札幌で不妊の鍼灸なら東洋中村はり灸院

東洋中村はり灸院

なかなか授からない不妊を、札幌の鍼灸で根本から。

不妊は病気ではなく、からだの状態です。だからこそ、状態を変えれば道は開けます。

札幌・澄川の東洋中村はり灸院は、鍼とお灸だけを行う東洋医学専門の鍼灸院です。子宮や卵巣という局所ではなく、妊娠を支える土台——腎・肝・脾のはたらきそのものを立て直していきます。

「検査では異常なしと言われた。それなのに、授かれない」——妊活で行き詰まる方の多くが、この言葉を口にされます。壊れている部品が見つからないのに結果が出ない。その理由を、東洋医学ははっきりと説明できます。

妊娠には、大きなエネルギーが要ります。そのエネルギーを蓄えるのが「腎」、材料となる気血をつくるのが「脾」、血を蓄えて巡らせるのが「肝」。このどこかが弱っていれば、子宮・卵巣に十分な血は届きません。冷え・生理痛・肩こり・不眠・胃腸の不調——妊活と無関係に思える不調は、すべて同じ根から出た枝です。

根を養えば、枝はまとめて変わります。妊娠しやすいからだづくりとは、特別な何かではなく、この根を取り戻していく作業にほかなりません。

不妊への鍼灸施術|脈診で全身の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

こんなお悩みはありませんか

  • 妊活を始めて1年以上経つが、なかなか授かれない
  • 病院で一通り検査を受けたが「異常なし」と言われた
  • タイミング法・人工授精・体外受精を重ねても結果が出ていない
  • 冷え性がひどく、夏でも足先が冷たい。生理痛や生理不順もずっと続いている
  • 経血に黒っぽい塊が混じる。生理周期が短くなってきた
  • 妊活そのものがプレッシャーになり、焦りと不安で眠りが浅い
  • 一人目は自然に授かったのに、二人目がなかなか授からない
  • 年齢のことを言われ、「もう間に合わないのでは」と怖くなっている

これらは一見バラバラの悩みに見えますが、東洋医学から見ればすべてつながっています。冷えも、生理痛も、不眠も、「授かりにくい」という状態も、同じ根っこから出た枝だからです。

札幌の東洋中村はり灸院では、その根っこ——妊娠を支えるからだの土台に、鍼とお灸で働きかけていきます。

不妊への鍼灸施術|腹診でお腹の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

不妊とは何か——そして、なぜ病院だけでは行き詰まるのか

不妊は「病気」ではなく「状態」です

不妊とは、一定期間の性生活があっても妊娠に至らない状態のことをいいます。WHO(世界保健機関)および日本産科婦人科学会では「1年以内に妊娠に至れない状態」と定義しています。原因は女性側にある場合、男性側にある場合、双方にある場合の3つに大きく分けられますが、実際には検査をしても明確な原因が見つからない「原因不明不妊」が少なくありません。

ここが出発点です。不妊は病気ではなく、あくまで状態です。そして状態であるがゆえに、壊れた部品を見つけて直すという西洋医学の得意分野から、するりとこぼれ落ちてしまいます。

病院が見ているのは「工程」、東洋医学が見るのは「土台」

病院の不妊治療は、ホルモン数値・卵管の通り・排卵・受精・着床という、婦人科系の局所に焦点を当てます。タイミング法から排卵誘発、人工授精、体外受精へと段階を上げていく方法は確かに精緻で、大きな力を持っています。

ただ、そこで見ているのは「妊娠という工程」であって、「その工程を動かす母体の生命力」ではありません。検査で異常が見つからないのに授かれない。移植を重ねても着床しない。この行き詰まりは、工程の精度の問題ではなく、土台の問題だからこそ起こります。

いくら質の高い種と畑を用意しても、畑を温める血が届かず、耕す力(気血)が足りなければ、芽は出ません。東洋医学が見ているのは、この土台のほうです。

温めグッズやマッサージが一時しのぎで終わる理由

「とにかく温めましょう」と言われて、腹巻き・湯たんぽ・岩盤浴・マッサージと手を尽くしてきた方も多いと思います。やめると元に戻ってしまうのは、意志が足りないからではありません。表面の血流を一時的に動かしても、気血をつくり出す力そのものは変わらないからです。蛇口をひねっても、そもそもタンクが空なら水は出ません。

そして不妊で悩む方の多くが、冷え性・生理痛・肩こり・頭痛・不眠・胃腸の不調を同時に抱えています。病院ではそれぞれ婦人科・整形外科・内科と切り分けられ、別々の対処を受けることになる。けれど東洋医学から見れば、これらは全部ひとつの根から出た枝です。

不妊という一点だけを切り離して見ても、行き詰まりは動きません。むしろ、冷え・生理痛・不眠・胃腸の不調といった「関係なさそうな枝葉」こそが、どの臓腑が弱っているかを教えてくれる手がかりになります。鍼灸は病院の不妊治療と役割が違うため、ぶつかることはありません。並行して受けていただけます。

不妊への鍼灸施術|手足のツボに鍼をしているようす|札幌 東洋中村はり灸院

東洋医学から見た不妊の本当の原因

妊娠には、大きなエネルギーが要ります。新しい命を宿し、十月十日それを養い続けるのですから、当然のことです。東洋医学は、そのエネルギーがどこから生まれ、どこに蓄えられ、どう運ばれるのかを、三つの臓腑のはたらきとして考えます。「腎」「脾」「肝」です。

腎——妊娠を支えるエネルギーを蓄える場所

東洋医学でいう「腎」は、西洋医学の腎臓とは異なり、成長・生殖・妊娠を司る生命力の貯蔵庫を指します。子どもが育ち、大人になり、やがて老いていく——その時間の流れそのものを動かしているのが腎の力(腎気)です。妊娠を成立させ、それを保ち続けるエネルギーも、ここから出ています。

腎気は生きているだけで少しずつ減り、加齢・過労・睡眠不足によって前借りするように削られていきます。妊活で「時間との勝負」と言われるのは、西洋医学の卵子の数の話だけではありません。東洋医学の側から見ても、腎という貯金を使いながらの勝負だからです。ただし、貯金は減るだけのものではなく、養えば積み増すこともできる——ここが東洋医学の立つ場所です。

脾——気血という「材料」をつくる場所

「脾」は、食べたものから気(エネルギー)と血(栄養)を生み出すはたらきを担います。子宮内膜をつくるのも、卵子を育てるのも、材料がなければ始まりません。脾が弱れば気血そのものが足りなくなり、腎に送るエネルギーも不足します。

腎虚の背後に脾虚が隠れていることは、非常に多くあります。土台をいくら補おうとしても、材料が届かなければ積み上がらないからです。冷たい飲み物、不規則な食事、胃腸の疲れ——妊活とは無関係に見えるこうした習慣が、実は根のところでつながっています。

肝——血を蓄え、子宮・卵巣へ届ける場所

「肝」は血を蓄え、全身へ巡らせる臓腑です。どれだけ良い材料があっても、届かなければ意味がありません。ストレスや冷え、睡眠不足で肝のはたらきが落ちると血の巡りが滞り、汚れて動かない血——瘀血(おけつ)になります。瘀血があると子宮内膜は育ちにくく、着床の環境が整いません。生理痛が重い、経血に黒っぽい塊が混じるといった変化は、その滞りが目に見える形で出てきたものです。

三つは、つながっている

脾がつくった気血を、肝が蓄えて巡らせ、腎がエネルギーとして蓄える。この流れのどこか一箇所が滞れば、全体が回らなくなります。だからこそ東洋医学では、「不妊」という一点だけを見ることをしません。冷え・生理痛・肩こり・不眠・胃腸の不調といった、一見関係のない不調こそが、どの臓腑が弱っているかを教えてくれる手がかりになります。

次の章では、この三つのはたらきの乱れ方を、実際のからだのサインから四つのタイプに分けてお伝えします。ご自分がどれに近いか、確かめながら読んでみてください。

不妊への鍼灸施術|髪の毛ほどの細さの鍼を用いた施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

あなたの不妊はどのタイプか——東洋医学の4分類

東洋医学は、不妊を一括りにしません。どこが弱っているかによって、からだに現れるサインも、鍼灸で整えるべき場所も変わります。当てはまる項目を追いながら、ご自分がどのタイプに近いか確かめてみてください。

腎虚タイプ|生命力の土台が消耗している

  • 足腰がだるい、腰が冷える、朝起きるのがつらい
  • 暑くないのに寝汗をかくことがある
  • 耳鳴り・白髪・抜け毛など、実年齢より老けを感じるサインがある
  • 夜更かしや残業が続き、睡眠が慢性的に足りていない
  • 生理周期が短くなってきた、経血量が減ってきた

加齢・過労・睡眠不足によって腎気が削られ、着床する力・妊娠を保つ力そのものが目減りしている状態です。妊活の土台が最も直接的に痩せているタイプで、他のタイプの背後に隠れていることもよくあります。

アプローチ:腎経の要穴である太渓、腎の気が現れる腎兪、下腹部の関元を用いて、消耗した腎気を補います。深く強い刺激ではなく、細い鍼とお灸でじんわりと補うのが基本です。合わせて、夜1時までに眠り午前1〜3時に熟睡できる生活へ整えていただくことが、腎を養う最大の後押しになります。

瘀血タイプ|血が滞り、子宮・卵巣に届いていない

  • 生理痛が重い、経血に黒っぽい塊が混じる
  • 手足の冷えが強く、夏でも靴下が手放せない
  • 肩こり・頭痛・腰痛が慢性的にある
  • シミができやすい、爪が割れる・縦線が入る
  • 目の疲れ・ドライアイがあり、寝つきが悪い

肝に蓄えられた血が滞り、汚れて動かなくなった状態が瘀血(おけつ)です。足元が冷えると、冷えた血液が心臓に戻る途中で子宮と卵巣を冷やす——昔から「女性は足を冷やすな」と言われてきたのは、このためです。瘀血があると子宮内膜も育ちにくく、着床の環境が整いません。

アプローチ:三陰交・血海・膈兪など血の巡りに関わる経穴を使い、滞った血を動かして子宮・卵巣に血が届く状態をつくります。生理痛が軽くなる、経血の塊が減るといった変化が、瘀血が抜けてきた目安になります。

脾虚タイプ|気血をつくる力が落ちている

  • 胃腸が弱く、食後に眠くなる・胃もたれしやすい
  • 冷たい飲み物やアイスをよく口にする
  • 疲れやすく、立ちくらみや貧血気味の傾向がある
  • むくみやすい、便がゆるい・下しやすい
  • 平熱が35度台で、お腹を触ると冷たい

脾が弱ると、気血をつくり出す力そのものが落ちます。腎に送るエネルギーも、子宮内膜をつくる材料も不足する。腎をいくら補おうとしても、材料が届かなければ積み上がりません。妊活で足踏みが続く方は、ここで止まっていることがあります。

アプローチ:足三里・中脘といった脾胃の経穴を中心に、気血を生み出す力そのものを立て直します。ここが動き出すと「疲れにくくなった」「食後に眠くならなくなった」という変化が先に現れ、それが妊娠しやすいからだへの土台になります。

気滞タイプ|ストレスで気が滞っている

  • 妊活そのものがプレッシャーで、常に焦りと不安がある
  • 生理前にイライラする、気分の浮き沈みが大きい
  • のどや胸のあたりが詰まる感じがあり、ため息が多い
  • 肩や首がガチガチに張り、深く息が吸えない
  • 生理周期が乱れやすい、排卵日がずれる

気は血を動かす力です。強い緊張や不安が続くと気の巡りが滞り(気滞)、その先で血も動かなくなります。妊活が長引くほど、結果が出ないことへの焦りがさらに気を滞らせ、子宮・卵巣への血流が落ちる——という悪循環に入りやすいのがこのタイプです。「リラックスして」と言われても、それができないのが一番つらいところだと思います。

アプローチ:太衝など肝経の経穴を用いて、詰まった気を流します。気が動けば血も動きます。生理前のイライラが軽くなる、ため息が減る、息が深く吸えるようになる——そうした変化が、気滞がほどけてきた目安です。

タイプは一つとは限りません。腎虚の背後に脾虚があり、そこに瘀血と気滞が重なっている——妊活で行き詰まっている方には、こうした重なりが実に多く見られます。ここでの自己判別はあくまで目安です。初回にお話を丁寧に伺い、脈やお腹の状態も確認したうえで、いまのあなたのからだをどこから立て直すべきかをお伝えします。

不妊への鍼灸施術|経絡治療による鍼灸施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

妊活に用いる代表的なツボ

当院が妊活の鍼灸で用いる経穴(ツボ)のうち、代表的なものをご紹介します。どれを使うかはタイプと脈・お腹の状態によって変わりますが、「なぜそこなのか」を知っていただくと、東洋医学がからだをどう見ているかが伝わるはずです。ご自宅での使い方は、このあとのセルフケアの章にまとめました。

三陰交(さんいんこう)

位置:足の内くるぶしの一番高いところから指4本分上、すねの骨の後ろ際のくぼみ。押すと少し重だるく響く場所です。

脾・肝・腎という3つの陰の経絡が交わるツボで、婦人科の症状にこれを外す鍼灸院はないと言われるほど代表的な経穴です。妊娠に関わる腎の力、血をつくる脾、血を巡らせる肝——その3つに同時に届くため、冷え・生理痛・生理不順を伴う妊活の要になります。

関元(かんげん)

位置:おへその下、指3本分下がったところ。下腹部の正中線上にあります。

任脈上にあり、下腹部——子宮・卵巣のある領域を直接温める経穴です。腎の気を蓄える場所とされ、冷えや泌尿・生殖器系の要穴として古くから繰り返し用いられてきました。当院ではお灸で、この一点にあたためを届けます。

腎兪(じんゆ)

位置:腰の一番くびれたあたり、背骨から指2本分ほど外側の左右。手を腰に当てたとき、親指が自然に当たる場所です。

腎の気が背中に現れる経穴です。ここを温めることは、妊娠を支える土台のエネルギーを底上げすることにあたります。腎虚タイプで腰の冷えや重だるさを訴える方には、まずこの場所を使います。雪かきのあとに腰が重くなるのも、ここが教えてくれるサインです。

太渓(たいけい)

位置:足の内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。指を当てると脈を感じる位置です。

腎経の原穴——腎そのもののエネルギーが最も出入りするツボです。腎虚タイプには、太渓と三陰交へのお灸を組み合わせて用います。寝汗をかく、足腰がだるい、白髪や耳鳴りが出てきた。そうした腎の消耗のサインがある方に欠かせない経穴です。

足三里(あしさんり)

位置:膝のお皿の下の外側のくぼみから、指4本分下。すねの骨の外側の筋肉のふくらみの上です。

胃の経絡の代表的なツボで、そのはたらきは生命力・免疫力の全般に及びます。妊娠は「気血」という材料を必要とするため、脾胃の力が落ちて気血がつくれないままでは、腎のエネルギーも補えません。足三里は、その材料をつくる力そのものを養う経穴です。下腹部から遠く離れた足のツボが妊活に効くのは、東洋医学が全身のつながりでからだを見ているからです。

不妊への鍼灸施術|お灸による施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

札幌の冬と妊活——寒邪とどう付き合うか

札幌で妊活をするということは、環境そのものが不利に働くということです。東洋医学の言葉でいえば、外から入り込む「寒邪(かんじゃ)」との付き合いが、半年近く続く土地だからです。ここは正直にお伝えしておきたいと思います。

冷えは、血を止める

先ほど瘀血タイプのところで触れたとおり、冷えた血は心臓へ戻る途中で子宮と卵巣を冷やします。凍結路面を踏みしめて歩き、氷点下の外気に晒される札幌の生活は、その状態が11月から4月まで続くということです。本州で「冬は冷えますね」と言うのとは、質も長さも違います。

寒暖差と乾燥が、巡りを乱す

外はマイナス、屋内は暖房で20度以上。一日に何度も繰り返されるこの急な温度差は、からだの調節機能に絶えず負荷をかけ、気血の巡りを乱します。加えて暖房による乾燥。乾いた空気は「肺」を消耗させ、外の変化に弱いからだをつくります。

雪かきは、腎を削る

腰を落として重い雪を持ち上げる。あの動作は、東洋医学でいう「腎」の宿る腰を酷使します。腎は妊娠を支える生命力の源です。真冬の雪かきで腰が重だるくなるのは、腎気が削られているサインでもあります。札幌の妊活で、腰の冷えと重だるさを軽く見てはいけない理由がここにあります。

日が短い冬は、気が沈む

冬の札幌は日が短く、気持ちが沈みやすくなります。気が滞れば、血も動きません。気滞タイプの方が冬に調子を崩しやすいのは、このためです。

それでも、冬は「養う季節」です

ただ、悲観する話ばかりではありません。東洋医学では、冬は「エネルギーを温存し、生命力を養う季節」とされます。草木が根に力を溜めて春の芽吹きを待つように、冬のあいだにからだを温め、腎を養っておくことには、はっきりとした意味があります。

札幌の長い冬は、体質を整える準備期間として使えます。冬に種を蒔き、春に芽吹かせる——そういう時間の使い方ができる土地だと、私たちは考えています。

不妊への鍼灸施術|全身のバランスを整える鍼灸施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

当院の鍼灸アプローチ

東洋中村はり灸院は、鍼とお灸だけを行う東洋医学専門の鍼灸院です。整体もマッサージも行いません。経絡治療(けいらくちりょう)を軸に、からだの内側から立て直していきます。

四診法でからだの状態を確認する

初回は「四診法」と呼ばれる伝統的な東洋医学のカウンセリングを行います。顔色や動きを見る望診、声や息の状態を聞く聞診、お腹や脈に触れて確認する切診、そしてお話を丁寧に伺う問診。この4つを組み合わせて、腎・脾・肝のどこが弱っているのかを見立て、その方だけの施術方針を立てます。

基礎体温表があればお持ちください。ただし、なくても構いません。記録よりも、いま目の前のからだが何を訴えているかを優先します。

子宮・卵巣ではなく、土台に働きかける

「不妊の鍼灸」と聞くと、下腹部に鍼を打つイメージを持たれる方が多いのですが、当院の施術はそうではありません。経絡とは気と血が流れるからだの通り道です。その経絡上のツボに鍼とお灸で働きかけ、五臓六腑のはたらきを回復させ、気血の巡りを整えます。結果として、子宮・卵巣に血が届くからだになっていく——順番はこちらです。

手足のツボを使うことも多くあります。遠く離れた場所を使うのは、からだ全体をひとつなぎとして捉えているからです。

鍼とお灸について

使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、すべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。刺す深さもごくわずかで、状態によっては鍼を触れさせるだけの「刺さない鍼」を用います。施術中にうとうとされる方も多いほどです。お灸はじんわりと温かさが伝わる程度で、我慢が必要な熱さにはしません。

病院の不妊治療との併用

タイミング法・人工授精・体外受精と並行して通われている方が多くいらっしゃいます。病院が働きかけるのは妊娠という工程、鍼灸が整えるのは母体の土台。役割が違うため、ぶつかることはありません。移植や採卵の予定日が決まっている場合は、その日程に合わせて施術の間隔を調整します。ご予約の際にお伝えください。

気持ちの部分も、受け止めます

妊活は、結果が出ないほど焦りが募り、その焦り自体が気の巡りを止めていきます。「リラックスして」という言葉が一番つらい、という声もよく伺います。当院では、からだのことだけでなく、そうした気持ちの部分も一緒に受け止めながら進めていきます。鍼灸を受けている時間そのものが、緊張がほどけて呼吸が深くなる時間になるはずです。

不妊への鍼灸施術|院内・施術ベッドのようす|札幌 東洋中村はり灸院

今日からできるセルフケア

鍼灸は週に一度です。残りの6日をどう過ごすかで、からだの変わり方は違ってきます。難しいことは一つもありません。できることから始めてください。

下腹部と腰を温める

関元(おへその下・指3本分)と腎兪(腰のくびれ・背骨から指2本分外側)。この2か所に湯たんぽや温めたタオルを当てるだけで十分です。押したり揉んだりする必要はありません。子宮・卵巣のある場所と、腎の宿る腰。この2つを冷やさないことが、札幌の妊活では何より効きます。夏でも湯船に浸かり、就寝時は靴下を履いてください。

三陰交を、優しく

内くるぶしから指4本分上。指の腹で、息を吐きながらゆっくり10秒押して、離す。これを数回。強く揉まないでください。テレビを見ながらでも、湯船の中でも構いません。冷えと生理痛の両方に届くツボです。

夜1時までに眠る

東洋医学では、午前1〜3時は「肝」が最も活発にはたらく時間とされています。この時間に熟睡していることで血が養われ、気血の巡りが整います。腎を養う最大の後押しは、実は睡眠です。妊活のためにあれこれ足すより、まず削るべきは夜更かしのほうかもしれません。

息を、深く吐く

焦りや不安が続くと、呼吸は浅くなり、気は滞ります。気が滞れば血も動きません。「リラックスしよう」と考えるより、ただ長く息を吐くことだけを意識してください。吸うのはあとから勝手についてきます。1日に何度か、それだけで気の流れは変わります。

雪かきのあとは、腰を温める

札幌ならではのセルフケアです。雪かきで腰が重だるくなったら、その日のうちに腰を温めてください。放っておくと、削られた腎気がそのまま回復しません。冬のあいだ、この積み重ねが春のからだをつくります。

不妊への鍼灸施術|鍼灸施術を受けているようす|札幌 東洋中村はり灸院

改善の目安と通院ペース

体質は、長い時間をかけて今の形になっています。だからこそ、変えるにも時間がかかります。ここは誠実にお伝えしておきます。

週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。

先に現れるのは、妊娠ではなく「不調が減ること」

妊活の場合、変化はまず「冷えが和らいだ」「生理痛が軽くなった」「経血の塊が減った」「よく眠れるようになった」「疲れにくくなった」という形で現れます。物足りなく感じるかもしれません。けれどこれは遠回りではなく、順番どおりです。子宮・卵巣に血が届くからだになりつつある、確かなサインだからです。

年齢やこれまでの経緯によって個人差はあります。加齢の影響が大きいほど時間はかかりますし、「必ず授かります」とお約束できるものではありません。そこは正直に申し上げたうえで、いまのからだにできることを一緒に積み重ねていきます。初回にお話を伺ったうえで、見通しをお伝えします。

妊活のからだは、周期という時計を持っています。生理周期はおよそ1か月。からだが応えているかどうかは、その周期を何度か重ねてはじめて輪郭が見えてきます。1回や2回で見切りをつけず、まずは2か月をひと区切りとして続けてみてください。焦る気持ちほど、気を滞らせるものはありません。

不妊への鍼灸施術|脈診で全身の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

よくあるご質問

Q. 病院の不妊治療(タイミング法・人工授精・体外受精)と並行して受けられますか。

はい、並行して受けていただけます。病院での不妊治療は排卵・受精・着床といった局所の機能に働きかけるもので、鍼灸はその土台となる母体全体の状態を整えるものです。役割が違うため、ぶつかることはありません。担当の医師から特に止められていない限り、並行して続けていただくことをお勧めしています。移植や採卵の予定日が決まっている場合は、その日程に合わせて施術の間隔を調整しますので、ご予約時にお伝えください。

Q. 検査では「異常なし」と言われました。それでも鍼灸を受ける意味はありますか。

むしろ、そうした方にこそ東洋医学の出番があります。検査で異常が見つからないということは、壊れている部品がないということです。それでも授かれないのは、部品同士の連携——からだ全体の機能が落ちているからだと東洋医学は考えます。冷え・生理痛・肩こり・不眠・胃腸の不調といった「不妊とは関係なさそうな不調」を手がかりに、どの臓腑が弱っているのかを見立て、そこを整えていきます。原因不明と言われた状態は、東洋医学がもっとも得意とする領域です。

Q. どれくらい通えば変化が出ますか。

週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。妊活の場合、まず「冷えが和らいだ」「生理痛が軽くなった」「よく眠れるようになった」といった変化が先に現れます。それが妊娠しやすいからだへ近づいている確かなサインです。年齢やこれまでの経緯によって個人差はありますので、初回にお話を伺ったうえで見通しをお伝えします。

Q. 年齢が高くても間に合いますか。

年齢によって施術をお断りすることはありません。東洋医学でいう「腎」の力は加齢とともに消耗していきますが、消耗した分を補い、今ある生命力を引き上げていくことはできます。40代の方も来院されています。ただし、加齢の影響が大きいほど時間はかかりますし、「必ず授かります」とお約束できるものではありません。そこは正直にお伝えしたうえで、できることを一緒に積み重ねていきます。

Q. 鍼は痛くないですか。お灸は熱くないですか。

当院の鍼は髪の毛ほどの細さで、すべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。刺す深さもごくわずかで、鍼を触れさせるだけの「刺さない鍼」を使うこともあります。施術中にうとうとされる方も多いほどです。お灸もじんわりと温かさが伝わる程度で、我慢が必要な熱さにはしません。熱いと感じたらすぐにおっしゃってください。

Q. 夫婦で通ったほうがよいですか。男性側にも鍼灸はできますか。

奥さまお一人で来院される方が大半ですが、ご夫婦での来院も可能です。妊娠は男女どちらか一方の問題ではないため、ご主人も疲れや冷え、睡眠不足を抱えている場合は、一緒に体調を整えていただくと相乗効果が期待できます。まずは奥さまお一人からで、まったく問題ありません。

Q. 基礎体温表をつけていませんが、大丈夫ですか。

問題ありません。基礎体温表は参考情報の一つですが、当院では脈やお腹の状態を確認し、お話を丁寧に伺うことでからだの状態を把握します。記録があればお持ちください。なくても施術方針は立てられます。

Q. 妊娠したら通院は終わりですか。

東洋医学は妊娠をゴールとは考えません。妊娠はあくまで通過点で、そこから10か月を元気に過ごし、産み、育てるからだが必要です。ご希望があれば、妊娠後も体調に合わせて内容を変えながら継続していただけます。つわりや腰の重だるさ、冷えといった妊娠中の不調にも対応します。

不妊への鍼灸施術|腹診でお腹の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

札幌で不妊の鍼灸なら、東洋中村はり灸院にご相談ください

「もう諦めるしかないのか」と感じる前に、一度からだの声に耳を傾けてみてください。冷え、生理痛、眠れない夜、そして原因不明と言われた行き詰まり——それらは全部つながっています。東洋医学の鍼灸が得意とするのは、まさにその根を養うことです。焦りや不安も含めて、まずはお話を聞かせてください。

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東洋中村はり灸院(札幌)のご案内

住所
〒005-0004 北海道札幌市南区澄川四条3丁目2-7 Betula澄川
アクセス
地下鉄南北線「澄川駅」より徒歩4分(地図
受付時間
10:00〜20:00/定休日 水曜
料金
初回 5,500円(四診+鍼灸施術)/2回目以降 5,000円(料金の詳細
ご予約
完全予約制。LINEより24時間受付
不妊への鍼灸施術|手足のツボに鍼をしているようす|札幌 東洋中村はり灸院
不妊への鍼灸施術|髪の毛ほどの細さの鍼を用いた施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、腰痛、肩こりをはじめ、坐骨神経痛・生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。

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