心とは、血を巡らせ精神活動を
つかさどる働き
動悸がする、眠りが浅い、気持ちが落ち着かない——五臓の「心」の乱れは、こんなサインで現れます。
心は、血を全身に巡らせるとともに、意識・思考・感情といった精神活動をつかさどるとされています。西洋医学の心臓の働きと重なる部分もありますが、それだけでなく「こころ」そのものの状態とも深く結びついています。
ここでは、心がどんな働きを担っているのか、乱れるとどんなサインが出るのか、当院での整え方をご紹介します。

心は「血を巡らせ精神活動をつかさどる働き」
心は、血を全身に送り出すポンプのような働きと、意識・思考・記憶・睡眠といった精神活動をつかさどる働きの、2つの側面を持つとされています。心が満ち足りていると、精神が安定し、よく眠れて、頭もすっきりと働きます。
五行では「火」に属し、季節では夏と対応しています。喜びの感情と結びついていますが、東洋医学では「喜びすぎもまた心を傷める」と考えるのが特徴です。過度な興奮や刺激が続くことも、心への負担になるとされています。

心が乱れると出やすいサイン
- 動悸がする、胸がドキドキしやすい
- 眠りが浅い、夢をよくみる
- 物忘れが増えた、頭がぼんやりする
- 情緒が不安定になりやすい
- 顔が赤くなりやすい
- 舌の先が赤い
- 強い倦怠感や疲労感がある
- 汗をかきやすい

心と、ほかの臓とのつながり
五臓は、それぞれが単独で働いているわけではありません。互いに養い合い、行きすぎを抑え合ってバランスを保っています。心に関わるつながりは、主に次の4つです。
心を養うもの・心が養うもの
肝(木)が心を養います。気の巡りが滞ると、心にも負担がかかります。
心は脾(土)を養います。心が消耗すると、胃腸のはたらきも落ちやすくなります。
心が抑えるもの・心を抑えるもの
心は肺(金)を抑えています。心に熱がこもると、肺が乾き、空咳や皮膚の乾燥として出ることがあります。
腎(水)は心を抑えます。腎が弱ると心の熱を冷ませなくなり、のぼせ・不眠・動悸として現れます。足は冷えるのに顔がほてる、というのはこの状態です。
表裏をなす腑
心と表裏をなす腑は小腸です。飲食物を分ける役割を担い、心の熱が下りると尿の色や量に変化が出ることがあります。
一見かけ離れた場所に症状が出るのは、このつながりがあるためです。当院では、症状の出ている場所だけでなく、どの臓が起点になっているかを脈やお腹から確かめていきます。

鍼灸で心を整えるということ
当院の経絡治療では、脈やお腹の状態から心の働きを確認し、血が不足しているのか、興奮しすぎて落ち着きを失っているのかを見極めたうえで、関係するツボに鍼やお灸を用います。動悸や不眠、物忘れといったご相談でも、心の状態を確認することが多くあります。
日々の過ごし方としては、就寝前の強い刺激(スマートフォンやカフェイン、興奮する出来事)を避け、心を落ち着ける時間を作ることが、心を助ける基本になります。ゆったりとした呼吸や、静かな環境で過ごす時間も助けになります。
動悸や眠りの浅さ、気持ちの落ち着かなさが気になる方は、お気軽にご相談ください。

動悸や眠りの浅さが気になる方は、まずご相談ください
心の状態は、脈やお腹を確認するとより分かりやすくなります。東洋中村はり灸院は、国家資格を持つ鍼灸師が東洋医学一筋で施術を行う、札幌の鍼灸専門院です。お気軽にご相談ください。
初回はカウンセリングに時間をかけ、お体の状態をしっかり把握したうえで施術を行います。LINEからいつでもご相談・ご予約いただけます。

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院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長。鍼灸師・医薬品登録販売者(国家資格)。
脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。大切にしているのは、コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点です。肩こり・腰痛はもちろん、生理痛や自律神経の乱れ、原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。
