瘀血(おけつ)とは?血の滞りが引き起こす不調|東洋中村はり灸院

札幌 東洋医学専門・日本伝統鍼灸院

瘀血(おけつ)とは、東洋医学が考える「血の巡りが滞った状態」

顔のくすみが気になる、肩こりや頭痛が同じ場所に出る、生理のときに塊が混ざる——それは「瘀血(おけつ)」のサインかもしれません。

血は本来、全身をサラサラと巡り、栄養と潤いを届ける働きを担っています。しかし何らかの理由で流れが悪くなり、体のどこかに滞ってしまう状態を、東洋医学では瘀血と呼びます。血が足りない「血虚」とは別の、血の「質・巡り」の問題です。

瘀血は、生理痛や肩こり、頭痛、肌のくすみなど、一見つながりのなさそうな不調の背景に共通して見つかることがあります。ここでは、瘀血とはどういう状態か、どんなサインがあるのか、当院でのアプローチも含めてご紹介します。

瘀血とは|脈診で全身の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

瘀血は「血の巡りが滞った状態」

東洋医学には「不通則痛(ふつうそくつう)」という言葉があります。巡りが滞っているところに、痛みが出るという意味です。瘀血は、この「滞り」が血に起こっている状態を指します。血液がドロドロと流れにくくなり、体のどこかで塊のように停滞しているイメージです。

台所の排水溝をイメージするとわかりやすいかもしれません。油汚れやぬめりが管の内側にこびりつくと、水量そのものは足りていても流れが悪くなり、あちこちで詰まりや逆流が起こります。血も同じで、量が十分にあっても巡りが悪ければ、栄養や熱が必要な場所に届きにくくなり、体のあちこちに不調が現れやすくなります。

「血虚(けっきょ)」が血そのものの不足を指すのに対し、瘀血は血の「質・巡り」の問題です。血虚と瘀血は併せて起こることも少なくありません。

瘀血とは|腹診でお腹の状態を確認しているようす|札幌 東洋中村はり灸院

瘀血のサインと原因

瘀血は、女性の月経周期とも関わりが深く、婦人科系のお悩みの背景として確認されることが多い体質です。次のようなサインが重なっている場合、瘀血が関わっている可能性があります。

瘀血のサイン

  • 肩こりや頭痛、腰痛など、同じ場所に繰り返し痛みが出る
  • 手足の先が冷えやすい
  • 顔色や唇の色がどす黒く、くまが出やすい
  • 肌荒れしやすく、シミやくすみができやすい
  • 太ももやふくらはぎに赤紫色の細かい血管が見える
  • あざができやすい
  • 寝つきが悪く、眠りが浅い
  • 月経痛が重く、経血に塊が混ざる

瘀血が起こりやすい背景

血の巡りが滞る背景には、いくつかの生活習慣が関わっているとされています。

  • 冷え——血は温かければ巡りやすく、冷えると滞りやすくなります
  • 運動不足——筋肉の動きは血を巡らせるポンプの役割も担っています
  • 精神的なストレス——気の巡りが滞ると、血の巡りにも影響します
  • 偏った食事や睡眠不足——血をつくり、養う力そのものが弱くなります
ポイント 複数のサインに心当たりがある方は、血の巡りという視点から体を確認してみると、理解が深まります。
瘀血とは|手足のツボに鍼をしているようす|札幌 東洋中村はり灸院

鍼灸で血を巡らせるということ

当院の経絡治療では、脈やお腹、舌の状態から血の巡りを確認し、関係するツボに髪の毛ほどの細さの鍼や、じんわりとしたお灸で刺激を加えていきます。血の巡りに関わりの深い「肝」の働きや、血をつくり養う「脾」「腎」の働きを整えることで、滞りを根本から巡らせていくのが当院のアプローチです。

瘀血は、その場しのぎで血行を促すだけでは繰り返しやすい体質です。冷え・ストレス・生活習慣といった巡りが滞る背景ごと整えていくことで、少しずつ体質そのものが変わってくるのが一般的な目安です。

ご自宅でできること

体を冷やさないよう、湯船にゆっくり浸かる習慣をつけることは、血の巡りを助ける身近な方法です。生姜を使った温かい飲み物や、青魚・黒い食材(黒豆・黒米・きくらげなど)を食事に取り入れることも、巡りをサポートしてくれます。適度に体を動かし、同じ姿勢を長時間続けないよう意識することも大切です。

肩こりや頭痛が同じ場所に繰り返し出る方、月経のたびにお悩みが重い方は、瘀血という視点から体を確認してみると、これまで気づかなかった背景が見えてくることがあります。お気軽にご相談ください。

瘀血とは|髪の毛ほどの細さの鍼を用いた施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

繰り返す不調は、血の巡りから見直しませんか

瘀血のサインは、脈やお腹、舌の状態から確認するとより分かりやすくなります。東洋中村はり灸院は、国家資格を持つ鍼灸師が東洋医学一筋で施術を行う、札幌の鍼灸専門院です。肩こり・頭痛・生理痛など、些細なことでもお気軽にご相談ください。

初回はカウンセリングに時間をかけ、お体の状態をしっかり把握したうえで施術を行います。LINEからいつでもご相談・ご予約いただけます。

東洋中村はり灸院(札幌)のご案内

住所
〒005-0004 北海道札幌市南区澄川四条3丁目2-7 Betula澄川
アクセス
地下鉄南北線「澄川駅」より徒歩4分(地図
受付時間
10:00〜20:00/定休日 水曜
料金
初回 5,500円(四診+鍼灸施術)/2回目以降 5,000円(料金の詳細
ご予約
完全予約制。LINEより24時間受付
瘀血とは|経絡治療による鍼灸施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院
瘀血とは|お灸による施術のようす|札幌 東洋中村はり灸院

院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点を大切に、肩こり・腰痛から原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。

LINEで相談・予約する