理由もなく気持ちが沈む、何をしても楽しめない——そんな状態が続いているなら、それは心だけの問題ではないかもしれません。
東洋医学では、うつ病・気分の落ち込みを「気の停滞」と捉え、心と体をひとつながりで整えていきます。

こんなお悩みはありませんか
- 気分が晴れない日が長く続いている
- 以前は好きだったことに、まったく興味がわかなくなった
- やる気が出ず、仕事や家事がままならない
- 常に不安感や憂鬱感があり、気持ちが楽にならない
- 眠れない、または眠りすぎてしまう
- 慢性的な疲労感や頭痛・肩こりも重なっている
- 病院で薬を処方されているが、症状がなかなか改善しない
うつ病・気分の落ち込みは、特別な人だけがなるものではありません。生涯のうちにおよそ6%の方が経験するというデータもあるほど、誰にとっても身近な不調です。それでも、目に見えない症状だからこそ周囲に理解されにくく、ひとりで抱え込んでしまう方が多いのも現実です。
病院に通い続けても楽にならない、薬の量だけが増えていく——うつ病・気分の落ち込みでは、こうした行き詰まりが起こりやすい背景があります。その理由を、東洋医学の視点からお話しさせてください。

病院の薬だけでは改善しにくい理由
病院(西洋医学)でうつ病と診断されると、主に抗うつ薬や睡眠薬などの投薬が行われます。これらはセロトニンの分泌を促して気分を安定させる仕組みですが、問題は「うつ病の原因が脳だけにある」という前提で処方されている点です。
実際には、うつ病を抱える方の多くが、気分の落ち込みと同時に肩こり・頭痛・便秘・生理不順・冷え性など、体のさまざまな不調も抱えています。しかし西洋医学では、うつは心療内科、肩こりは整形外科、生理不順は婦人科……と、体をパーツで分けて対処していきます。これでは、全身でつながっている不調の根本にはたどり着けません。
また、向精神薬は飲み続けることで耐性がつき、効果が薄れていくリスクもあります。依存性の高さから「薬をやめられない」という状況に陥る方も少なくありません。
うつ病・気分の落ち込みは「脳だけの問題」ではありません。心と体はひとつながりであり、全身の状態を整えることが、根本的な改善への近道です。
次のような場合は、すぐに専門機関へご相談ください
- 「消えてしまいたい」「いなくなりたい」という気持ちが繰り返し浮かぶ
- 自分を傷つけたい衝動がある、または実際に傷つけてしまった
- 眠れない状態や食事が摂れない状態が何日も続いている
お一人で抱え込まず、精神科・心療内科、または「よりそいホットライン」(0120-279-338)などの相談窓口へすぐにご連絡ください。東洋医学の鍼灸治療は、こうした緊急性のある心の危機に対応するものではありません。専門的な治療と並行して、体の面から回復を支えることが当院の役割です。

東洋医学から見た、うつ病・気分の落ち込みの原因
東洋医学では、私たちの体は「気・血・水」の3つの要素が絶えず巡ることで健康を保っていると考えます。
うつ病・気分の落ち込みは、この中の「気」が停滞している状態です。気は生命活動の根源となるエネルギーで、気が滞ると血の巡りも悪くなり、体のいたるところに不調が連鎖して現れます。東洋医学ではこの状態を「不通則痛(ふつうそくつう)」と呼びます。「通らなければ、痛みや不調が生じる」という考え方です。
気が停滞すると、精神的には気分の落ち込みや意欲の低下が起こり、体的には疲労感・不眠・頭痛・肩こり・冷えなどが現れます。うつ病が「心の病」だけでなく「体の症状」も引き起こすのは、このメカニズムによるものです。
五臓六腑と、うつになりやすい体質
東洋医学には「五臓六腑」という考え方があります。肝・心・脾・肺・腎という5つの臓が、それぞれ体の機能だけでなく感情とも深く結びついています。
うつ病・気分の落ち込みと特に関係が深いのが「肺」です。肺は呼吸器系を司るとともに、悲しみや憂いの感情と結びついています。秋から冬にかけて気分が落ち込みやすくなる「季節性うつ」が多いのは、寒さや乾燥の影響を受けやすい肺の機能が低下しやすい季節だからです。
肺の機能が低下すると、うつ症状のほかにも、鼻炎・乾燥肌・便秘・手足の冷え・喘息などが現れやすくなります。「なぜか秋になると気分が落ちる」「毎年この時期につらくなる」という方は、肺タイプの体質が関係している可能性があります。
うつ病・気分の落ち込みと一緒に現れる体の不調は、実は一人ひとり違います。東洋医学の強みは、「その人がどの臓の機能が低下しているか」を個別に見極め、一人ひとりに合わせた施術を行える点にあります。

うつ病・気分の落ち込みに現れる症状
うつ病・気分の落ち込みは、精神的な症状と肉体的な症状の両方に現れます。どちらか一方だけという方もいれば、両方重なって現れる方もいます。
精神的な症状
- 集中力が続かず、考えがまとまらない
- 理由もなく自分を責めてしまう
- これまで楽しかったことに、喜びや関心を感じられない
- ひどく気分が落ち込み、何日経っても晴れない
肉体的な症状
- 食欲がわかない、または食べすぎてしまう
- 便秘・生理不順・冷え性
- 頭痛・肩こり・腰痛
- 眠れない、または眠りすぎてしまう
- 慢性的な疲労感・倦怠感
心のエネルギーが枯渇すると、体にもこれだけ多くのサインが出ます。「体の不調はうつとは関係ない」と思っていた症状が、実は同じ根っこからきていることは少なくありません。当院では、これらを切り離さず、全身をひとつながりで捉えて施術を行います。

東洋中村はり灸院の鍼灸アプローチ
四診法によるカウンセリング
施術の前に、東洋医学に伝わる「四診法(ししんほう)」でお体の状態を確認します。顔色や目の輝きを観察する「望診」、声のトーンや呼吸音を聞く「聞診」、症状や生活習慣をお伺いする「問診」、脈やお腹に触れる「切診」——この4つを組み合わせることで、気・血のどこが滞っているかを見極めていきます。
「なぜこの人はうつ症状が出ているのか」という根本の原因を探ることが、改善への第一歩です。
経絡治療で気・血の流れを整える
原因が明らかになったら、「経絡治療(けいらくちりょう)」を行います。体の中には20本以上の経絡(気・血の通り道)が走っており、その要所にあるツボを鍼・お灸で刺激することで、停滞した気・血の巡りを回復させていきます。
うつ病・気分の落ち込みに関わる肺の経絡にアプローチすることで、精神的な不調だけでなく、肩こり・便秘・冷えといった体の症状も同時に整えていくのが東洋医学の経絡治療です。
当院で用いる鍼は髪の毛ほどの細さのステンレス製の極細鍼で、浅さ1〜5mm程度。お灸は国産最高級のもぐさを一つひとつ手びねりしたもので、ほんのりとした温かさを感じる程度です。鍼やお灸に不安をお持ちの方でも安心してお受けいただける、刺激の少ない施術です。
当院は整体やマッサージは行わず、鍼灸一筋で施術を行っています。施術スタッフは全員が国家資格を持つ鍼灸師です。

改善の目安と通院ペース
うつ病・気分の落ち込みは、体質が深く関わっている慢性的な状態です。1回の施術で劇的に変わるというよりも、回を重ねるごとに気持ちの軽さや体の動かしやすさといった変化が少しずつ積み重なっていきます。
週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。
症状の重さや罹患期間によって個人差はあります。まず6回を目標に、体の変化を一緒に確認しながら進めていきましょう。
なお、現在病院で処方された薬を服用中の方も、鍼灸施術と並行して受けていただけます。自己判断での断薬はリスクがありますので、薬はそのまま続けながらお越しください。

よくあるご質問
Q. 精神科・心療内科に通いながら、鍼灸を受けても大丈夫ですか?
はい、問題ありません。鍼灸は薬を使わない施術ですので、病院との併用が可能です。処方された薬はそのまま続けながらお受けいただけます。断薬や減薬をご検討の場合は、必ず担当医師にご相談ください。
Q. うつ病で外出が難しいのですが、初めて一人で来院できるか不安です。
ご家族やパートナーと一緒にお越しいただいても構いません。施術スペースへの同行も可能ですので、遠慮なくお申し出ください。「まずは話を聞いてもらいたい」という段階でも、どうぞお気軽にご連絡ください。
Q. 鍼やお灸は痛くないですか?怖くて踏み出せません。
当院の鍼は髪の毛ほどの細さのもので、刺す深さも1〜5mm程度です。注射針とはまったく別物で、刺激はごくわずかです。お灸もほんのりとした温かさを感じる程度で、火傷の心配はありません。お子様でも受けていただけるほど刺激の少ない施術ですので、ご安心ください。
Q. うつ病以外の体の不調(肩こり・不眠・冷えなど)も一緒に相談できますか?
ぜひお聞かせください。東洋医学では、うつ症状と体の不調は同じ根っこからきていることが多く、むしろ体の症状を教えていただくことで原因の見極めが深まります。「関係ないかも」と思わず、気になることは何でもお話しください。
Q. 何回通えば変化を感じられますか?
週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。気分の重さ・睡眠・体の動かしやすさといった小さな変化から順に整っていきます。
Q. 「気の持ちようで治る」と言われてきました。鍼灸で本当に変わりますか?
「頑張れば治る」「甘えだ」は、うつ病への大きな誤解です。うつ病は気力の問題でなく、体のエネルギーである「気」が枯渇・停滞している状態です。意志で気の流れは変えられませんが、鍼灸の施術でその流れを整えることはできます。一人で抱え込まず、まずご相談ください。

うつ病・気分の落ち込みのご相談、まずはLINEから
「病院に通っても楽にならない」「薬以外の方法を試したい」——そのお気持ち、ひとりで抱えないでください。札幌の東洋中村はり灸院では、うつ病・気分の落ち込みに対して、薬を使わない鍼灸で心と体の両面から整えていきます。
初めての方も、体の状態やご不安なことをLINEでお気軽にお伝えください。一つひとつ丁寧にお答えします。

初めての方へ
不安なことや現在の状態について、まずはお気軽にご相談ください。

院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。鍼灸師・医薬品登録販売者(国家資格)。
脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。大切にしているのは、コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点です。肩こり・腰痛はもちろん、生理痛や自律神経の乱れ、原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。
