病院で「原因不明」と言われた声枯れでお悩みの方へ
「急に声が出なくなった」「声がかすれて出しにくい」といった症状で耳鼻咽喉科を受診したものの、 「喉には異常がない」「原因不明」 と言われて困っていませんか。
このような状態は、機能性発声障害と呼ばれることがあります。 喉の形そのものに異常がないため、検査では問題が見つからず、不安だけが残ってしまう方も少なくありません。
この記事では、西洋医学では改善が難しいこともある機能性発声障害に対して、東洋医学がどのように体全体からアプローチしていくのかをわかりやすく解説します。

機能性発声障害とは?なぜ病院で「原因不明」とされるのか
声が出ない、声が枯れるといった症状があると、多くの方はまず耳鼻咽喉科を受診されます。 しかし検査をしても、はっきりした異常が見つからないことがあります。
- 声帯にポリープや炎症がない
- 喉の形や構造に異常がない
- 神経麻痺も起きていない
このように、目に見える異常がないにもかかわらず声が出にくい状態を、機能性発声障害と考えます。 つまり、喉の構造には問題がない一方で、声を出す 「機能」 がうまく働いていない状態です。

西洋医学は「機能を高める治療」が苦手なことがあります
西洋医学は、炎症、ポリープ、腫瘍、神経麻痺など、目に見える異常を見つけることに優れています。 そのため、明確な異常があれば、それに対して適切な治療を行うことができます。
しかし、構造には異常がないのに、うまく声が出ないという状態では、原因がつかみにくく、根本的な改善につながりにくいことがあります。
こうした“機能の低下”に対して、東洋医学の視点が役立つことがあります。

東洋医学の見立ては、喉ではなく「体全体」に向きます
東洋医学では、機能性発声障害の原因を喉だけに求めません。 声の不調が出ているとき、身体全体のどこに弱りや偏りがあるのかをみていきます。
東洋医学の五行の考え方では、「声」は「肺」と深く関わるとされます。 つまり、声の問題があるときは、喉だけでなく、肺のはたらきや、それに関係する身体の機能が弱っている可能性があるのです。

東洋医学でみる「肺」と関係する不調
東洋医学では、「肺」は声だけでなく、さまざまな部位や機能と関わると考えます。 そのため、声の不調がある方は、以下のような症状も併せてみていくことが重要です。

1つでも当てはまるなら、喉以外にも原因があるかもしれません
もし先ほどの項目の中で、1つでも2つでも思い当たるものがあれば、声の不調は単なる喉の問題ではなく、 「肺」の弱りや全身のバランスの乱れと深く関係している可能性があります。
東洋医学では、こうした関連症状を軽く見ません。 むしろ、それらの情報を手がかりにして、どこに根本的な問題があるのかを探っていきます。

鍼灸では、喉だけでなく「肺の機能」を整えていきます
東洋医学専門の鍼灸では、喉そのものだけに刺激をするのではなく、「肺」に関わる経絡やツボを用いながら、全身の機能を整えていきます。
声と関係する肺の弱りを改善し、同時に鼻、皮膚、大腸、冷えなどの関連する不調も整えていくことで、結果として喉の機能が正常に戻りやすくなります。
部分的な施術だけではなく、体全体を見立てられることが大切です。

声の不調を、あきらめないでください
機能性発声障害は、喉だけを見ていてはなかなか改善しないことがあります。 ですが、体全体の状態を把握し、関連する不調をひとつずつ整えていくことで、改善の方向へ向かうことは十分にあります。
東洋中村はり灸院では、声だけでなく、鼻、皮膚、大腸、冷え、睡眠なども含めて体全体を丁寧にみていきます。 「一生このままかもしれない」と悩まず、一度ご相談ください。
原因不明の声枯れを、喉だけでなく体質全体から見直し、自然に声が出しやすい身体づくりを目指します。
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院長プロフィール
中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。
