喘息を根本から改善。
東洋医学の鍼灸が選ばれる理由と体質改善のポイント
「夜中に激しい咳が出て眠れない」 「ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音が気になる」 「薬を使ってもすぐにぶり返す」。 喘息は呼吸の苦しさだけでなく、睡眠、仕事、家事、気力にまで影響しやすい症状です。
東洋医学では、喘息を単なる気道の炎症だけでは見ません。 症状が出ている肺だけではなく、鼻、皮膚、大腸、冷え、疲れやすさ、 気分の落ち込みまで含めた全身の体質として捉えます。
そのため、発作が起きた時だけをしのぐのではなく、 発作が起こりにくい身体へ整えていくことが 根本改善の鍵になると考えます。

1. 喘息とはどのような症状か
喘息は、肺に空気を送る気道が狭くなったり炎症を起こしたりして、 呼吸がしづらくなる状態です。 特に息を吐くときに苦しさが強く出やすく、 咳や喘鳴を伴うのが特徴です。
よくある症状
激しい咳、ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音、 息苦しさ、胸のつかえ感、夜間や明け方の悪化などが代表的です。
注意が必要な状態
強い息苦しさが続く、会話が苦しい、顔色や唇の色が悪いなどの場合は、 早めの医療対応が必要になることがあります。

2. 喘息の主な3つのタイプ
喘息にはいくつかのタイプがあり、 発症年齢や経過の違いによって特徴も変わります。 東洋医学では、どのタイプでも体質の見極めが重要になります。

3. 西洋医学と東洋医学の「治療」の違い
喘息の治療では、西洋医学と東洋医学の考え方が大きく異なります。 どちらか一方だけではなく、それぞれの役割を理解することが大切です。
西洋医学のアプローチ
病院では、気管支拡張薬やステロイドなどで、 今起きている発作や炎症を抑えることが中心になります。 急性期には非常に重要ですが、体質そのものを変える治療ではありません。
東洋医学のアプローチ
東洋医学では、症状が出ている肺だけでなく、 体全体のバランスを整えることで、 喘息が起こりにくい体質へ導くことを重視します。 いわゆる本治法の考え方です。

4. 東洋医学が考える喘息の原因は「肺の弱さ」
東洋医学では、喘息の背景に 肺の機能低下(肺虚) があると考えます。 ここでいう肺は、呼吸だけではなく、鼻、皮膚、大腸、感情の動きなどとも深く関わる広い働きを指します。
肺が弱い方に出やすい不調
鼻炎、花粉症、鼻づまり、乾燥肌、アトピー、便秘、腹痛、 末端冷え性、風邪を引きやすい、気分の落ち込みなどが 喘息と一緒に見られやすくなります。
なぜ肺を整えるのか
肺の機能が整うことで、 気道だけでなく、皮膚や鼻、大腸、自律神経まで落ち着きやすくなり、 結果として喘息の出にくい身体へつながっていきます。

5. 鍼灸による「経絡治療」の流れ
東洋医学専門の鍼灸では、 一律の施術ではなく、体質を見極めたうえで オーダーメイドで進めていきます。
① 四診法による診断
脈診、腹診、問診などを通じて、 喘息の背景にある体質、冷え、疲れ、消化器の弱りなどを確認します。
② オーダーメイドの施術
肺の働きを助けるツボを中心に、 全身の気の巡りを整えるよう施術します。 代表的には肺兪や定喘などが知られています。
③ 体質改善へつなげる
継続的に整えていくことで、 発作の頻度や強さが少しずつ落ち着き、 深く眠れる日や楽に呼吸できる日が増えていくことを目指します。

6. 痛くない鍼と温かいお灸で整える
「鍼は痛そう」「お灸は熱そう」と不安に感じる方も少なくありません。 しかし、東洋医学専門の鍼灸では、 強い刺激ではなく、身体に合ったやさしい刺激を重視します。

まとめ。喘息の苦しさから解放されるために
喘息は、体からのSOSを知らせる症状です。 発作が起きるたびに薬で抑えるだけでなく、 肺の弱さや体質の偏りを整え、 喘息に悩まされにくい身体へ変えていくことが大切です。
「どこへ行っても良くならなかった」 「薬を減らしていきたい」 「夜ぐっすり眠れるようになりたい」。 そう感じている方にとって、東洋医学の鍼灸は 体の土台から見直すための選択肢になりえます。

施術料と、お身体を調えるための
期間の目安
当院の施術は、お身体の内側にある「守る力」を充実させ、刺激に対して揺らぎにくい土台を作ることを目的としています。
自由診療(保険外)となりますが、長期的な視点でお身体の負担を軽くしていくための取り組みです。
現在の呼吸の状態や、お腹の巡り、お身体全体のバランスを詳しく確認します。その上で、今後どのような方針でお身体を支えていくか、計画をご提案します。
その時々のお身体の揺らぎに合わせ、巡りを調える施術を重ねます。併せて、ご自宅で無理なく続けられる養生法についても、お身体の変化に合わせてお話しします。
お身体を調えていく過程の目安
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初期(変化のきっかけを作る時期):
週に1回、あるいはお身体の状態によっては2回ほど、集中的に巡りを調えることが望ましい場合があります。まずは敏感になっている反応を穏やかにすることを目指します。 -
中期(安定感を養う時期):
お身体の反応が落ち着いてきたら、週に1回程度のペースで、土台となる力を蓄えていきます。寒暖差などへの対応力が少しずつ備わってくる時期です。 -
維持期(健やかさを保つ時期):
状態が安定した後は、2〜4週間に1回程度のメンテナンスに移行します。季節の変わり目など、お身体が揺らぎやすい時期の備えとして活用していただけます。
お身体の状態を調えることは、長い年月をかけて少しずつ積み上げていく作業に似ています。
最初は細かな積み重ねが必要になりますが、内側の力が充実してくれば、外からの刺激に対しても過敏に反応しすぎない、穏やかな状態が保たれやすくなります。

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院長プロフィール
中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、病院で原因不明・治療法がない慢性疾患を中心にはり治療を行っています。
