鍼灸にも種類がある、経絡治療と現代鍼灸の違いとは

札幌 東洋医学専門・日本伝統鍼灸院

鍼灸にも種類がある経絡治療と現代鍼灸の違いとは

同じ「鍼灸師」の国家資格でも、実際に行っている施術の中身は院によって大きく異なります。

このページでは、鍼灸にどんな分類・流派があるのか、そして当院がなぜ経絡治療を選んでいるのかをご紹介します。

「鍼灸院ならどこも同じ」と思われがちですが、実際にはよりどころにする理論や技術によって、施術の考え方は大きく変わります。ここでは業界の構造をできるだけ客観的に整理しながら、当院の立ち位置をお伝えします。

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鍼灸院にも「専門」と「+α」がある

鍼灸師の免許は全国共通ですが、実際にどんな施術を行うかは院によって大きく異なります。大きく分けると、鍼とお灸だけで施術を組み立てる「鍼灸専門」と、マッサージ・整体・カイロプラクティックなどを組み合わせる「鍼灸+α」の2つがあります。

鍼灸師の間では、鍼灸のみで施術を行う「鍼灸専門」の院は、業界全体から見ると少数派だと言われています。背景には、鍼灸専門学校のカリキュラムが解剖学・生理学など西洋医学の科目を中心に組まれていることや、筋肉や神経に直接働きかける施術のほうが、その場で体の変化を実感しやすいという事情があります。

一方、東洋医学に基づく鍼灸は、症状そのものよりも体質の土台を整えることを目指すため、変化を感じるまでに時間がかかりやすく、施術のその場では効果を実感しにくいという特徴があります。四診や経絡といった考え方も一般的にはなじみが薄く、仕組みをご説明しても理解していただきにくいという側面があります。

当院は開業以来、鍼とお灸のみで施術を行う「鍼灸専門」の院です。

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鍼灸専門の中にもいくつかの流派がある

「鍼灸専門」の中でも、よりどころにする理論体系はさまざまです。代表的なものを整理すると、次のようになります。

日本伝統鍼灸(経絡治療など)

脈診・腹診などの四診を通じて、経絡や五臓六腑の虚実を見立て、補法・瀉法を使い分ける流派です。黄帝内経を理論の土台とし、江戸時代以降、日本の中で独自に磨かれてきました。

中医学に基づく鍼

中国の弁証論治(症状から証を導き出す診断体系)を土台にする流派です。中国鍼と呼ばれる比較的太めの鍼を使うことが多く、日本伝統鍼灸とは技法や理論の細部が異なります。

現代医学的な鍼灸

解剖学・生理学の知見をもとに、筋肉のこりや痛みが出やすいポイント(いわゆるトリガーポイント)に直接アプローチする流派です。西洋医学の枠組みで鍼の効果を説明しやすいという特徴があります。

美容鍼・不妊鍼灸

上記のような理論体系そのものではなく、美容・不妊という目的別に特化した鍼灸です。日本伝統鍼灸や現代医学的な鍼灸など、いずれかの流派をベースに行われることが多く、近年ニーズが高まっています。

当院が実践しているのは、このうち日本伝統鍼灸にあたる経絡治療です。

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なぜ現代医学的な鍼灸が主流になりやすいのか

はり師・きゅう師の国家試験には、「東洋医学概論」「経絡経穴概論」「東洋医学臨床論」という、東洋医学に関する科目がきちんと含まれています。東洋医学的な知識そのものは、鍼灸師になるための必修内容です。

ただし、はり師・きゅう師に共通する科目は全部で12あり、東洋医学に関するのはこの3科目のみです。残る9科目は医療概論・公衆衛生学・関係法規・解剖学・生理学・病理学概論・臨床医学総論・臨床医学各論・リハビリテーション医学という西洋医学系の科目が占めます。これに加えて、はり師は「はり理論」、きゅう師は「きゅう理論」という科目も学びますが、こちらも実技というより座学が中心で、神経反射・鎮痛機序・自律神経への作用・温熱刺激の生理作用など、西洋的な視点で構成されています。

さらに、東洋医学の3科目は座学としての知識が中心です。実際に脈やお腹に触れて経絡・五臓六腑の虚実を見立てられるようになるには、その知識を臨床の中でどう使うかという実践の積み重ねが欠かせません。

一方、解剖学や生理学に基づいて筋肉や神経に直接アプローチする施術は、理論として体系立てて習得しやすく、患者さまにも効果の理屈を説明しやすいという特徴があります。こうした事情が重なり、現代医学的な視点を中心にした鍼灸院が結果として多くなりやすい、という業界の構造があります。

そもそも現代の日本は、医療全体が西洋医学を中心に組み立てられています。鍼灸業界だけがその流れと無縁でいられるわけではなく、東洋医学の理論を軸にする鍼灸院が少数派になりやすいのは、ある意味で自然な結果とも言えます。

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当院が経絡治療を大切にする理由

鍼灸はもともと、東洋医学という一つの理論体系の中で生まれた技術です。当院では、その理論をベースにすることで、鍼灸は本来の力を発揮できると考えています。

そのため開業以来、脈診・腹診などの四診に基づいて経絡・五臓六腑の状態を見立てる経絡治療を一貫して行っています。症状のある部位だけでなく、体質そのものを整えることを目指す考え方です。

肩がこっているから肩に、腰が痛いから腰に鍼を打つのではなく、その症状の背景にある五臓六腑の乱れに向き合う。時間はかかりますが、これが黄帝内経から2000年受け継がれてきた鍼灸の考え方だと考えています。

東洋医学の考え方に興味を持たれた方は、ぜひ「東洋医学のはなし」の他の記事もあわせてご覧ください。

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経絡治療に基づく施術を、体感してみませんか

脈やお腹の状態を確認しながら、経絡・五臓六腑の視点で体質そのものと向き合う。東洋中村はり灸院は、国家資格を持つ鍼灸師が東洋医学一筋で施術を行う、札幌の鍼灸専門院です。

初回はカウンセリングに時間をかけ、お体の状態をしっかり把握したうえで施術を行います。LINEからいつでもご相談・ご予約いただけます。

東洋中村はり灸院(札幌)のご案内

住所
〒005-0004 北海道札幌市南区澄川四条3丁目2-7 Betula澄川
アクセス
地下鉄南北線「澄川駅」より徒歩4分(地図
受付時間
10:00〜20:00/定休日 水曜
料金
初回 5,500円(四診+鍼灸施術)/2回目以降 5,000円(料金の詳細
ご予約
完全予約制。LINEより24時間受付
鍼灸の種類とは|お灸による施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院
鍼灸の種類とは|全身のバランスを整える鍼灸施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点を大切に、肩こり・腰痛から原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。

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