体が思うように動かない、震えが止まらない——そのつらさを、周りにわかってもらえないことも多いのではないでしょうか。
パーキンソン病の背景には、東洋医学で言う「肝」の機能低下があると考えています。体の巡りを整えることで、症状の改善を目指します。

こんなお悩みはありませんか
- 何もしていないのに、手足がふるえる
- 歩き出しの一歩目がなかなか出ない
- 体がこわばって、思うように動かせない
- 前傾姿勢になり、転倒が怖くなってきた
- 表情がうまく作れなくなったと言われた
- 薬が切れると、途端に体がきつくなる
パーキンソン病は、じわじわと日常生活の自由を奪っていく病気です。「もう年だから仕方ない」と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。

パーキンソン病とはどんな病気か
パーキンソン病は、脳の中にある「黒質」という部位の神経細胞が少しずつ死滅していくことで起こります。黒質は、体を動かすときに「ドパミン」という神経伝達物質を放出する役割を担っています。このドパミンが不足すると、大脳基底核の運動コントロールがうまく働かなくなり、震え・こわばり・歩行障害といった症状が現れます。
50〜60代での発症が多く報告されており、国の指定難病にも定められています。初期は「なんとなく動かしにくい」程度の自覚しかないことが多く、気づいたときには症状がかなり進んでいた、というケースも少なくありません。

パーキンソン病の主な症状
安静時の震えと動作のこわばり
じっとしているときに手足が震え出すのに、物を持ったり体を動かし始めると逆に震えがおさまってくる——これがパーキンソン病に特徴的なパターンです。あわせて筋肉もこわばりやすく、歩き出しの一歩目がとりわけ出にくくなります。
表情に出にくくなる
顔の筋肉も動かしにくくなるため、心の中では感じていても表情に出づらくなります。ご本人より先に、ご家族や周囲の方が変化に気づくことも珍しくありません。
姿勢とバランスの崩れ
体が前かがみになりやすく、姿勢を保つ力が弱まっていきます。歩き始めの一歩はなかなか踏み出せない一方、いったん歩き出すと今度は止まりにくくなる「突進歩行」がみられることもあります。
服薬タイミングによる調子の波
Lドーパなどの薬が効いている間は動きやすくなりますが、効き目が薄れてくる時間帯には急に動作が重くなります。この波(オン・オフ現象)に生活リズムを合わせづらいことも、大きな悩みのひとつです。

薬だけでは限界がある理由
西洋医学では、不足したドパミンを補うLドーパという薬物療法が中心となります。薬が効いている間は震えやこわばりがやわらぎ、日常動作がしやすくなります。ただし、これはあくまで一時的な補充であり、神経細胞の死滅そのものを止めるものではありません。
薬の効果が切れれば症状は戻り、長期服用によって効き目の波が大きくなることもあります。現在の医学では「原因を取り除く治療法」はまだ確立されておらず、症状の進行を抑える対症療法が現実です。
だからこそ、薬と並行して体の内側から状態を整える東洋医学の鍼灸が、一つの大きな選択肢になります。

東洋医学から見たパーキンソン病の原因
東洋医学では、人体を支える臓器の働きを「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」として捉えます。この5つがそれぞれ正常に機能し、バランスを保っている状態が「健康」です。どれかひとつが乱れると、全身にさまざまな不調があらわれます。
パーキンソン病においては、五臓の中でも特に「肝」の機能低下が深く関わっていると考えます。
東洋医学でいう「肝」は、肝臓という臓器そのものというより、体内の「気・血・水」がスムーズに流れるよう調節する働き――「疏泄(そせつ)」の役割を指します。この疏泄がしっかり働いていれば、気の巡りが良くなり、それに伴って血の巡りや内臓それぞれの動きも安定してきます。
ところが、ストレスや疲労の蓄積、加齢などによって肝の疏泄機能が低下すると、気の流れが滞り、血液が脳まで十分に届きにくくなります。これがパーキンソン病のさまざまな運動症状の根底にある、と東洋医学では考えるのです。
パーキンソン病の方には、ふくらはぎに強い張りやこわばりが出ているケースがよく見られます。これは体の末端まで気血の巡りが十分に届いていないサインのひとつと捉えられ、その巡りを取り戻すことが症状の改善につながる大切なポイントになります。

当院の鍼灸アプローチ
東洋中村はり灸院では、施術の前に「四診法(ししんほう)」と呼ばれる東洋医学の確認法を行います。脈の状態(脈診)・舌の色や形(舌診)・体の張りやツボの反応などを丁寧に確認し、その方の体全体のバランスを把握します。
そのうえで「経絡治療(けいらくちりょう)」を行います。経絡とは気・血・水が流れる通り道のことで、全身に張り巡らされています。この経絡上にある経穴(ツボ)に、極細の鍼やお灸でアプローチすることで、滞った気血の流れを整え、肝をはじめとする五臓のバランスを整えていきます。
パーキンソン病の方には特に、ふくらはぎ・すねへの経絡へのアプローチを重点的に行いながら、全身の循環状態を整えていきます。使用する鍼は注射針よりもはるかに細く、すべて滅菌済みの使い捨て(ディスポーザブル)です。お灸は国産のもぐさを手びねりしたものを使用しており、熱さや痛みをほとんど感じずに受けていただけます。
鍼灸が初めての方や、過去に怖い思いをされた方も、まずは気軽にお声がけください。

改善の目安と通院ペース
パーキンソン病は長期的に向き合う必要がある症状です。一度の施術で劇的に変わるものではなく、体の巡りを根気よく整えていくことが大切になります。
週1回の通院を基本とし、6〜8回(約2か月)で改善の手応えを感じ始め、3〜4か月の継続で体質から変わってくるのが一般的な目安です。
もちろん、年齢や症状の進行具合、体質によって個人差があります。通院ペースや施術の方向性については、カウンセリングの中でご一緒に確認しながら進めていきますので、まずは一歩踏み出してみてください。

よくあるご質問
Q. 病院の薬を飲みながら鍼灸を受けてもいいですか?
はい、問題ありません。むしろ西洋医学の薬物療法と東洋医学の鍼灸を並行して行うことで、それぞれの良さを活かすことができます。現在の服薬内容についても、カウンセリング時にお聞かせください。
Q. 鍼は痛くないですか?
当院で使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、注射針とはまったく別物です。刺激はごくわずかで、状態に応じて、刺さない鍼を用いた施術も行います。
Q. パーキンソン病が進行している場合でも施術を受けられますか?
はい、受けていただけます。症状の段階や体の状態を確認したうえで、その方に合ったアプローチを行います。「もう遅いかもしれない」と思わず、まずご相談ください。
Q. 家族が付き添いで来ることはできますか?
もちろんです。ご本人だけでなく、ご家族の方にも施術内容や生活上のセルフケアをご説明しています。一緒にご来院ください。
Q. 何回通えばよいか、最初にわかりますか?
初回のカウンセリングで体の状態を確認したうえで、おおよその目安をお伝えしています。ただし経過によって変わることもあるため、施術を進めながら柔軟に対応していきます。

札幌でパーキンソン病の鍼灸なら、まずご相談ください
「薬を飲んでいるけれど、もっと楽になりたい」「体の動かしにくさをなんとかしたい」——そのお気持ちに、東洋中村はり灸院は真剣に向き合います。
LINEから気軽にご相談・ご予約いただけます。症状のこと、鍼灸のこと、どんなことでもお気軽にメッセージください。

初めての方へ
不安なことや現在の状態について、まずはお気軽にご相談ください。

院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。鍼灸師・医薬品登録販売者(国家資格)。
脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。大切にしているのは、コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点です。肩こり・腰痛はもちろん、生理痛や自律神経の乱れ、原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。
