繰り返す尿漏れ・尿失禁を、札幌の鍼灸で根本から。
咳やくしゃみで思わず漏れてしまう、産後から急に気になり始めた——その繰り返しに、体質から向き合います。
咳やくしゃみ、重い荷物を持ち上げた瞬間に、ふと漏れてしまう。出産をきっかけに、あるいは年齢を重ねるにつれて、そんな尿漏れ・尿失禁に悩まされていませんか。
尿漏れは、決して珍しいことでも、恥ずかしいことでもありません。東洋医学では、水分を蓄えて漏らさないようにする「腎」の力と、体を内側から支える「脾」の力の乱れとして捉え、体質を整えることで改善を目指します。

こんなお悩みはありませんか
- 咳やくしゃみをした瞬間に、少し尿が漏れてしまう
- 重い荷物を持ち上げたり、階段を降りたりすると漏れることがある
- 出産をきっかけに、尿漏れが気になるようになった
- トイレに間に合わず、漏らしてしまうことがある
- 尿漏れと一緒に、腰やお尻まわりの重だるさ、冷えもある
- 尿とりパッドが手放せず、外出が不安になっている
- 年齢のせいだから仕方ないと、諦めかけている
骨盤底筋トレーニングだけでは改善しきれない——そう感じている方に、東洋医学の視点からお伝えしたいことがあります。当院にはそういった方が多く来院されています。

骨盤底筋トレーニングだけで改善しない理由
尿漏れ・尿失禁の対策として、まず思い浮かぶのは骨盤底筋トレーニング(膣や肛門を締める体操)ではないでしょうか。産婦人科や泌尿器科でも広く指導される方法で、多くの方がまず試す方法です。トレーニングを続けて改善を感じる方は多いのですが、忙しさで続かなくなった途端にまた漏れやすくなったという声もよく耳にします。
これは、骨盤底筋トレーニングが「締める筋肉そのもの」を鍛える対症的なアプローチだからです。なぜその筋肉の力が保てないのか、なぜ体を支える力そのものが弱っているのかという体質そのものには、手が届いていません。
東洋医学では、漏れているという症状だけを見るのではなく、体全体のバランスを見て「なぜ締めておく力が続かないのか」を探ります。筋肉を鍛えるだけでなく、それを支える力そのものに働きかけるのが東洋医学の考え方です。

東洋医学から見た尿漏れ・尿失禁の原因
東洋医学では、尿漏れ・尿失禁は単なる「筋力の低下」ではなく、五臓のひとつである「腎」の固摂作用の低下と、「脾」の力が弱ることで起こる「中気下陥(ちゅうきかかん)」が根本にあると考えます。
頻尿のページでもご紹介している通り、腎には水分を適切にためて排出をコントロールする働きがあります。この腎の力が加齢や冷え、疲れの蓄積で弱ると、尿を締めておく「固摂作用(こせつさよう)」そのものが低下し、咳やくしゃみなど、お腹に力が加わった瞬間に漏れやすくなります。
さらに、消化吸収を担う「脾」には、内臓を正しい位置に持ち上げて支える働きもあります。出産や過労、加齢によってこの脾の力が弱ると、体を支える力そのものが下向きに緩んでしまう「中気下陥」という状態になり、膀胱まわりを支える筋肉の力も一緒に緩んでしまいます。出産後に尿漏れが始まりやすいのは、この中気下陥が起こりやすいタイミングだからです。
そのため、尿漏れ・尿失禁でお悩みの方には、症状だけでなく次のような不調を併せ持つ方が少なくありません。
- 腰やお尻まわりが重だるい、冷える
- 立ち仕事や長時間の作業で疲れやすい
- 胃下垂や便秘など、内臓の下垂感がある
- 足腰の力が抜けやすい
- むくみやすい
- 出産や大きな病気のあと、体力が戻りきっていない感覚がある
これらはすべて、「腎の固摂作用と脾の支える力がともに弱った体質」から生じているサインです。尿漏れと一緒にこういった不調を抱えている方は、腎と脾の両方を立て直すことが、根本的な改善への近道になります。
骨盤底筋を鍛えても、腎の固摂作用と脾の支える力が弱いままでは、疲れがたまるたびにまた漏れやすくなります。筋肉を鍛えるだけでなく、それを支える体質そのものを立て直すことが、繰り返さない体づくりにつながります。

当院の鍼灸アプローチ
東洋中村はり灸院では、施術の前に必ず脈診を行います。脈の状態から五臓のバランスを読み取り、どの経絡が乱れているかを確認した上で施術の方針を決めます。
尿漏れ・尿失禁の方には、主に腎に関わる経絡と、脾の力を持ち上げるツボを中心に、気血の流れを整えるはり治療を行います。骨盤まわりに強い刺激を加えることはありません。体の要所にあるツボを刺激することで、経絡を通じて腎の固摂作用と脾の支える力に働きかけます。刺激はとても繊細なもので、初めて鍼灸を受ける方でも安心して受けていただけます。
施術を重ねることで、締めておく力そのものが底上げされ、咳やくしゃみをしても漏れにくい体へと少しずつ変わっていきます。「尿漏れだけ」を見るのではなく、腰やお尻の冷え、疲れやすさといった体全体の状態を確認しながら進めていくのが、当院の鍼灸の特徴です。ご自宅では、骨盤底筋トレーニングと合わせて、腰まわりを冷やさないことをお伝えすることもあります。

改善の目安と通院ペース
週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。
もちろん、症状の程度や期間、出産からの経過、体質によって個人差はあります。尿漏れ・尿失禁は、長年にわたって腎や脾の力が少しずつ消耗した結果として現れていることが多く、「すぐに治る」というより「少しずつ漏れにくい体になっていく」感覚が正直なところです。通院を続けるうちに、まず腰やお尻の冷え・重だるさが和らぎ、次第に締めておく力そのものにも変化を感じていく流れが多いです。
「咳やくしゃみをしても大丈夫」という安心感を持って過ごせるようになること——それが当院が目指すゴールです。今ある症状にアプローチするだけでなく、漏れにくい体質をつくることを大切にしています。

よくあるご質問
- Q. 骨盤底筋トレーニングと並行して鍼灸を受けても大丈夫ですか?
- はい、問題ありません。骨盤底筋トレーニングで筋肉そのものにアプローチしながら、鍼灸で腎の固摂作用や脾の支える力を整えることで、相乗効果が期待できます。今取り組んでいるトレーニングはそのまま続けていただいて構いません。
- Q. どのくらいで症状が変わりますか?
- 症状の程度や期間、体質によって個人差があります。一般的な目安として、週1回の通院で6〜8回(約2か月)ほどで腰やお尻の冷え・重だるさに手応えを感じ始める方が多く、3〜4か月の継続で体質から変わってくることを目指します。
- Q. 婦人科や泌尿器科で治療中ですが、並行して受けられますか?
- はい、並行して受けていただけます。婦人科・泌尿器科での診察や治療は骨盤底筋や局所の状態に働きかけるもので、鍼灸はその土台となる体質全体を整えるものです。役割が違うため、ぶつかることはありません。担当の医師から特に止められていない限り、並行して続けていただくことをお勧めしています。
- Q. お腹や骨盤に鍼をするのですか?痛くないですか?
- お腹や骨盤に強い刺激を加えることは基本的にありません。体の要所にあるツボへのはり治療を中心に行います。当院で使用する鍼はとても細く、刺激は非常に繊細なものです。初めての方には施術前に丁寧にご説明しますので、遠慮なくご不安をお伝えください。
- Q. 出産してからまだ間もないのですが、受けられますか?
- 産後の体は、腎と脾の両方が特に消耗しやすい時期です。体調が落ち着いていれば施術を受けていただけますが、産後の経過には個人差がありますので、気になる場合はまず産婦人科医にご相談の上、当院にもお気軽にご相談ください。

札幌で尿漏れ・尿失禁の鍼灸、まずはご相談ください
咳やくしゃみで思わず漏れてしまう、産後から急に気になり始めた——そんな繰り返しに悩む方に、ぜひ一度東洋医学の視点を知っていただきたいと思います。症状だけを見るのではなく、あなたの体質全体を整えることで、漏れにくい体へと導きます。
当院はLINEから24時間ご予約・ご相談を受け付けています。「尿漏れ・尿失禁について聞きたい」だけでも構いません。まずはお気軽にメッセージをお送りください。

初めての方へ
不安なことや現在の状態について、まずはお気軽にご相談ください。

院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。大切にしているのは、コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点です。肩こり・腰痛はもちろん、生理痛や自律神経の乱れ、原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。
