札幌で自律神経失調症の鍼灸なら東洋中村はり灸院

東洋中村はり灸院

札幌で自律神経失調症に鍼灸を

病院で「異常なし」と言われても、体は確かに辛い。札幌の鍼灸院が、根本から整えます。

頭痛・めまい・不眠・だるさ……症状は次々と変わるのに、病院の検査では異常が見つからない。そんな日々が続いていませんか。

自律神経失調症は、体全体のバランスの乱れです。東洋医学は、その根本にある「気血の滞り」から丁寧にアプローチします。

自律神経失調症への鍼灸施術|脈診で全身の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

こんなお悩みはありませんか

  • 頭痛やめまいが続くのに、病院では「異常なし」と言われた
  • 朝起きられない、日中もずっとだるくて疲れがとれない
  • 夜なかなか眠れず、眠っても熟睡できた気がしない
  • 動悸や息切れ、胃腸の不調が交互に繰り返す
  • 手足が冷えるのに顔はほてる、のぼせやすい
  • イライラしやすくなった、気力がわかない、気分が沈みがち
  • 一つの症状が落ち着いたと思ったら、別の不調が出てきた

これらは自律神経の乱れによく見られる症状です。「病気というほどではないけれど、毎日どこかがつらい」という状態が長く続いている方は、ぜひ一度ご相談ください。

自律神経失調症への鍼灸施術|腹診でお腹の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

自律神経失調症とは

自律神経とは、心臓の拍動・呼吸・消化・体温調節など、生命を維持するために必要な機能を自動的にコントロールしている神経です。自分の意志で動かせる運動神経とは異なり、脳の「視床下部」から常に指令が出て働いています。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があります。交感神経は活動・緊張時に優位になり、心拍数や血圧を上げて体を活性化させます。副交感神経は夕方から夜にかけて優位になり、血管を拡張してリラックスと回復を促します。この2つがアクセルとブレーキのように交互に働くことで、心身のバランスが保たれます。

ところが、慢性的なストレスや不規則な生活・睡眠不足・ホルモンバランスの変化などが重なると、視床下部がうまく機能しなくなり、交感神経と副交感神経の切り替えが乱れてしまいます。その結果、全身にわたるさまざまな不定愁訴が現れます。これを西洋医学では「自律神経失調症」と呼びます。

特に現代社会では、夜遅くまで仕事やスマートフォンを使い続けることで夜になっても交感神経が優位なままになりやすく、体内時計(サーカディアンリズム)が乱れやすい環境にあります。また、毎月ホルモンバランスが変化する女性は、視床下部への影響から生理不順・PMS・更年期症状と複合して現れることも少なくありません。

自律神経失調症への鍼灸施術|手足のツボに鍼をしているようす|札幌 東洋中村はり灸院

なぜ症状が次々と移っていくのか

自律神経失調症が繰り返す理由は、この病名の成り立ちそのものにあります。

頭痛なら脳神経外科、動悸なら循環器科、胃腸の不調なら消化器科、眠れないなら心療内科、生理不順なら婦人科、のどの詰まりなら耳鼻咽喉科。症状ごとに科をまわり、どこでも異常が見つからなかったとき、最後に残るのが「自律神経失調症」という病名です。実際には自律神経そのものの検査がきちんとおこなわれていないことも多く、原因が特定できないときにつけられる病名だ、という指摘さえあります。

原因が特定されていない以上、処方されるのは痛み止め・胃腸薬・精神安定剤・自律神経失調製剤・ビタミン剤といった、症状を一時的に抑えるための薬になります。ここに、この症状特有のイタチごっこが生まれます。

頭痛が薬で落ち着いた頃に、今度は胃が痛みだす。胃が落ち着けば、次は眠れなくなる。症状が「移動する」ことこそ、自律神経失調症の最大の特徴です。頭痛も胃痛も不眠も、それぞれが独立した病気なのではなく、ひとつの根から出た枝葉だからです。枝を一本ずつ切り落としても、根が生きている限り、また別のところから新しい枝が伸びてきます。

マッサージや整体で一時的に軽くなっても、数日で戻る理由

首や肩の筋肉をゆるめれば、その場は確かに軽くなります。それでも数日で元に戻るのは、なぜその筋肉が緊張し続けているのか、という土台が変わっていないからです。交感神経が優位なまま切り替わらず、血管が収縮し、血流が落ちて冷えている。この状態が続いている限り、筋肉はまた同じように硬くなります。

東洋医学は「根」を見ます

東洋医学は、頭痛・胃痛・不眠・動悸・倦怠感といった症状群を、バラバラの病気とは捉えません。すべてを「気虚(気が足りない)」あるいは「気滞(気が滞っている)」というひとつの状態として見ます。気が足りないのか、流れが止まっているのか。そのどちらかを見極め、五臓(肝・心・脾・肺・腎)のどこが弱っているかを確認して、経絡を通じて根本を整えていきます。

「木を見て森を見ない西洋医学、森を見て木を治す東洋医学」と言われるのは、まさにこの違いです。東洋医学が症状そのものではなく体のバランスを立て直そうとするのは、そこに手を入れない限り繰り返しが終わらないと知っているからです。

自律神経失調症への鍼灸施術|髪の毛ほどの細さの鍼を用いた施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

東洋医学から見た自律神経失調症の原因

東洋医学では、自律神経失調症を「気・血・水の乱れ」として捉えます。私たちの体内には、エネルギーである「気」、栄養を届ける「血」、体液である「水」が流れており、この三つが滞りなく循環していることが健康の基本です。

自律神経失調症との関係でとくに重要なのが「気」の状態です。気が不足した状態を気虚(ききょ)、気が滞った状態を気滞(きたい)といいます。

気虚(ききょ)……気というエネルギーそのものが不足している状態。体を動かす力が足りず、強い倦怠感・やる気の低下・冷えが現れやすい。車で言えばガソリンが少ない状態です。

気滞(きたい)……気の量は足りているのに、流れが滞っている状態。詰まった気が熱に変わりやすく、頭痛・胸の圧迫感・イライラ・喉の異物感などが現れやすい。ガソリンはあるのにエンジンに届かない状態です。

気血の巡りは「経絡(けいらく)」と呼ばれる全身に張りめぐらされた通り道を通じて五臓(肝・心・脾・肺・腎)に届きます。自律神経失調症の方は多くの場合、精神的ストレスを長期間受け続けることで「肝」の働きが低下し、全身への気血の巡りを促す「疏泄(そせつ)作用」が弱まっています。これを東洋医学では肝気鬱結(かんきうっけつ)と呼びます。

肝の疏泄が乱れると、気血が体の末端や内臓まで届かなくなり、頭痛・めまい・不眠・生理不順・胃腸障害・のどの詰まり感など、一見バラバラに見える症状が同時多発的に起こります。東洋医学ではこれらを「別々の病気」とは見ません。すべて同じ根から生じた枝葉として、根本から整えていきます。

また、交感神経が優位な状態が続くと血管が収縮して血流が悪化し、冷えにつながります。東洋医学では交感神経を「陽」、副交感神経を「陰」と捉え、陰陽のバランスを回復させることが自律神経を整える近道と考えます。

自律神経失調症への鍼灸施術|経絡治療による鍼灸施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

東洋医学から見た4つのタイプ

同じ「自律神経失調症」でも、体の中で起きていることは人によって違います。東洋医学では、体質と症状の組み合わせから状態を分けて捉えます。ご自身がどれに近いか、当てはまる項目を数えながら読んでみてください。複数のタイプが重なっている方も少なくありません。

1. 肝気鬱結(かんきうっけつ)タイプ ── 気が詰まっている

  • のどに何か詰まったような感じがある(東洋医学でいう「梅核気(ばいかくき)」。病院では「ヒステリー球」と言われることが多い)
  • ため息が多い。胸や脇のあたりが張って苦しい
  • イライラして怒りっぽい、気が焦る、落ち着かない
  • ストレスがかかると胃が痛む、お腹が張る、ゲップやおならが出る
  • 頭が重く、帽子をかぶっているような感覚がある。朝起きにくい

東洋医学では、全身に気血をくまなく巡らせる働きを「肝の疏泄(そせつ)作用」と呼びます。精神的なストレスを長く我慢し続けると、この疏泄作用が滞り、気の流れが止まってしまいます。これが肝気鬱結です。煙突が詰まって煙が外へ出ていかないように、行き場を失った気が体の中に熱としてこもり、上へ上へと突き上げます。その結果、のどの詰まり・胸の圧迫感・イライラ・頭痛といった、一見バラバラな症状が同時に現れます。気の「量」は足りているのに「流れ」だけが止まっている状態なので、休んでも寝ても回復しにくいのが特徴です。

アプローチ:滞った気を動かすことが第一です。肝の経絡に属する太衝(たいしょう)、気の流れの要である膻中(だんちゅう)、胸のつかえと精神の落ち着きに関わる内関(ないかん)などを組み合わせ、詰まった気を下へ流していきます。当院の経絡治療では、脈やお腹に触れてその日の滞りの位置を確認し、ツボを選び直しながらはり治療を進めます。

2. 気虚(ききょ)タイプ ── 気が足りていない

  • 朝起きられない。日中もずっと眠く、だるさが抜けない
  • 少し動いただけで疲れる。呼吸が浅い
  • 風邪をひきやすく、ひくと長引く。汗をかきやすい
  • 食後に胃がもたれる。下痢をしやすい
  • 顔色がさえず、気持ちが落ち込みやすい

気(エネルギー)そのものが足りていない状態です。気は、食べたものから「脾」が取り出し、呼吸から「肺」が取り込み、生命力の根源である「腎」に蓄えられます。過労や長いストレスで気を消耗しすぎるか、胃腸が弱って気を十分に作れないかのどちらかで、この不足が起こります。体は足りない気でなんとか動こうとするため、内臓が無理を重ね、鼻の不調・眠りの浅さ・気分の落ち込み・動悸・便秘や下痢・生理不順・末端の冷えといった症状が全身に散らばります。病院ではこれらが別々の科に振り分けられますが、東洋医学ではすべて「気虚」というひとつの状態として捉えます。

アプローチ:気を補うことが中心になります。脾の働きを高める足三里(あしさんり)・中脘(ちゅうかん)、生命力を蓄える腎に働きかける湧泉(ゆうせん)などを用います。気虚の方には強い刺激は逆効果になるため、刺さない鍼や、心地よい温熱のお灸を中心に、体力を消耗させない穏やかな鍼灸治療を行います。

3. 気逆(きぎゃく)タイプ ── 冷えのぼせ・頭熱足寒

  • 顔はほてる・のぼせるのに、足先や手先は冷たい
  • 頭痛やめまい、立ちくらみが起こりやすい
  • 動悸がする。血圧が上下に振れやすい
  • 下半身が冷えて、生理痛や腰の重だるさがある
  • 横になっても頭が冴えて寝つけない

気は本来、上から下へ流れる性質を持っています。足が温かく頭が涼しい状態が正常です。ところが気の巡りが乱れると、気が下りずに逆流し、頭に熱がこもって足が冷える「気逆」になります。自律神経が乱れている方は交感神経が優位なままの状態が長く続き、血管が収縮して血流が落ちていることが多く、これが下半身の冷えを生みます。同時に、行き場のない熱が上半身に集まるため、上はのぼせて下は冷えるという矛盾した状態が完成します。「冷え性なのに顔だけ熱い」という訴えは、この気逆の典型です。

アプローチ:上に昇った熱を下ろし、下半身を温めて気の流れを本来の向きに戻します。頭頂の百会(ひゃくえ)で頭に集まった気を整え、足の太衝・三陰交・湧泉で気を下へ引き下ろします。上の熱と下の冷えの落差を縮め、陰陽のバランスを回復させることが、この状態の鍼灸治療の目標です。

4. 腎虚(じんきょ)タイプ ── 更年期・不安が強い方

  • 45〜55歳前後で、閉経の前後にあたる
  • ほてりと強い倦怠感が交互にやってくる
  • 理由のない不安感・恐怖感が強く、動悸を伴う
  • 夜間に何度もトイレで目が覚める。耳鳴りがする
  • 腰から下が重だるく、力が入らない

東洋医学では、五臓それぞれに対応する感情(五志)があり、「不安・恐怖」は腎に結びついています。腎は成長と老化、そして生命力の根源を蓄える臓です。女性は7の倍数を区切りに体が変化するとされ、女性ホルモンが減少する50歳前後は、ちょうど腎のエネルギーが目減りする時期と重なります。腎が弱ると、のぼせ・めまい・耳鳴り・夜間頻尿といった不定愁訴が現れ、同時に不安や恐怖を強く感じやすくなります。自律神経とホルモン分泌はどちらも脳の視床下部がまとめて担っているため、更年期症状と自律神経の乱れが重なって現れるのは、東洋医学の視点からも自然なことです。

アプローチ:腎を補い、生命力の土台を立て直すことが軸になります。足の内側の三陰交、腰の腎兪(じんゆ)、足裏の湧泉などを用い、下半身から体を温めて気を蓄えます。腎虚は一朝一夕には変わらないため、月単位で体質から立て直していく鍼灸治療になります。

どのタイプにあたるかは、症状の組み合わせだけでは決まりません。当院では脈やお腹に触れ、お話を丁寧に伺いながら、その日の体の状態に合わせてツボを選び直していきます。「自分がどれかわからない」という方も、そのままお越しください。

自律神経失調症への鍼灸施術|お灸による施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

自律神経失調症に用いる代表的なツボ

当院で自律神経の乱れに対してよく用いるツボを挙げます。実際にはその日の体の状態を確認したうえで選びますが、ご自宅でのセルフケアとして、優しく押していただける範囲でご紹介します。強く押し込まないでください。痛気持ちいい程度で十分です。

百会(ひゃくえ)

位置:頭のてっぺん。左右の耳の穴を結んだ線と、鼻から後頭部へ抜ける正中線が交わるところ。指で軽く押すと、少しへこんだ感触があります。

全身の気が集まる場所とされ、精神的な症状に広く用いるツボです。頭に昇ってのぼせた気を整え、頭の重さ・不眠・気分の落ち込みが同時にある方に向いています。気逆タイプ(頭は熱く足は冷たい)の方は、ここが緊張して硬くなっていることが多くあります。セルフケアでは、指の腹で真下に向かって3秒押して離すのを数回。強く押し込まないでください。

内関(ないかん)

位置:手のひら側の手首。手首の横じわの中央から、ひじの方向へ指3本分上がったところ。2本の腱の間にあります。

動悸・胸の苦しさ・吐き気・不眠に用いる代表的なツボです。「また動悸が起こるのでは」という不安が強い方には、まず内関を選びます。セルフケアでは、動悸を感じたときに親指で内関を押さえ、鼓動が静まっていくのをイメージしながら、ゆっくり一定のリズムで押します。同時に深くゆっくり呼吸をすると落ち着きやすくなります。

膻中(だんちゅう)

位置:胸の中央。左右の乳頭を結んだ線の、ちょうど真ん中の骨の上。押すと響くような感じがあります。

気の流れが集まる要所で、のどや胸のつかえ感に対する特効のツボとされています。「のどに何か詰まっている感じがするのに、耳鼻科では異常なし」と言われた方(梅核気)に用います。ここに温かい刺激を加えると呼吸が深くなり、緊張がほどけていきます。強く押す必要はありません。手のひらを当ててゆっくり呼吸するだけでも変化が出ます。

太衝(たいしょう)

位置:足の甲。親指と人差し指の骨をたどっていき、2本の骨が合流する手前のくぼみ。

気の巡りを司る「肝」の経絡上にある、肝気鬱結タイプの中心となるツボです。イライラ・ため息・胸脇の張りといった、気が詰まって高ぶった状態を鎮めます。頭に昇った気を足元まで引き下ろす働きもあるため、気逆タイプにも用います。セルフケアでは、足の甲を親指でくぼみに向かってゆっくり押します。ここが痛い方ほど、気が滞っている目安になります。

足三里(あしさんり)

位置:膝のお皿の下の外側にあるくぼみから、指4本分下がったすね外側のところ。

「万能のツボ」と呼ばれ、胃腸の働きを高めて気を作り出す力を底上げします。気虚タイプの、疲れやすい・食後にもたれる・だるさが抜けないという状態に用います。気は食べ物から脾が取り出すため、胃腸が弱ったままでは、いくら休んでも気は満ちていきません。倦怠感が主訴の方には、まずここから整えていきます。

セルフケアは、あくまで日々のお守りのようなものです。押して楽になるなら続けていただいて構いませんが、押すたびに痛みが強くなる、押した後に具合が悪くなるという場合は中止してください。ツボは押す強さよりも、どこを選ぶかが要です。体質と経絡を見極めてツボを組み立てるのが、鍼灸師の仕事です。

自律神経失調症への鍼灸施術|全身のバランスを整える鍼灸施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

札幌で自律神経の不調が長引きやすい理由

札幌で自律神経の不調が長引きやすいのには、東洋医学から見て理由があります。

冬の寒暖差 ── 一日に何度も「季節の変わり目」をまたぐ

外は氷点下、しかし室内は暖房が効いて20度を超える。この境界を一日に何度もまたぐ生活を、札幌では11月から4月まで半年近く続けます。自律神経は体温調節を担う神経ですから、そのたびに血管を締めたり緩めたりを繰り返し、切り替えの負担が積み重なります。東洋医学では、季節の変わり目や気候の急変そのものを体への負担(外邪)と捉えます。札幌の冬は、その「変わり目」が毎日訪れているようなものです。

寒邪と冷え ── 気逆タイプの方は冬に症状が濃くなる

自律神経が乱れている方は、交感神経が優位なままで血管が収縮し、すでに血流が落ちています。そこへ外からの寒さ(東洋医学でいう寒邪)が加われば、冷えはさらに深くなります。とくに気逆タイプ、顔はのぼせるのに足先は冷たいという方は、札幌の冬に症状が濃くなりやすい。頭の熱と足の冷えの落差が、寒さで一段と開くからです。「冷え性のはずなのに、暖房の効いた部屋にいると顔だけカッと熱くなる」という訴えを、当院では冬に多く伺います。

日照時間の短さ ── 朝の光を浴びない冬

東洋医学は、人の体を自然の一部と考えます。冬は本来、エネルギーを外へ使わず、内に蓄えて生命力を養う季節です。ところが札幌の暮らしは、暗いうちに家を出て、暗くなってから帰る冬が続きます。朝の光を浴びる機会が減ると、体内時計(サーカディアンリズム)の切り替えが起こりにくくなり、夜になっても交感神経が優位なまま残りやすくなります。冬に眠りが浅くなる、朝起きられない、気分が沈むという方が増えるのは、このためです。

雪かき ── 早朝に交感神経を一気に立ち上げる動作

冷えた空気の中で、いきなり全身に力を入れる。雪かきは交感神経を一息に立ち上げる動作です。腰や肩を痛めるだけでなく、それが毎朝の負担として自律神経にのしかかります。

札幌に暮らす以上、冬をなくすことはできません。だからこそ、寒さに負けない体の土台を、季節が本格化する前から整えておくことに意味があります。当院では、冬に向かう秋のうちからお越しになる方が多くいらっしゃいます。

自律神経失調症への鍼灸施術|院内・施術ベッドのようす|札幌 東洋中村はり灸院

東洋中村はり灸院の鍼灸アプローチ

当院は開業当初より「はり灸専門・東洋医学一筋」で施術をおこなっています。自律神経失調症のような多様な不定愁訴には、体全体を一つとして見る東洋医学の視点が欠かせません。「森を見て木を治す」という言葉の通り、現れている症状だけを追うのではなく、その方の体質・生活習慣・感情の状態まで含めて丁寧に確認していきます。

四診によるカウンセリング

施術前には、東洋医学伝統の「四診」と呼ばれる方法で体全体の状態を確認します。目で見る「望診」、声や呼吸を聴く「聞診」、症状や生活を詳しく伺う「問診」、脈やお腹に触れて気血の状態を確認する「切診」の四つを組み合わせることで、体のどこに滞りや不足があるかを見極めます。自律神経失調症の方は症状が多岐にわたるため、初回はとくに時間をかけてお話を伺います。整理してからでなくて構いません。思いつく不調を、そのままお聞かせください。

経絡治療による根本へのアプローチ

当院の施術の中心は「経絡治療」です。経絡治療は、気血の通り道である経絡のどこに異常があるかを特定し、関連するツボに鍼やお灸でアプローチすることで、五臓の働きを整え自然治癒力を引き出す施術法です。国家資格を持つ鍼灸師でも習得に長い時間を要する、伝統的な東洋医学の手技です。

自律神経の乱れがある方は、不眠・頭痛・動悸・胃腸の不調・倦怠感といった複数の症状が重なっていることがほとんどです。当院では、症状が出ている部位だけを追うのではなく、肝・脾・腎など根本に関わる経絡のツボにも鍼とお灸を用い、体全体のバランスから整えていきます。

刺激を最小限にした、負担の少ないはり治療

使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、「思ったより何も感じなかった」とおっしゃる方がほとんどです。鍼はすべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)を使用しています。

自律神経が乱れている方は、刺激そのものに敏感になっていることが多くあります。当院では強い刺激を避け、体質に応じて刺さない鍼での施術も行っています。お灸は上質な国産もぐさを使用し、心地よい温熱で気血の巡りを促します。体力を消耗させないことが、この症状ではとくに大切です。

自律神経失調症への鍼灸施術|鍼灸施術を受けているようす|札幌 東洋中村はり灸院

改善の目安と通院ペース

自律神経失調症は、長い時間をかけて積み重なった体質の乱れです。そのため、改善にも一定の時間と継続が必要になります。

週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。

数回で劇的に、というものではありません。逆に言えば、腰を据えて取り組めば体は応えてくれます。

もちろん症状の重さや経過、体質によって個人差はあります。施術のたびにその日の体の状態を確認しながらツボを選んでいきますので、まずは一度ご相談ください。通院ペースは、お仕事やご家庭のご都合を伺いながら、無理のない形で一緒に決めていきます。

自律神経失調症への鍼灸施術|脈診で全身の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

よくあるご質問

Q. 病院で「異常なし」「ストレスですね」と言われただけなのですが、鍼灸で対応できますか。

はい。検査で数値に異常が出なくても、東洋医学では脈やお腹に触れ、お話を丁寧に伺うことで、気血の巡りや五臓のどこが弱っているかを確認していきます。むしろ「原因がわからない」「病名だけついた」という方こそ、東洋医学が力を発揮しやすいケースです。数値に出ないから体が辛くないわけでは、決してありません。

Q. 症状が日によって変わります。頭痛の日もあれば胃の不調の日もあり、何を相談すればいいかわかりません。

症状が移り変わることこそ、自律神経失調症のいちばんの特徴です。どうか、思いつく不調をすべてお話しください。東洋医学では、頭痛も胃の不調も不眠も「バラバラな病気」とは捉えず、ひとつの根から出た枝葉として見ます。症状が多い方ほど、根が見えやすくなります。整理してからでなくて構いません。そのままお話しいただければ、こちらで組み立てていきます。

Q. 精神安定剤や睡眠薬を飲んでいます。飲みながら鍼灸を受けても大丈夫ですか。

受けていただけます。鍼灸はお薬の働きを妨げるものではありませんので、今の服薬を続けながら並行してお越しください。ただし、お薬の量を減らす・やめるという判断は、必ず処方している医師とご相談ください。当院から減薬をお勧めすることはありません。服用中のお薬は、施術前のカウンセリングでお聞かせいただければ、それを踏まえてツボを選びます。

Q. 鍼は痛くないですか。刺激に敏感で、体調が悪化しないか不安です。

使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、「思ったより何も感じなかった」とおっしゃる方がほとんどです。鍼はすべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)を使っています。自律神経が乱れている方は刺激に敏感になっていることが多いため、当院では強い刺激を避け、刺さない鍼での施術も行っています。施術後に軽いだるさや眠気が出ることがありますが、これは体が回復モードに切り替わった反応で、多くは一晩で落ち着きます。不安なことは施術前にすべてお聞かせください。

Q. どのくらい通えば変わってきますか。

週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。自律神経の乱れは、長い時間をかけて積み重なった体質の乱れです。通院ペースは、お仕事やご家庭のご都合を伺いながら、無理のない形で一緒に決めていきます。

Q. 更年期の症状と重なっているようです。どちらから手をつければいいですか。

分けて考える必要はありません。自律神経とホルモン分泌は、どちらも脳の視床下部がまとめてコントロールしています。重なって現れるのは、むしろ自然なことです。東洋医学では、更年期の不調を五臓の「腎」の衰えと関連づけて捉えます。腎を補って体の土台を立て直すことで、のぼせ・めまい・不安感・眠りの浅さといった症状に、まとめてアプローチしていきます。生理不順やPMSが重なっている方も同様です。

Q. 冬になると症状がひどくなります。札幌に住んでいる限り、仕方がないのでしょうか。

冬に悪化するのには理由があります。交感神経が優位なままだと血管が収縮して血流が落ち、そこへ札幌の寒さ(東洋医学でいう寒邪)が重なるためです。外は氷点下、室内は暖房で20度超という寒暖差を毎日またぐ生活も、体温調節を担う自律神経に負担を重ねます。仕方がないとは思いません。冷えに負けない体の土台をつくることはできます。実際、冬が本格化する前の秋からお越しになる方が多くいらっしゃいます。

Q. 心療内科やカウンセリングに通っています。並行して受けてもいいのでしょうか。

はい、並行していただいて構いません。当院は鍼灸専門の施術院です。心療内科やカウンセリングと役割が競合するものではありませんので、どちらもお続けください。当院では、体の側から、気血の巡りを整え、交感神経に傾いたままの状態を副交感神経へ切り替えやすくすることで、お力になれればと考えています。体が楽になると、心も動きやすくなる方が多くいらっしゃいます。

自律神経失調症への鍼灸施術|腹診でお腹の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

自律神経の乱れ、一人で抱え込まないでください

「病院では異常なし」「ストレスが原因」と言われるだけで、何年も辛い症状と付き合い続けている方がいます。東洋中村はり灸院では、そのような方のお力になりたいと思っています。

体全体を丁寧に確認しながら、気血の巡りを整え、自然治癒力が働きやすい体へと導いていきます。札幌で自律神経失調症の鍼灸をお探しの方、まずはお気軽にLINEからご相談ください。

初めての方も大歓迎です。「どんな症状でも相談できるか不安」という方も、まずはメッセージをお送りください。国家資格を持つ鍼灸師が丁寧にお答えします。

東洋中村はり灸院(札幌)のご案内

住所
〒005-0004 北海道札幌市南区澄川四条3丁目2-7 Betula澄川
アクセス
地下鉄南北線「澄川駅」より徒歩4分(地図
受付時間
10:00〜20:00/定休日 水曜
料金
初回 5,500円(四診+鍼灸施術)/2回目以降 5,000円(料金の詳細
ご予約
完全予約制。LINEより24時間受付
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院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、腰痛、肩こりをはじめ、坐骨神経痛・生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。

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