【札幌】肩こりの鍼灸治療|東洋医学専門 東洋中村はり灸院

東洋医学の視点で肩こりを読み解く

肩こりが治らないのはなぜ?
東洋医学が教える5つのタイプと根本改善の秘訣

慢性的な肩のこり、張り、重だるさに悩まされている方は非常に多く、 肩こりはまさに日本人の国民病とも言える症状です。 その場しのぎのマッサージや湿布で一時的に軽くなっても、 すぐに元へ戻ってしまう方は少なくありません。

東洋医学では、肩こりを単なる筋肉疲労とは見ません。 肩に症状が出ているとしても、 その背景には気・血・水の巡りの乱れや、 五臓のバランスの崩れが隠れていると考えます。

つまり、肩だけを揉んでも治りきらないのは、 「肩そのもの」ではなく「肩に負担を集める体質」が残っているからです。

一般的な見方:姿勢・ストレス・目の疲れ・同じ姿勢の継続が原因とされる
東洋医学の見方:巡りの悪さと五臓の乱れが、肩こりとして表面化している
改善の柱:体質を見極め、肩こりが再発しにくい身体を作る

1. 一般的に言われる肩こりの原因

病院や接骨院では、肩こりの原因として、 姿勢の悪さ、同じ姿勢の継続、ストレス、目の疲れなどがよく挙げられます。 これらは確かに肩こりを悪化させる大きな要因です。

姿勢の悪さ

長時間のデスクワークやスマホ操作で首が前に出たり、 猫背になったりすると、首から肩にかけて大きな負担がかかります。

同じ姿勢の継続

同じ姿勢を続けると、特定の筋肉ばかりが緊張し、 血流が悪くなってコリや重だるさが起きやすくなります。

ストレス

イライラや緊張が続くと交感神経が優位になり、 筋肉がゆるみにくくなります。 これが慢性的な肩の緊張につながります。

目の疲れ

目を酷使すると、首・肩まわりまで連動して緊張しやすくなります。 パソコンやスマホを長く使う方に肩こりが多いのはこのためです。

2. 東洋医学が考える「肩こりの正体」

東洋医学では、痛みやこりの背景に 「不通則痛(ふつうそくつう)」 という考え方があります。 これは「巡りが悪いから痛む」という意味です。

気・血・水の巡りが悪いと肩こりになる

体内を流れる気(エネルギー)・血(血液)・水(水分)が 滞ることで、肩に重さ、痛み、張り、だるさが現れます。 特に肩こりでは「血」の巡りが滞っているケースが多いと考えられています。

肩だけが悪いわけではない

東洋医学では、肩こりを肩そのものの問題とは見ません。 五臓(肝・心・脾・肺・腎)のバランスの崩れが、 体の特定の場所に肩こりとして現れていると考えます。

3. あなたはどのタイプ?五臓に対応した5つの肩こり

東洋医学では、肩こりは症状が出る場所によって 五臓との関連を考えることがあります。 もちろん複数のタイプが重なっていることもありますが、 自分の傾向を知るヒントになります。

肝(かん)タイプ:右の肩に症状が出やすい傾向があります。
心(しん)タイプ:肩甲骨の上部分に症状が出やすい傾向があります。
脾(ひ)タイプ:肩の上部に症状が出やすい傾向があります。
肺(はい)タイプ:左の肩に症状が出やすい傾向があります。
腎(じん)タイプ:肩甲骨の内側に症状が出やすい傾向があります。

どこがつらいかを丁寧に見ることは、 単に「肩こりですね」で終わらせず、 その人の体質や内臓の傾きまで考える入口になります。

4. 間違いだらけの肩こり対策

肩こりがつらいと、つい強く揉んだり、叩いたりしたくなるものです。 しかし、こうした行為はその場しのぎになりやすく、 かえって筋肉や組織を傷めることもあります。

注意したい対策

  • 強く押す・揉む:一時的な気休めになりやすく、根本解決にはなりにくい
  • たたく:筋肉や組織を傷める可能性があるため基本的には避ける
  • 冷やす:血流を悪くしやすく、肩こりを長引かせることがある

どうしてもつらい時は、 無理に刺激を加えるよりも、軽くさする程度に留め、 基本は温める方向で考える方が安全です。

5. 肩こり改善におすすめのツボ3選

セルフケアとして使いやすい代表的なツボがあります。 ただし、本来ツボは体質や状態によって選ぶものなので、 つらさが長く続く場合は専門的な見立てが大切です。

陽陵泉(ようりょうせん)

足の外側、膝の下にあるくぼみ。 筋肉の不調全般に使われることが多く、 肩こりにも応用される代表的なツボです。

肩井(けんせい)

首の付け根と肩先の真ん中あたり。 血行を促し、肩の緊張を和らげるのに使われます。 ただし妊娠中の方は使用を控える必要があります。

大椎(だいつい)

首の後ろの付け根にある突起の下。 血液循環を助け、肩こりに伴うめまいや吐き気にも使われることがあります。

6. まとめ:根本改善なら「鍼灸」という選択肢

東洋医学専門の鍼灸では、 表面的なマッサージではなく、 四診法(望・聞・問・切) という独自の見立てで体質を探ります。

髪の毛よりも細い鍼や、質の高いもぐさによるお灸を用い、 ツボを刺激することで、自己治癒力を高め、自律神経を整え、 肩こりが再発しにくい身体づくりを目指します。

肩だけを見ない:肩こりは気血水や五臓の乱れの表れとして見る
体質を見極める:同じ肩こりでも、出る場所や背景は人によって違う
再発しにくい体へ:一時しのぎではなく、内側から整えていく
※肩こりの中には、しびれや強い痛みを伴い、医療機関での確認が必要なケースもあります。気になる症状がある場合は適切な検査を優先してください。

施術費用と通院の考え方:
お身体の状態に合わせた計画的な取り組み

当院では、肩まわりの緊張に対し、全身の巡りを整えるアプローチを行っております。自由診療(保険外)となりますが、お身体の状態を丁寧に伺い、負担が和らいだ状態を維持していくための計画を共に考えてまいります。

初回カウンセリングと施術
5,500円
(税込)

お身体の状態を詳しく伺い、緊張の背景にあるバランスの乱れを見極めます。その上で、今後の見通しを含めた施術を行います。

2回目以降の施術
5,000円
(税込)

初回にお立てした方針に基づき、お身体の状態に合わせて巡りを整えてまいります。日々の変化を伺いながら内容を調整します。

通院頻度に関する一つの目安

お身体が整うまでの時間は、これまでの生活環境や体質によって異なります。以下の段階を目安として、無理のない範囲での通院をご提案しています。

  • 初期の段階(緊張が強く、お身体が変化しやすい時期):
    まずは巡りの土台を整えるため、週に1〜2回程度の頻度でお越しいただくことが、負担を和らげるための一助となる場合があります。
  • 安定への段階(楽な感覚が少しずつ続くようになる時期):
    お身体の状態が落ち着き始めたら、週に1回、あるいは10日に1回程度へと、間隔を少しずつ広げて様子を見てまいります。
  • 維持の段階(穏やかな状態を保ちたい時期):
    日常生活を無理なく過ごせるようになりましたら、月に1回程度の定期的な調整を行うことで、大きな負担が重なる前に整えておくことができます。

お身体の調整は、ゆっくりと時間をかけて庭の土壌を整えていく作業に似ています。
最初は少し根気が必要かもしれませんが、焦らず、お身体が本来持っている調整機能を支えていくことが、穏やかな日常への近道となります。

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院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人の写真

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、肩こり、腰痛をはじめ、生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。