺タイプなら孔最にお灸をして外気の変化に負けない体表をつくる。同じ頭痛でも、選ぶツボはまったく変わります。
使用する鍼とお灸について
鍼は髪の毛ほどの細さで、すべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。「怖い」「痛そう」というイメージをお持ちの方が多いですが、注射針とはまったく別物で、刺激はごくわずかです。刺激に敏感な方には、皮膚に触れるだけの「刺さない鍼」で対応することもできます。お灸は、ぽかぽかとした温かさで体の深部を温め、冷えた土台に熱を戻していきます。

改善の目安と通院ペース
鍼灸には、薬のように「飲んですぐ痛みが消える」という即効性はありません。痛みの根にある体質を変えることで、頭痛が出にくい体になっていく——それが鍼灸治療の強みです。
週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。ただし、頭痛の重さ・続いてきた年数・生活習慣によって個人差があります。
変化は、痛みの強さよりも先に頻度に現れることが多いものです。まず痛む日が減り、次に、痛んでも軽く済むようになる。そうして薬に手が伸びる回数が自然に減っていく——これが体質から整っていくときの道すじです。
症状が落ち着いてきたら、隔週、月1回のメンテナンスへと無理なく移行していきます。通院ペースは体の状態を確認しながら一緒に決めていきますので、「どのくらい通えばいいかわからない」という不安は、初回に遠慮なくお聞かせください。

よくあるご質問
Q. 病院でMRIを撮っても「異常なし」と言われました。鍼灸で改善できますか?
はい。画像に映らない頭痛は、構造ではなく機能の問題——気・血・水の滞りや、肝・肺・脾・腎の働きの低下が背景にあることがほとんどです。東洋医学はまさにこの「目に見えない部分」を得意としています。「異常なし」と言われて行き場をなくした方こそ、鍼灸治療が力を発揮しやすい状態です。ただし、突然ハンマーで殴られたような激痛、発熱や意識障害、麻痺やろれつが回らないといった症状を伴う頭痛は、命に関わる二次性頭痛のサインです。この場合はすぐに医療機関を受診してください。
Q. 頭が痛いのに、頭に鍼をしないのはなぜですか?
頭痛の原因が頭にないからです。たとえばストレスで気血が頭に上がって痛んでいる方の頭に鍼をしても、上がったものを下ろすことはできません。当院は手足のツボから経絡にアプローチし、のぼった気血を下へ引き下ろし、肝や肺の働きを高めていきます。痛む場所に直接刺さずに痛みを軽くしていく——これが伝統的な鍼灸治療の考え方です。
Q. 頭痛薬を飲みながら鍼灸を受けてもいいですか?
はい、問題ありません。服薬中の方も多く来院されています。薬をいきなりやめる必要もありません。鍼灸治療を続けて体質が整ってくると、痛む頻度そのものが減り、結果として薬に手が伸びる回数が自然に減っていく方が多いです。減らすかどうかは、ご自身のペースで判断していただければ結構です。
Q. 低気圧や雪の前に必ず頭が痛くなります。これも変わりますか?
気圧や天候で出る頭痛は、東洋医学で「水毒(すいどく)」と呼ぶ水分代謝の乱れが関わっています。体の中の水がさばけていないと、外の湿度や気圧の変化に体が押し負けてしまうのです。脾・胃の経絡を整えて、自分の力で水分をコントロールできる体にしていくと、天気に振り回されにくくなっていきます。
Q. 生理のたびに頭痛が起きます。婦人科に通っていますが変わりません。
東洋医学では、月経周期と連動する頭痛と、生理痛・生理不順・PMSなどの婦人科系の不調は、同じ根から枝分かれして出ていると考えます。西洋医学ではこの二つを別のものとして扱いますが、当院では血の巡りと肝・腎の働きを整えるツボ(三陰交など)にアプローチします。生理の状態が整ってくるにつれ、頭痛も落ち着いていくという経過をたどる方が多いです。婦人科との併用も問題ありません。
Q. 冬になると必ずひどくなります。札幌に住んでいる限り仕方ないのでしょうか。
仕方ないとは考えていません。冬に悪化するのは、寒さ(寒邪)に体が負けている状態、そして足元が冷えて頭だけがのぼせる「冷えのぼせ」が起きているサインです。腎を温めて下半身に熱を戻し、寒暖差に対応する肺の力を高めていけば、同じ札幌の冬でも崩れにくい体になっていきます。冬をやり過ごすのではなく、冬に揺らがない体をつくるのが東洋医学のはり治療です。
Q. 鍼灸は初めてで怖いのですが、痛くありませんか?
使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、すべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。注射針とはまったく別物で、刺激はごくわずかです。刺激に敏感な方には、皮膚に触れるだけの「刺さない鍼」で対応することもできますので、不安な点は初回に遠慮なくお聞かせください。
Q. どのくらい通えば変わってきますか?
週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。頭痛の重さ、続いてきた年数、生活習慣によって個人差はあります。落ち着いてきたら隔週、月1回のメンテナンスへと無理なく移行していきます。

くり返す頭痛、一度ご相談ください
「どうせまた来る」とあきらめていた頭痛も、体質から変えることで改善が見込まれます。札幌で頭痛の鍼灸をお探しの方、まずはLINEからお気軽にどうぞ。症状の内容・通院ペース・料金など、気になることは何でもお聞きください。
初回カウンセリングでは、頭痛の状態だけでなく体全体の様子を丁寧にお聞きします。「病院では原因不明と言われた」「薬が効かなくなってきた」という方も、どうぞ安心してお越しください。

初めての方へ
不安なことや現在の状態について、まずはお気軽にご相談ください。

院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、腰痛、肩こりをはじめ、坐骨神経痛・生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。
