牛乳と体質、東洋医学からみた付き合い方
カルシウムが豊富で体にいいと言われる一方、飲むとお腹の調子を崩す方も少なくありません。牛乳との付き合い方は、体質によって変わってきます。
「体にいいから」と無理に続けるより、ご自身の体質に合った摂り方を知ることが大切です。ここでは、東洋医学からみた乳製品の性質と、体質に合わせた無理のない付き合い方についてご紹介します。
給食や育児情報の中で「牛乳は体にいい」と教えられてきた方も多いのではないでしょうか。一方で、飲むとお腹がゴロゴロする、肌の調子が気になるといった声もよく耳にします。東洋医学では、食べ物や飲み物にはそれぞれ体を温めたり冷やしたりする性質があると考え、同じものでも体質によって合う・合わないがあるとみます。ここでは、乳製品の性質、体質によって起こりやすい反応、そして無理なく付き合っていくための工夫をご紹介します。

東洋医学からみた乳製品の性質
東洋医学の食養生では、食材にはそれぞれ体を温める性質(温性)と体を冷やす性質(涼性・寒性)があると考えます。牛乳をはじめとする乳製品は、体を潤す働きがある一方で、体を冷やしやすく、消化に負担をかけやすい性質を持つとされています。
もともと牛乳は牛の赤ちゃんが飲むための乳であり、人間が日常的に飲むようになった歴史は、お米や魚などに比べると比較的浅いものです。体質によって合う・合わないが分かれやすいのも、こうした背景と無関係ではないと考えられます。
こんな不調がある方は摂り方に注意を
- 冷えやすい
- 胃腸が弱く、下痢や軟便になりやすい
- 肌の調子が不安定になりやすい
- アレルギー体質がある
これらに当てはまるからといって、牛乳を完全に断つ必要はありません。ご自身の体がどう反応しているかに目を向けることが、体質に合った付き合い方を見つける第一歩になります。

牛乳を飲むとお腹の調子を崩しやすい理由
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり、下痢気味になったりする方は少なくありません。乳糖をうまく分解できないことが原因とよくいわれますが、実際には腸内の状態によって同じ方でも消化のしやすさが変わるとも考えられており、体質だけで単純に割り切れるものではないようです。
東洋医学の視点でみると、消化・吸収を担う脾(ひ)の働きがもともと弱い方や、冷えを溜め込みやすい方ほど、乳製品の影響を受けやすいと考えられます。
お腹の調子を崩しやすい方に多い傾向
- 冷たい牛乳を一気に飲むとお腹が痛くなる
- 空腹時に飲むと下痢をしやすい
- もともと胃腸が弱く、冷たいものが苦手
- 肌荒れやアレルギー体質を伴っている

体質に合わせた、牛乳との付き合い方
体質に合わせた工夫を取り入れることで、負担を減らしながら牛乳と付き合うことができます。
負担を減らすための工夫
- 常温や温めた状態で飲む
- 一度に飲む量を少なめにする
- 料理やスープに使い、単体で飲む量を減らす
- 乳製品以外からもカルシウムを補う(小松菜・わかめ・小魚など)
カルシウムは、牛乳以外の食材からも十分に摂ることができます。冷えやすい方、胃腸の調子を崩しやすい方は、牛乳に偏らず、体を温める食材とバランスよく組み合わせていくことをおすすめします。

体質に合わせた食養生のご相談も承ります
食べ物との付き合い方は、体質によって最適なバランスが変わります。東洋中村はり灸院は、国家資格を持つ鍼灸師が東洋医学一筋で施術を行う、札幌の鍼灸専門院です。胃腸の不調・肌の調子・冷えなど、食生活に関するお悩みもお気軽にご相談ください。
初回はカウンセリングに時間をかけ、お体の状態をしっかり把握したうえで施術を行います。LINEからいつでもご相談・ご予約いただけます。

初めての方へ
不安なことや現在の状態について、まずはお気軽にご相談ください。

院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点を大切に、肩こり・腰痛から原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。
