白砂糖と体、東洋医学からみた砂糖の摂り方
甘いものが欲しくなる、食べると気分が上がるけれど後でだるくなる——それは、白砂糖の摂り方に理由があるかもしれません。
白砂糖は身近な調味料であるからこそ、体との付き合い方を知っておくことが大切です。ここでは、東洋医学からみた白砂糖の性質と、上手な砂糖との付き合い方についてご紹介します。
お菓子や清涼飲料水、調味料など、私たちの食生活に欠かせない存在になっている砂糖。中でも白砂糖は、その甘さと手軽さから広く使われていますが、摂り方によっては体の冷えや気分の浮き沈みにつながることがあるといわれています。ここでは、白砂糖が東洋医学でどのように捉えられているか、血糖値の変動と気分の関係、そして負担の少ない砂糖の選び方についてご紹介します。

東洋医学からみた白砂糖の性質
東洋医学の食養生では、白砂糖は体を冷やしやすい性質を持つ食品のひとつとされています。精製の過程でミネラルやビタミンといった栄養素の多くが取り除かれ、純粋な甘み成分だけが残った状態になっているためです。
白砂糖の原料であるサトウキビや甜菜には、本来ミネラルが含まれています。しかし、白く精製する工程でその多くが失われてしまいます。栄養バランスを崩しやすいという意味でも、東洋医学では「体に負担をかけやすい甘味」と考えられてきました。
白砂糖の摂り過ぎで出やすいとされるサイン
- 体が冷えやすくなる
- 甘いものを食べても、すぐにまた欲しくなる
- 食後にだるさや眠気を感じやすい
- 肌の調子が不安定になりやすい
甘いものをまったく摂ってはいけない、というわけではありません。まずは「体を冷やしやすい性質がある」ということを知っておくだけでも、摂り方を見直すきっかけになります。

血糖値の変動と、気分の浮き沈みの関係
白砂糖は体への吸収が早く、血糖値を急激に上げやすい性質があります。血糖値が急に上がると、体はそれを下げようとして反応するため、今度は血糖値が急降下し、だるさやイライラ、気分の落ち込みにつながりやすくなるといわれています。
東洋医学では、こうした気分の浮き沈みを「気滞(きたい)」——気の巡りが滞っている状態——のひとつの現れとみることがあります。甘いものでその場の気分を上げようとする習慣が続くと、かえって巡りの乱れを助長してしまうことも少なくありません。
血糖値の乱高下が続くと起こりやすいこと
- 甘いものを食べた直後は気分が上がるが、その後だるくなる
- イライラしやすく、ため息が増える
- 間食の頻度が増え、やめられなくなる
- 睡眠の質が下がったように感じる

負担の少ない砂糖の選び方・摂り方の目安
甘みを完全に断つ必要はありません。選び方を工夫するだけで、体への負担を減らすことができます。
白砂糖の代わりに取り入れやすい甘味
- きび糖・黒糖——ミネラルが残り、白砂糖ほど精製されていない
- てんさい糖——体を冷やしにくいとされる甘味料
- メープルシュガー——自然な甘みと栄養素を含む
これらは白砂糖に比べて精製度が低く、素材に近い栄養素が残っているのが特徴です。すべてを置き換える必要はありませんが、日常的に使う調味料から少しずつ見直してみるのもよいでしょう。
甘いものとの付き合い方は、我慢するよりも「選び方」と「量」を意識することが長続きのコツです。ご自身の体調と相談しながら、無理のない範囲で取り入れてみてください。

甘いものとの付き合い方も、お気軽にご相談ください
気分の浮き沈みや冷え、肌の調子など、食生活に起因する不調は少なくありません。東洋中村はり灸院は、国家資格を持つ鍼灸師が東洋医学一筋で施術を行う、札幌の鍼灸専門院です。日々の食養生のご相談も承っております。
初回はカウンセリングに時間をかけ、お体の状態をしっかり把握したうえで施術を行います。LINEからいつでもご相談・ご予約いただけます。

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院長プロフィール

中村 麻人(なかむら あさと)
札幌「東洋中村はり灸院」院長・鍼灸師。
脈・腹などから全身の状態を見立てる伝統的な手法を軸に、その方に合ったはり・お灸を組み立てています。コリや痛みを引き算のように取り除くのではなく、足りない力を補って立て直すという視点を大切に、肩こり・腰痛から原因がはっきりしない慢性的な不調まで、体質そのものから整えることを目指してはり治療を行っています。
