札幌で首こりを鍼灸で根本から整える
札幌で首こりにお悩みの方へ。東洋医学の鍼灸で、根本から整えます。
毎日ほぐしても、翌朝にはまた首が重くなる。そんな繰り返しに、疲れていませんか。
首こりが抜けない本当の原因は、首そのものではなく、体全体の”バランスの乱れ”にあることが多いのです。
このページでは、首こりを東洋医学のタイプ別に分けて解説し、当院がどこを整えていくのかをお伝えします。

こんなお悩みはありませんか
- 首の後ろが常にこわばっていて、重だるい
- マッサージを受けると楽になるが、すぐ元に戻る
- パソコンやスマホを使うと、首から頭にかけて張ってくる
- 首こりと一緒に、頭痛や目の疲れも出やすい
- 整形外科でストレートネックと言われたが、改善策が見つからない
- 首こりに加えて、冷えや生理痛など別の不調も抱えている
一つでも当てはまる方は、ぜひこのページを最後までお読みください。

なぜ、マッサージや湿布では繰り返すのか
首こりが何度も戻ってくるのは、施されている手当てが「こっている筋肉」だけを相手にしているからです。マッサージは硬くなった筋肉を一時的にゆるめ、湿布や痛み止めは痛みの信号を一時的に抑えます。どちらも、首に出ている結果を薄めているだけです。首をこわばらせている大元——気血の巡りの滞り、臓腑の働きの偏り、上下の熱のアンバランス——はそのまま残っているので、翌朝にはまた同じ場所が重くなります。
ストレートネックと言われた方も、同じ壁に当たります
整形外科でストレートネックと診断されると、「骨の形が悪いのだから仕方ない」と諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。けれども、スマホやパソコンが当たり前になった今、ストレートネックの方は非常にたくさんいるのに、その全員が首こりに悩んでいるわけではありません。逆に、ストレートネックではないのに強い首こりを抱えている方もいます。首の骨の形と、首こりのつらさは比例しないのです。
骨の形そのものは変えられません。ですから病院での対応は湿布・牽引・電気・姿勢指導といった対症療法にとどまり、「首こりが出やすい体質」の側には手がつかないまま終わってしまいます。何年も通っているのに変わらない、という声をよく伺うのは、このためです。
首こりは、単独では現れません
首こりにはもうひとつ、特有の落とし穴があります。首こりだけを抱えている方は、実はほとんどいません。眼精疲労、後頭部の頭痛、足の冷え、頭ののぼせ、寝つきの悪さ、腰の重さ、生理痛、鼻炎、風邪をひきやすい——こうした不調が一緒に並んでいることが非常に多いのです。
ところが西洋医学では、これらを「首は整形外科、目は眼科、鼻は耳鼻科、生理痛は婦人科」と切り分けます。それぞれに別の薬が出て、どれも根っこには届きません。東洋医学から見れば、これらは同じひとつの乱れが、別の場所に噴き出しているサインです。首だけを揉んでも変わらないのは、火元を消さずに煙だけを払っているからなのです。
東洋医学には「不通即痛(ふつうそくつう)」という言葉があります。通らなければ痛む。首という一点にこりが出るのは、そこで巡りが止まっているからです。そして止めているものは、首の外側にあることが多い——これが、首を揉んでも首こりが終わらない理由です。

東洋医学から見た首こりの本当の原因
東洋医学では、首こりを「首だけの問題」とは考えません。体全体を流れる「気・血・水」のバランスが乱れた結果、首という部位に症状が現れていると見ます。
特に多いのが「気逆(きぎゃく)」と呼ばれる状態です。本来、気は上から下へ流れ、足が温かく頭はすっきりしているのが健康な状態です。ところが気の流れが逆転すると、上半身に熱がこもり、首や肩に緊張が集中します。頭痛・のぼせ・ドライアイ・不眠などが首こりと一緒に現れやすいのは、このためです。
また、「気滞(きたい)」といって、ストレスや疲労によって気の巡り全体が滞ることでも首こりは起こります。気滞が続くと、肩から首にかけての筋肉が慢性的に緊張し、眼精疲労や頭重感も伴いやすくなります。
さらに見落とされがちなのが、腕や指の使いすぎによる経絡への影響です。パソコン作業でくり返される指の背屈運動は、手の陽経(大腸経・三焦経・小腸経)を疲弊させ、それらの経絡が走る首・肩の緊張へとつながります。首を直接マッサージしても楽にならない方の多くは、この経絡上の滞りが解消できていないことが原因のひとつです。
加えて、眼球の動きと首後ろの筋肉は神経学的に連動しています。画面を長時間凝視するだけで首の後ろの筋肉はくり返し緊張し続けます。東洋医学では「目は肝の窓」と言い、目の酷使は肝の経絡を消耗させ、首こりや頭痛を引き起こすと考えます。
首こりの方には、以下のような症状が一緒に現れていることがよくあります。これらは首こりと「無関係な別の悩み」ではなく、同じ根っこを持つサインです。
- 眼精疲労・ドライアイ・目の奥の痛み
- 頭痛(特に後頭部〜首のつけ根の重だるい痛み)
- 冷え・下半身のむくみ・足が冷えて頭がのぼせる
- 生理痛・生理不順・PMSの悪化
- アレルギー性鼻炎・後鼻漏・蓄膿
- 風邪をひきやすい・気管支が弱い
- 睡眠が浅い・寝つきが悪い
これらの症状が重なっているほど、体全体のバランスが乱れているサインです。首こりだけを取り出して対処するのではなく、大元の乱れを整えることが根本改善への道になります。

あなたの首こりはどのタイプか(東洋医学の4タイプ)
ひと口に首こりといっても、東洋医学から見ると背景はいくつかに分かれます。こりの手ざわり(筋張っているのか、重いのか、ふにゃりとしているのか)、一緒に出ている不調、悪化する条件——この三つを手がかりに、当院ではおおよそ次の四つのタイプで首こりを整理しています。ご自身がどれに近いか、読みながら確かめてみてください。二つのタイプが混ざっている方も少なくありません。
1. 肝タイプ ── 筋張ったこわばり。ストレスと目の疲れ
- 首から肩にかけて筋(すじ)が張ったように硬く、押すとコリコリした固まり(硬結)に触れる
- イライラしやすく、ストレスの強い時期にはっきり悪化する
- 眼精疲労・目の奥の痛み・ドライアイを伴う
- こめかみや側頭部が、ズキズキと拍動するように痛むことがある
- 画面を長時間見た日ほど、首の後ろから頭が張ってくる
東洋医学で「肝」は、気の巡り・筋(すじ)・目を司ります。ストレスやパソコン、スマホでの目の酷使が続くと肝の気が滞り(気滞)、その影響がまず筋に出るため、首や肩が筋張ってこわばります。「目は肝の窓」と言われ、目の疲れと首のこりが同時に出るのはこのためです。
このタイプでは、首を直接ゆるめることよりも、肝の経絡の流れを整えることを軸にします。風池・肩井のほか、足にある肝の経絡のツボを使い、上へ突き上がった気を下ろして筋の緊張をほどいていきます。目の疲れが強い方は、攅竹まわりも併せて対応します。
2. 腎タイプ ── 冷えのぼせ型。後頭部に石が乗ったような重さ
- こりが後頭部から首のつけ根、背骨に沿って広がり、「石が乗っている」ような重さがある
- 足は冷たいのに、頭や顔はのぼせて熱っぽい
- 寒い日・冷えた日にはっきり悪化する
- 寝つきが悪い、眠りが浅い、寝汗をかく
- 腰が重い、足がむくむ、下半身の冷えを感じる
本来、気は上から下へ流れ、「頭寒足熱」——足が温かく頭は涼しい——が健康な状態です。これが逆転して下半身が冷え、上半身に熱がこもった状態を東洋医学では気逆と呼び、首・肩に緊張が集中します。その土台にあるのが、体を温める力を司る「腎」の弱りです。首こりの方に、冷え・のぼせ・不眠・足のむくみ・腰の重さが同居しやすいのは偶然ではありません。
首だけを温めても、下半身が冷えたままでは熱はまた上に戻ります。天柱で後頭部の緊張をゆるめ、崑崙で頭に上った熱を足へ下ろし、下半身を温める経絡を整えて「頭寒足熱」の状態に戻していきます。上下の逆転が戻ると、首こりだけでなく頭痛や寝つきの悪さも一緒に軽くなっていくのが、このタイプの特徴です。
3. 肺タイプ ── 硬くないのに、こっている感じだけが強い
- 自分ではガチガチにこっている感じがするのに、人に触ってもらうと「そこまで硬くない」と言われる
- ハチマキで締めつけられるような、持続的な頭の痛みを伴う
- 風邪をひきやすい、ひくと咳が長引く、鼻炎や喘息の体質がある
- 乾燥肌・アトピー・吹き出物など、皮膚が弱い
- 気疲れしやすく、心配性で、呼吸が浅くなりがち
東洋医学で「肺」は、気を全身に配り、皮膚と呼吸を司ります。肺の力が落ちると気が体表まで行き渡らず、筋肉そのものは硬くないのに「こっている」という自覚だけが強く残ります。首こりを招く体質の筆頭に「呼吸器系が弱い」「皮膚症状がある」が挙げられるのは、このためです。デスクワークで指を使い続けることも、手の陽経(大腸経・三焦経・小腸経)を疲弊させ、首の緊張につながります。
合谷(手の陽明大腸経)と列欠を軸に、肺と大腸の経絡を整えます。首に触れずに、手や腕のツボで首が軽くなることが多いのがこのタイプです。呼吸が浅くなっている方がほとんどですので、腹式呼吸のしかたもあわせてお伝えします。
4. 脾タイプ ── 天気に左右される、浅い層の重だるさ
- こりが深いところではなく、皮膚と筋肉の間の浅い層にあり、触ると指から逃げるような感じがする
- 雨の前や湿度の高い日に首が重くなり、おでこ(前頭部)が痛む
- 胃腸が弱く、湿気が多いとお腹を下しやすい
- 顔や頭皮がむくんでぶよぶよする、体が重だるい
- 食べても太りにくい
「脾」は東洋医学で消化器系を指し、水分の代謝を担います。脾が弱ると余分な水(湿)が体に溜まり、首まわりの浅い層に重だるいこりとして現れます。天候や湿度で症状が左右されるのが、このタイプの最大の特徴です。首をほぐすより、胃腸の働きを立て直すことが先になります。足三里を中心に脾胃の経絡を整え、水はけのよい体に戻していきます。
どのタイプかによって、使うツボも施術の組み立ても変わります。初回のカウンセリングで、こりの手ざわり・一緒に出ている不調・悪化する条件を丁寧に伺いながら、あなたの首こりがどこから来ているのかを一緒に確かめていきます。

札幌の冬と首こり
札幌の冬は長く、首こりにとってはっきり不利な条件がそろいます。東洋医学では、体を冷やす外的な要因を「寒邪(かんじゃ)」と呼びます。寒邪は気血の巡りを滞らせます。通らなければ痛む——首の後ろは、衣服から最も外気にさらされやすい場所です。冷たい風が当たり続けると、そこで巡りが止まり、こりとして固まります。「冷えると悪化する、後頭部の重いこり」は、腎タイプの典型です。
屋内外の激しい寒暖差が、「頭寒足熱」を逆にする
さらに札幌特有なのが、屋内と屋外の激しい寒暖差です。外は氷点下、室内は暖房で乾燥した熱気。この環境は、健康な状態である「頭寒足熱」を真逆にしてしまいます。暖かい空気は上にたまるので頭がのぼせ、足元は床から冷える。気が上に突き上がったまま下りてこない状態が続き、首・肩に緊張が集中します。
冬になると、首こりと一緒に頭痛・ドライアイ・寝つきの悪さが増える方が多いのは、この上下の逆転が背景にあります。暖房による乾燥は目の疲れを強め、目の酷使は肝を消耗させて、さらに首の緊張を招きます。首こり・目の疲れ・のぼせ・足の冷えは、冬の札幌ではひとつながりの現象です。
雪かきと、凍結路面の歩き方
雪かきも見逃せません。重い雪を持ち上げて放るときの前傾姿勢、そして凍結路面で滑るまいと肩をすくめて歩く歩き方は、いずれも首の後ろの筋肉を持続的に緊張させます。冬のあいだ、札幌の方の首は休む時間がほとんどありません。
だからこそ、冬の首こりは首だけを温めても足りません。うなじを冷やさないようにしたうえで、下半身の冷えを取って気を下ろす——上下の逆転を戻すことが先です。当院が足のツボを多く使うのは、札幌の冬という環境に対して、それが最も理にかなっているからです。

当院の鍼灸アプローチ
東洋中村はり灸院では、初回のカウンセリングで「四診法(ししんほう)」を用いて体の状態を丁寧に確認します。四診法とは、望(見る)・聞(聞く)・問(問う)・切(触れる・脈をみる)の四つの方法で体全体の状態を把握する、東洋医学の伝統的な確認方法です。とくに脈と腹の状態を確かめることで、気血の巡りや臓腑の働きの偏りを読み取り、首こりの背景にある体質——肝・腎・肺・脾のどこに負担がかかっているのか——を見きわめていきます。
首のこりの手ざわりも、大切な手がかりです。筋張って硬結があるのか、後頭部から背骨にかけて重く張っているのか、ふにゃりとして力がないのに本人はこりを強く感じているのか。同じ「首こり」でも、触れた感触とタイプによって、選ぶツボはまったく変わります。
施術では、首に直接触れるだけでなく、足・腕・腰など体の遠隔部にあるツボを使って経絡を整えることが多くあります。手の陽明大腸経は手から首・肩へ通っているため、手のツボで首の動きが出てくることがありますし、足が冷えて頭がのぼせている方なら、足のツボで熱を下ろすほうが、首を直接ゆるめるより早く楽になります。症状の出ている場所と施術する場所が違うことに驚かれる方もいらっしゃいますが、これが東洋医学の経絡治療の考え方です。
使う鍼は髪の毛ほどの細さで、注射針とはまったく違います。痛みや熱さはほとんど感じず、施術中にうとうとされる方も多くいらっしゃいます。鍼はすべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。首に鍼を刺されること自体が怖いという方には、皮膚に触れるだけの「刺さない鍼」で対応することもできますので、遠慮なくお伝えください。
目指しているのは、その日の首を軽くすることだけではありません。首がこりにくい体に戻していくことです。首こりと一緒に抱えている頭痛や目の疲れ、冷え、寝つきの悪さが、通ううちに一緒にゆるんでいく——それが、根っこから整っているサインだと考えています。

首こりに用いる代表的なツボ
タイプによって選ぶツボは変わりますが、首こりの方によく用いる経穴をいくつかご紹介します。位置と、なぜそのツボなのかがわかると、ご自宅でのセルフケアも的が絞れます。いずれも強く押す必要はありません。気持ちよく響く程度の力で、ゆっくり呼吸をしながら押してください。痛みを我慢して押すと、かえって緊張が強まります。
風池(ふうち)── 目の疲れを伴う首こりに
後頭部の髪の生え際、首の中央のくぼみから左右に指2本分ほど外側。太い筋の外側にある、押すとズーンと響くくぼみです。肝タイプの首こりに最もよく使うツボで、眼精疲労を伴う首こりに向きます。目の疲れと首の後ろの緊張は連動しており、画面を長く見た日にここが張っている方が多くいらっしゃいます。
天柱(てんちゅう)── 後頭部に石が乗ったような重さに
後頭部の生え際、首の中央にある太い筋(僧帽筋)のすぐ外側のくぼみ。風池のやや内側・下寄りにあります。腎タイプの、後頭部から背骨にかけて重く張るこりに用います。頭にこもった熱を鎮め、後頭部の重だるさをゆるめる代表的なツボです。
合谷(ごうこく)── 手から首を動かす
手の甲側、親指の骨と人差し指の骨が合流するところ。真ん中ではなく、人差し指の骨のきわに沿って押すと響きます。手の陽明大腸経に属し、この経絡は首・肩を通っています。肺タイプの首こりのほか、頭痛や喉の痛みにも用いられる、応用範囲の広いツボです。合谷を優しく押しながら、首をゆっくり前後左右に動かしてみてください。首の動きが出てくることがあります。
通里(つうり)── 首の横側の張りに
手のひらを上に向け、小指側の手首の横ジワから指1本分(1寸)だけ肘の方向へ進んだところ。押して痛むポイントを探してください。首や肩の「横側」の張り・違和感と相性のよいツボです。右の張りには左腕、左の張りには右腕を使います。押しながら首をゆっくり動かすと、張りがほどけていく感覚が得られる方が多いツボです。
崑崙(こんろん)── 頭に上った熱を、足へ下ろす
外くるぶしの一番高いところと、アキレス腱との間のくぼみ。頭に上ってしまった熱気を足へ下ろす働きがあり、足が冷えて頭がのぼせている腎タイプの首こりに用います。首から遠く離れた足のツボですが、上下の逆転を戻すことで首の緊張がゆるむ——これが経絡治療の考え方です。冬の札幌で首こりが強まる方に、特によく使います。

改善の目安と通院ペース
首こりの改善には、「症状を抑える」だけでなく「そうなりやすい体質を変える」プロセスが必要です。
週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。
変化の出方には特徴があります。1回で劇的に、というよりも、「戻るまでの時間が延びていく」という形で楽になっていく方が多いのです。翌日には戻っていた首の重さが、三日もつようになり、一週間もつようになる。この間隔が延びていくことが、体質が動いている何よりのサインです。
もちろん体質や症状の経過には個人差があります。まずはカウンセリングでお体の状態を確認したうえで、その方に合ったペースをご提案します。「仕事が忙しくて週1回は難しい」という方もお気軽にご相談ください。

自宅でできるセルフケア
鍼灸治療と並行して、日常のちょっとしたケアを取り入れると回復が進みやすくなります。いずれも強い刺激は不要です。優しく、続けられる範囲で行ってください。
1. 目を温める
濡らしたタオルをレンジで温め、目のまわり(眉毛の内側・攅竹のあたり)にそっと当ててください。目の疲れが首こりにつながっていることが多く、目をゆっくり温めるだけで首の後ろの緊張が和らぐ方は少なくありません。乾いた熱は目に向かないので、必ず湿らせたタオルをお使いください。
2. 足元を温め、うなじを冷やさない
首の後ろは、外気にさらされやすい場所です。冬はマフラーやハイネックでうなじを守ってください。そのうえで大切なのが足元です。湯船にゆっくり浸かる、足首を冷やさない——首を揉むより、こうした下半身への手当てのほうが効くことがあります。頭にのぼった熱が足へ下りると、首の緊張はひとりでにゆるみます。
3. 腹式呼吸を意識する
首こりが続くと姿勢が崩れ、胸郭が丸まって呼吸が浅くなります。浅い呼吸は首まわりの補助筋を余計に疲弊させ、こりをさらに強めます。夜寝る前に、おへその下まで息を届かせる腹式呼吸を数分。それだけで副交感神経が優位になり、体がゆるむ側に切り替わります。とくに肺タイプの方に効果的です。
4. 合谷・通里を押しながら、首を動かす
合谷(手の甲、親指と人差し指の骨が合流するきわ)や通里(手のひら側、小指側の手首のシワから指1本分肘寄り)を反対の手の親指でゆっくり押しながら、首を前後左右にゆっくり動かしてみてください。首を直接揉むよりも、動きが出てくることがあります。首の張りが右にあるなら左腕、左にあるなら右腕を使います。
これらはあくまで補助です。首こりを繰り返す体質そのものを整えるのは、経絡を整える鍼灸治療の役目だと考えています。

よくあるご質問
Q. 整形外科でストレートネックと言われました。鍼灸で改善できますか?
A. はい、対応できることが多いです。ストレートネックの方が全員首こりに悩んでいるわけではなく、逆にストレートネックでないのに強い首こりを抱えている方もいらっしゃいます。首の骨の形と、首こりのつらさは比例しません。東洋医学では骨の形ではなく、気血の巡りや体質の乱れに着目して鍼灸治療を行いますので、首の形が変わらなくてもこりや重さが楽になる方は多くいらっしゃいます。
Q. 首がこっているのに、首以外の場所に鍼をするのはなぜですか?
A. 首の緊張は、多くの場合その場所だけで完結していないからです。たとえば手の陽明大腸経は手から首・肩へ通っているため、手の合谷を整えると首の動きが出てくることがあります。足の冷えで頭に熱がこもっている方なら、足の崑崙で熱を下ろすほうが、首を直接ゆるめるより早く楽になります。症状の出ている場所と施術する場所が違うことに驚かれる方もいらっしゃいますが、これが経絡治療の考え方です。
Q. マッサージだと数時間で戻ってしまいます。鍼灸も同じではないですか?
A. 目指しているものが違います。マッサージは硬くなった筋肉そのものをゆるめる方法なので、首をこわばらせている大元が残っていれば当然また戻ります。当院の鍼灸治療は、首がこりやすい体の状態——気血の滞りや、足が冷えて頭がのぼせる上下の逆転など——を整えていきます。1回で劇的に、というよりも、通ううちに「戻るまでの時間が延びていく」という変化の出方をされる方が多いです。
Q. どのくらい通えば変化を感じられますか?
A. 週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。もちろん体質や経過には個人差がありますので、まずはお体の状態を確認したうえで、その方に合ったペースをご提案します。
Q. 首こりと一緒に頭痛や目の疲れ、冷えもあります。全部相談していいのでしょうか?
A. ぜひまとめてお聞かせください。それらは首こりと無関係な「別の悩み」ではなく、同じ根っこから出ているサインであることがほとんどです。東洋医学では首・目・冷えを別々の科に分けません。複数の不調が重なっている方ほど、体全体の乱れがはっきり見えており、根本にアプローチしやすいとも言えます。
Q. 首に鍼を打つのは怖いのですが、大丈夫でしょうか。
A. 使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、注射針とはまったく違います。痛みや熱さはほとんど感じず、施術中にうとうとされる方もいらっしゃいます。鍼はすべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。首に鍼を刺されること自体に強い不安がある方には、皮膚に触れるだけの「刺さない鍼」で対応することもできますので、遠慮なくお伝えください。
Q. 冬になると首こりがひどくなります。自分でできることはありますか?
A. まず首の後ろを外気にさらさないこと。マフラーやハイネックでうなじを冷やさないだけでも違います。そのうえで、足元を温めてください。札幌の冬は暖房で頭がのぼせ、足が冷える「上下の逆転」が起きやすく、これが首の緊張を強めます。湯船にゆっくり浸かる、足首を冷やさない——こうした下半身への手当てのほうが、首を揉むより効くことがあります。夜は蒸しタオルで目のまわり(攅竹のあたり)をそっと温めるのもおすすめです。乾いた熱は目に向かないので、必ず湿らせたタオルをお使いください。
Q. 痛み止めや湿布を使っていますが、鍼灸と併用してもいいですか?
A. 併用していただいて構いません。つらいときに薬で乗り切ることを否定はしません。ただ、薬や湿布は痛みの信号を一時的に抑えるもので、首をこわばらせている大元には届いていません。鍼灸治療で体質のほうが変わってくると、自然と薬に手が伸びる回数が減っていく方が多くいらっしゃいます。服用中のお薬は、初回のカウンセリングで遠慮なくお伝えください。

札幌で首こりの鍼灸なら、まずはご相談ください
「何度ほぐしても戻ってしまう」「病院に行っても湿布しかもらえなかった」——そんな首こりに、東洋医学の鍼灸は別の角度からアプローチします。体全体の気血の流れを整えることで、首こりだけでなく、一緒に抱えている不調も少しずつ楽になっていくのが東洋中村はり灸院の施術です。
初めての方も安心して受けていただけるよう、施術前に丁寧にお話を伺います。気になることは何でもLINEからお気軽にどうぞ。札幌で首こりの鍼灸をお探しの方、まずは一歩踏み出してみてください。

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不安なことや現在の状態について、まずはお気軽にご相談ください。

院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
「森を見て木を治す」東洋医学の視点で、腰痛、肩こりをはじめ、坐骨神経痛・生理痛・顔面神経麻痺・潰瘍性大腸炎・耳管開放症など、原因不明・治療法が限られる慢性疾患を中心にはり治療を行っています。
