突然の胃痙攣でお困りの方へ
突然、胃がギュッとしぼられるような激しい痛みに襲われる「胃痙攣」。 病院を受診しても「ストレスが原因」と言われ、痛み止めなどの対症療法で様子を見るしかないケースも少なくありません。
しかし、東洋医学の視点を取り入れることで、胃痙攣は見方が大きく変わります。 体の巡りを整えることで、つらい痛みを和らげやすくなることがあります。
この記事では、胃痙攣の原因を東洋医学の視点から整理し、家庭でもできるツボの活用法までわかりやすく解説します。

東洋医学から見た「胃痙攣」の原因とは?
西洋医学ではストレスが主な原因とされることが多い胃痙攣ですが、東洋医学では 胃の平滑筋に十分な血が巡っていない状態 を重視します。
いわば、胃の中で「こむら返り」が起きているような状態です。 胃の筋肉が強く緊張しているのに、そこへ必要な血液が届きにくいため、激しい痛みとして現れると考えます。

胃痙攣は「胃のこむら返り」と考えるとわかりやすい
足がつる時も、筋肉が急に強く縮まり、血の巡りが悪くなって痛みが出ます。 胃痙攣も同じように、胃の筋肉が過剰に緊張し、血流不足が起きることで痛みが出ていると考えます。
そのため、ただ痛みを抑えるだけではなく、筋肉の緊張をゆるめ、巡りを回復させることが大切になります。

プロの鍼灸施術では、肝の疏泄作用を高めて巡りを整えます
専門的な鍼灸施術では、肝の働きを助けて血液を全身に巡らせる 「肝の疏泄(そせつ)作用」 を高めることを重視します。
胃だけに注目するのではなく、全身の巡りをコントロールする力を高めることで、胃の筋肉に必要な血を届けやすくしていきます。

外関と臨泣を使った組み合わせが重視されます
胃痙攣の施術では、巡りを整える目的で次のような組み合わせが用いられることがあります。
- 外関(がいかん)へのお灸
- 臨泣(りんきゅう)への施術
- 右の外関と左の臨泣など、左右をクロスして使う考え方
こうした組み合わせによって、その場で症状がやわらぐこともあります。 ただし、位置や刺激量は状態によって変わるため、強い症状がある時は専門家の判断が重要です。

家庭でできる、胃痙攣に使われやすい4つのツボ
即効性を求める場合は専門的な施術が安心ですが、日常的なセルフケアとして活用しやすいツボもあります。
陽陵泉(ようりょうせん)
足にあるツボで、筋肉全般と関わりが深く、胃の平滑筋の緊張をやわらげる目的で用いられます。
肝兪(かんゆ)
背中にある、肝の働きと関係の深いツボです。血液を隅々まで巡らせる助けとなり、胃の血流改善を後押しします。
三陰交(さんいんこう)
足首付近にある代表的なツボで、腎・肝・脾の経絡が交わる場所とされ、胃痙攣の緩和にも使われます。
中脘(ちゅうかん)
胃の真上に位置するツボで、胃の症状を直接的にやわらげる目的で用いられます。

胃痙攣をみてもらうなら「東洋医学専門」の鍼灸院が大切です
胃痙攣の改善を目指すなら、スポーツ鍼やマッサージを主体とする鍼灸院ではなく、 内臓症状を含めて全身をみる東洋医学専門の鍼灸院 を選ぶことが大切です。
胃だけを局所的に見るのではなく、巡り、冷え、肝の働きまで含めて判断できるかどうかで、施術の質は大きく変わります。

胃痙攣のつらい痛みを、その場しのぎで終わらせないために
胃痙攣は、ただのストレスではなく、胃の筋肉に血が巡りにくくなっているサインとして見ることができます。 だからこそ、痛みだけを抑えるのではなく、巡りそのものを整えることが大切です。
東洋中村はり灸院では、胃の痛みだけでなく、全身の巡りや肝の働きも含めて丁寧に見立てながら施術を行っています。 突然の胃の痛みや繰り返す胃痙攣でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
胃痙攣を胃だけの問題として捉えず、体全体の巡りから見直し、根本改善を目指す鍼灸施術を行っています。

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院長プロフィール
中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。
