食養生とは?東洋医学の食の考え方|東洋中村はり灸院

札幌 東洋医学専門・日本伝統鍼灸院

食養生とは、東洋医学が考える「土地と季節に合わせた食べ方」

何を食べれば体にいいのか——次から次へと出てくる情報に、かえって迷ってしまうことはありませんか。

東洋医学には「食養生(しょくようじょう)」という、食を通して体を養うという考え方があります。カロリーや栄養素の数値だけでなく、住んでいる土地で採れた旬のものを、季節や体質に合わせて食べる——そんな視点を大切にしています。

「一物全体」「身土不二」——聞き慣れない言葉かもしれませんが、どちらも食養生の根っこにある考え方です。ここでは、現代栄養学との視点の違いを整理しながら、食養生の基本的な考え方をご紹介します。

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現代栄養学と食養生、何が違うのか

「健康的な食事」と聞くと、多くの方はビタミンやミネラルといった栄養素、あるいはカロリーやPFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物の割合)を思い浮かべるのではないでしょうか。これは現代栄養学の考え方で、炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルという「五大栄養素」を過不足なく摂ることを軸にしています。

一方、東洋医学の食養生は「食によって体を養う」という、数千年の歴史を持つ考え方です。栄養素の数値だけでなく、「どんな土地で採れたものか」「今の季節に合っているか」「自分の体質に合っているか」という視点を重ねて、日々の食事を組み立てます。同じ食材・同じ栄養素量でも、食べ方や組み合わせ次第で体への働きは変わってくる、という捉え方です。

どちらが正しい、ということではない

どちらか一方が正しく、もう一方が誤っているというものではありません。栄養素という「成分」を見る視点と、土地・季節・体質という「関係性」を見る視点——この2つを組み合わせることで、より自分の体に合った食事に近づいていけると考えられています。

次の章から、食養生の具体的な2つの原則「一物全体」と「身土不二」についてご紹介していきます。

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一物全体と身土不二——食養生の2つの原則

一物全体(いちぶつぜんたい)——ひとつの命を丸ごといただく

ひとつの食材を、余すところなくいただくという考え方です。大根なら葉まで、りんごなら皮ごと、しらすやじゃこのような小魚なら一尾まるごと、といった具合です。一部分だけを切り取っていただくよりも、その食材が持つ性質を丸ごと取り入れるほうが、体にとって偏りのない食べ方に近づくと考えられています。実際、大根の葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれているように、普段捨ててしまいがちな部分にこそ栄養が詰まっていることも少なくありません。

身土不二(しんどふじ)——暮らす土地の恵みを食べる

暮らす土地でとれるものを食べることが、体になじみやすいという考え方です。日本の気候と風土の中で育まれた、その季節ならではの食材は、そこで暮らす私たちの体質にも自然と合いやすいとされています。

船や飛行機で長い距離を運ばれてくる食材が悪いわけではありませんが、育った気候・土壌がまったく違うことは事実です。まずは近くの直売所や八百屋で、その土地の旬のものを手に取ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。

一物全体・身土不二の共通点 どちらも「手を加えすぎず、自然に近いかたちで取り入れる」という発想が土台にあります。丸ごと・地のもの・旬——この3つを意識するだけでも、食養生の実践に近づいていきます。
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季節・体質に合わせて食べるという視点

食養生では、食材にも「陰性」「陽性」という性質があると考えます。陰性の食材は体を冷やして緩め、陽性の食材は体を温めて引き締める働きを持つとされます。例えば夏によく採れるなす・すいかは体の熱を鎮める陰性、冬に旬を迎えるごぼうやれんこん、かぼちゃといった根菜は体を温める陽性——というように、旬のものを選ぶだけで、季節に合った陰陽のバランスを自然と取り入れることにもつながります。

五味と五臓の関係

東洋医学では、酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かんみ・塩辛い味)という5つの味が、それぞれ肝・心・脾・肺・腎という五臓と結びついていると考えます。ただし、どれか一つの味に偏った食べ方を続けると、関係する臓腑に負担をかけてしまうとも言われています。いろいろな食材・味をバランスよく取り入れることが、五臓を労わることにつながります。

食べ過ぎ・偏食も不調のもとに

食養生では、食べ過ぎや偏食、不規則な食事の時間も、体の不調につながる要因のひとつと考えます。忙しい毎日の中では難しいこともありますが、「旬のものを」「なるべく丸ごと」「バランスよく」——この3つを意識するだけでも、体は少しずつ変わってきます。

当院での考え方 当院は鍼灸専門で、漢方は扱っておりませんが、経絡治療のカウンセリングの中で、季節や体質に合わせた食事についてお話しすることもあります。はり・お灸と合わせて日々の食べ方も見直していくと、体質そのものが少しずつ変わってくるきっかけになります。
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日々の食べ方も、お気軽にご相談ください

食養生の考え方は、日々の食事に少しずつ取り入れるだけでも実践できます。東洋中村はり灸院は、国家資格を持つ鍼灸師が東洋医学一筋で施術を行う、札幌の鍼灸専門院です。経絡治療のカウンセリングでは、季節や体質に合わせた食事についてもお話ししています。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

初回はカウンセリングに時間をかけ、お体の状態をしっかり把握したうえで施術を行います。LINEからいつでもご相談・ご予約いただけます。

東洋中村はり灸院(札幌)のご案内

住所
〒005-0004 北海道札幌市南区澄川四条3丁目2-7 Betula澄川
アクセス
地下鉄南北線「澄川駅」より徒歩4分(地図
受付時間
10:00〜20:00/定休日 水曜
料金
初回 5,500円(四診+鍼灸施術)/2回目以降 5,000円(料金の詳細
ご予約
完全予約制。LINEより24時間受付
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院長プロフィール

東洋中村はり灸院 院長 中村麻人

中村 麻人(なかむら あさと)

札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。

脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点を大切に、肩こり・腰痛から原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。

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