首こりの原因は、ストレートネックだけではありません
パソコンやスマートフォンの普及により、現代病ともいえる「首こり」。 整形外科を受診すると「首の湾曲がなくなっているストレートネックが原因です」と言われることも少なくありません。
しかし実際には、 「ストレートネック=首こり」 と単純には言い切れません。 形だけに注目しても、なかなか改善しない方が多いのはそのためです。
この記事では、首こりの意外な正体と、一時的なマッサージではない東洋医学による根本改善の考え方をわかりやすく解説します。

ストレートネックでも、首がこらない人はいます
ストレートネックが首に負担をかけやすいのは事実ですが、首の形と「こり」が必ずしも一致するわけではありません。 実際には、首の形に問題があってもつらい首こりを感じない方もいます。
反対に、画像上は大きな異常がなくても、首こりが強く出ている方もいます。 つまり、首の形だけを見ていては、本当の原因を見落としてしまうことがあるのです。

首こりは、体全体の乱れとして現れていることがあります
東洋医学では、首こりを単なる局所の痛みとしてではなく、体全体のバランスの乱れとして捉えます。 首こりを持つ方の多くは、首だけではなく他の不調も抱えていることが少なくありません。
そのため、首に出ている症状だけを追いかけるのではなく、体全体から原因を見直す必要があります。

首こりの方に多い「上熱下寒(じょうねつげかん)」
本来は「頭寒足熱」といって、足元が温かく、頭が冷えてスッキリしている状態が理想です。 しかし首こりが強い方は、その逆になっていることがよくあります。
下半身が冷え、上半身に熱がこもる 「上熱下寒」 の状態になると、首や肩まわりに緊張がたまりやすくなります。
- 頭痛
- 寝つきの悪さ
- 足のむくみ
- 冷え


東洋医学は「火の元」を探して整えます
東洋医学では、首に出ている症状を「煙」と考え、その大元にある「火の元」を探っていきます。 そのため、首だけに原因があるとは考えず、体の内側の乱れや巡りの偏りに目を向けます。
首のこりを一時的にほぐすのではなく、首こりが出にくい体質へ変えていくことを目指すのが東洋医学の考え方です。
それが根本改善につながります。

首を触らずに改善することもあります
東洋医学の鍼灸では、首に一切触れず、足や手などのツボを使って首こりを改善へ導くこともあります。 これは、首そのものではなく、体全体の流れやバランスを整えることを重視しているからです。
- 鍼灸で体の巡りを整える
- 漢方や食事療法(薬膳)の考え方を取り入れる
- 運動療法や生活改善を組み合わせる
こうした積み重ねによって、首こりが出にくい体質へ少しずつ変えていきます。

首こりだけでなく、体全体をまとめて整えたい方へ
首こりだけを何とかしようとしても、鼻や肺、胃腸、冷えなどの背景がそのままでは、また症状が戻りやすくなります。 だからこそ、首だけでなく体全体をひとつとして整えることが大切です。
東洋中村はり灸院では、一人ひとりの体質を丁寧に見立てながら、首こりの根本改善を目指した施術を行っています。 「どこに行っても治らなかった」「ストレートネックだから仕方ないと思っていた」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
首こりをその場しのぎで終わらせず、体全体のバランスから整え、首こりが出にくい体づくりを目指して施術を行っています。
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院長プロフィール
中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。
