ブルガダ症候群で不安を抱えている方へ
「最近、不規則な動悸や息切れが気になる」「健康診断で不整脈を指摘された」といった不安はありませんか。 不整脈の中には、命に関わる危険なものもあり、その代表のひとつがブルガダ症候群です。
非常にまれな病気ではありますが、放置できない重要な疾患でもあります。 この記事では、ブルガダ症候群の基礎知識、西洋医学での対応、そして病院治療と併用する形で東洋医学がどう関われるかを、慎重にわかりやすく解説します。

ブルガダ症候群とは?その特徴と原因
ブルガダ症候群は、心臓の電気信号の流れに異常が起こり、危険な不整脈を起こしやすくなる病気です。 心臓の形そのものに明らかな異常がなくても起こることがあり、遺伝的な要素が関係する場合もあります。
発症しやすさには個人差がありますが、特定の年代や体質に偏ってみられることもあります。 ただし、実際には症状がまったくないまま経過する方もいれば、失神などではじめて気づく方もいます。
この疾患は、症状の有無だけでは安全性を判断しにくい面があります。

ブルガダ症候群の主な症状
ブルガダ症候群では、症状がまったく出ない方もいますが、次のような異常がみられることがあります。
- 失神
- 動悸
- 夜間や安静時の息苦しさ
- 突然の意識消失

西洋医学における一般的な治療
ブルガダ症候群では、まず命を守るための医療が最優先になります。 リスクの程度に応じて、循環器内科や不整脈専門医が治療方針を決めていきます。
- 植え込み型除細動器(ICD)
危険な不整脈が起きた際に電気ショックで正常なリズムへ戻すための装置です。 - 薬物療法
必要に応じて、主治医の判断で用いられます。 - 誘因の回避
発熱時の対応や、避けるべき薬剤への注意が重要になることがあります。

東洋医学は「代替」ではなく「補助」の位置づけです
ブルガダ症候群のように命に関わる不整脈では、東洋医学が病院治療の代わりになるわけではありません。 まずは循環器での継続管理が絶対に必要です。
そのうえで東洋医学では、睡眠、疲労、冷え、緊張、自律神経の乱れなど、全身状態を整えることを重視します。 日常の不調を減らし、身体を安定させる補助的な役割として関わることがあります。

東洋医学は、心臓だけでなく全身のバランスをみます
東洋医学では、症状の出ている臓器だけを見るのではなく、全身の状態をひとつのつながりとしてみていきます。 そのため、動悸や不安だけでなく、睡眠の浅さ、冷え、疲労、胃腸の弱りなども重要な手がかりになります。
全身のバランスが乱れているときは、心身ともに不安定になりやすく、生活の質も落ちてしまいがちです。

鍼灸を受ける際の注意点
ブルガダ症候群は難易度の高い疾患です。鍼灸を受ける場合にも、次の点が大切です。
- 必ず循環器の主治医の管理を受け続けること
- 失神や強い動悸がある場合は、まず医療機関を優先すること
- 病院治療の代わりとしてではなく、補助として考えること
- 東洋医学の知識があり、慎重に全身をみられる鍼灸院を選ぶこと

発作や不安を抱えている方は、病院治療に加えて体全体を整える視点も
ブルガダ症候群は、突然の失神や重篤な不整脈につながる可能性があるため、病院での継続的な管理が欠かせません。
そのうえで、疲労や睡眠、自律神経の乱れなどを整え、少しでも安定した毎日を送りたい方にとって、東洋医学は補助的な選択肢になり得ます。 不安が強い方は、一人で抱え込まずご相談ください。
ブルガダ症候群の方にも、病院治療を大前提としながら、全身状態を丁寧にみていく補助的な鍼灸施術を行っています。
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院長プロフィール
中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。
